祖母の戦争体験に思う   

 久し振りのブログになってしまいました。先週、三日間ほど実家(川崎)へ行ってきました。97歳になった祖母に、「今日は終戦記念日だね」というと、「ああ、今日?」と。そして、戦争中、教員だった夫(祖父・すでに他界)と一緒に「朝鮮に行っていた」と、そのときの話をしてくれました。
 祖母の話の中心は、現地の人から親切にしてもらったことでした。「いっぱいおかずをもってきてくれるんだけど、どれもとても辛くて、水で洗って食べていた。『内地の奥さんは、一番おいしいところを洗い流している』と言われた」「ここに残って暮らしたらいいのに、と言われた」など。
 本当はたいへんな苦労もあったと思いますし、現地の人の見方はとても厳しかったのでは、と想像します。でも、祖母が「親切にしてもらった」と感じていることもまた本当のことなんだと思います。あらためて、日本政府として、アジア諸国への「加害」の反省を明確にすることが大事だと実感しました。
 しかし…。安倍首相は、昨年につづき、アジア諸国への「加害」の反省も、「不戦の誓い」も表明しませんでした。そのうえ、靖国神社に玉串料を奉納しました。過去の戦争を反省出来ない人に、平和は守れない…。安倍政権は一日も早く退場してもらわなければと思います。

  コサギ(黒目川)
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by hara-noriko | 2014-08-18 03:57 | 日記 | Comments(0)

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