もうすぐ6月議会 問われる市の姿勢   

 5月17日、市議会で議案説明会がありました。6月議会(第2回市議会定例会)には、図書館に指定管理者制度を導入するための議案が提出されること、初日には市長報告(コンパクトシティ構想を市長がとり下げるかどうか)が行なわれること、またみなみ保育園の法人選定結果についても初日に報告されることなどが説明されました。
みなみ保育園の民営化 経過説明もないまま突然、法人選定結果の報告とは
 3月にみなみ保育園民営化の法人選定委員会は終わっているのに、現時点までまったくお知らせもない。選定委員会の会議録も公表されていない。法人の決定が難航しているとしか思えないが、経過説明も何もないまま、突然初日に報告をするというのはおかしいのではないか。保護者の方々は、2カ月にわたり、何も知らされずに放置されている状況で、不信はさらに募っているのではないか…。
 そんな思いから、法人が決定しなくても行政報告はやるのか、それ以前に説明は行なわないのか、と質しました。担当部長は、行政報告には間に合わせる、経過説明はできればやりたい…と。なんとも納得いきませんが、部長が答えているそばで、人ごとのようにしている(と私には見えてしまう)市長の姿勢に言葉を失います。
あまりにも無責任ではないのか
 そもそも、市長が、3月に法人を決めないといけない、と急がせて、大変窮屈な日程で選定委員会は行なわれたのです。にもかかわらず、受託法人決定が遅れ、もう5月後半です。そのことのおわびも説明もない…。あまりにも無責任ではないでしょうか。このような状態で、本当に民営化をすすめようというのでしょうか。あらためて、根本問題が問われていると私は思います。
議会運営委員会の会議録をネットで検索できるように、と提案
 議案説明会後に代表者会議が行われ、議会運営委員会の会議録をネットで検索できるようにすることを提案しました。これについては、今後実施をしていくこと、現在議論している議会運営にかかわる諮問事項についての答申を載せること、が確認され、よかったです。開かれた議会へ、一歩一歩進めていきたいです。

図書館問題学習会
 写真は、5月17日夜に行なわれた「図書館問題学習会」の様子です。幅広い市民の方々の参加で、熱気にあふれました。私たち共産党市議団4人も参加して、指定管理者制度の問題点やそもそも図書館はどういう役割をもっているのか、学びました。(講師は、長く公立図書館の館長さんも勤めてこられた大澤正雄先生です)
もうすぐ6月議会 問われる市の姿勢_b0190576_16323237.jpg

by hara-noriko | 2012-05-19 16:32 | 市政報告 | Comments(0)

<< 生活保護を考える 通学路の安全対策を緊急に申し入れ >>