医学博士、藤井輝明先生のお話に胸打たれ   

学校一斉公開日の講演会で
 11月7日、学校一斉公開日。今年は、小山小学校へうかがい、医学博士の藤井輝明先生による講演会に参加しました。
 一度、直接お話しを聞いてみたい、と思っていました。藤井先生は、海綿状血管腫という難病のため、顔の半分が赤く腫れています。2歳の時に発症したそうです。それ以来、偏見・差別・いじめなど大変な苦労をしながらも、「絶対に自分の味方」であるご両親の愛情にしっかりと支えられながら成長し、自分と他者を大切にする前向きな生き方を貫いてこられています。そのお話しは胸を打つものでした。
道徳で大事なのは生き方を学ぶこと
 道徳の教科化についても触れながら、本来、道徳で大事なのは生き方を学ぶこと、という考えを話されました。天皇制や軍国主義を賛美する、というようなことではないんだとも。また、昔と比べ、学習すべき内容が難しく、ボリュームもあるなかでの子どもたちの大変さ。先生方の多忙さ。などにも触れられ、子どもと先生を応援していく大事さ、地域のネットワークづくりを強調されました。
いじめは見ようとしないと見えない
 強く印象に残ったのは、保護者の方の「(藤井)先生がいじめにあったときの学校の先生の対応はどうだったのか」という質問についての先生のお話しです。「担任の先生は一生懸命対応してくれたが、ふざけているだけ、といういじめっ子の言葉を信用して、逆に自分が怒られてしまった。いじめは見ようとしないと見えない。いじめなんかない、という目でみたら見えない」と、最近も起きている痛ましいいじめ自殺にも触れながら話されました。とても大事なことを学びました。
先生から元気をもらいました
 今回、藤井先生は、1・2年生向け、3・4年生向け、5・6年生向けの授業もおこなったうえで、私たち大人にも話してくださいました。すごいエネルギー! ニコニコとやさしく明るく話す姿勢に、元気をもらいました。企画してくださった小山小学校にもお礼を言いたいです。ありがとうございました。

飛び立つアオサギ(黒目川)
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by hara-noriko | 2015-11-09 23:54 | 活動日誌 | Comments(0)

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