市民連合 佐藤学さんから学ぶ   

東久留米九条の会が講演会
 8月3日夜、東久留米九条の会主催による、佐藤学さん(学習院大学教授・東京大学名誉教授)の講演会へ。タイトルは、「市民連合のこれから―どうなる日本? 平和と民主主義をあきらめない」。「安全保障関連法に反対する学者の会」発起人。そして、「安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合」呼びかけ人として、選挙中、全国をかけめぐった佐藤先生の話が聞ける、と楽しみに参加しました。参院選・都知事選が終わり、まさにタイムリー! 学ぶことが多く、とても有意義で元気をもらいました。
地元で話ができて「うれしい」と
 佐藤先生は、東久留米市在住。司会の方とは子育て仲間。「なかなか、地元で話す時間がとれなかったが、今日は機会をいただいてうれしい」と話し、講演が始まりました。
都知事選、参院選
 都知事選の問題では、「統一候補は実現したが、共闘は実現したか?」「劇場型選挙にどう対抗するのか?」と問題を投げかけられました。
 また参院選では、1人区すべてで共闘が実現し、11の選挙区で勝利したことは大勝利だと強調され、それぞれの地域での共同の広がりや課題をリアルに話してくださいました。
今後も1人区での共闘は続く
 印象的だったのは、民進党の新しい代表が誰になろうと、今後も1人区での共闘は続く…それしかない、と。また、改憲勢力が3分の2を占めたといっても、以前は8割は改憲派だったところを、安保法制の強行により、「立憲主義を取り戻そう」ということが一致点になった。ここまでおしかえしてきた、と。九条の会がじわじわと広がっていった意義にも触れられました。
いっそう重要になる市民と野党の共同
 佐藤先生は65歳とのこと。「墓場まで行く間に、このままの社会を子どもたちに引き継げるか、という一心でやっている。四十数年間、日和ってきたからね。もう今怖いものはないんですよ」と笑わせました。
 ふたつの選挙を通じて、いっそう市民と野党の共同が重要になっている、衆院選での野党共闘が大事、と語られ、とても説得力がありました! また、うれしく思いました。共産党も役割を果たせるよう、さらに努力していかないと。頑張りたいと思います。

参考情報
 安全保障関連法に反対する学者の会
 安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合

ベニシジミ(東久留米市内)
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by hara-noriko | 2016-08-04 22:34 | 活動日誌 | Comments(0)

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