12月議会最終日に起きたこと   

本会議は夜11時半近くまで
 12月22日、12月議会最終本会議は、夜11時半近くまでかかりました。そのうち、夜7時半すぎまで、ひとつめの議案で…。
民間保育園予定地だった土地をめぐる問題で
 市長から追加提出されたこの議案は、本町の民間保育園予定地だった土地をめぐる問題です。
 この土地は、もともと市が自転車駐車場として地主さんからお借りしていましたが、ここに保育園を建てたい、との申し出があり、来年4月から開設するとのお話しでした。しかし、8月末に地主さんが断念されて、保育園設置はとん挫。9月議会では、それで話は終わったとのことでした。
 この土地は、今はまだ自転車駐車場の工作物などが残っていて、それは、保育園建設の折に撤去することになっていたそうです。撤去の予算は今年度計上されています。それまでは、そのままでいいと市と地主さん側で口頭で約束していたそうです。保育園としての活用がなくなったことから、地主さんからは、改めて自転車駐車場として再び活用してもらえないか、と市に申し入れがありました。できない旨を返答したところ、今度は内容証明郵便が送られてきた。できない理由の説明を求めているもので、市として文書で回答。そして、話し合いも行われたとのこと。
694万2000円を市が支払うことになった、と
 地主さんは、自転車駐車場として無理であれば、畑に戻すとのこと。市としては、弁護士相談も行い、対応を検討。その結果、土地借り上げ料、撤去工事費用、補償金、合計694万2000円を市が支払うことになったと。それを補正予算として認めてほしい、という内容の議案です。当初予算の400万円余りの撤去工事予算とあわせると、1000万円を超える支出になります。
重大な案件を最終日即決で出してくる市の姿勢
 共産党市議団としては、議会運営委員会、本会議を通じて、4人全員質問し、さまざまな角度から検討しました。こんな重大な案件を最終日即決で出してくること自体大問題です。そして、さまざまなことが、地主さんと文書をとりかわすことなく進められてきたことも重大です。そして、新たに700万円近い市民の税金を支出することについて、本当に妥当なのかどうか、よくよく検討しなければ簡単に賛否は出せません。
支払いが必要だと判断した根拠を示すよう資料要求
 私は、この案件は、下手をすると地主さんの都合に市が合わせた、ともとられかねない危うさをもっていると感じました。少なくとも、市が支払いが必要だと判断した根拠を示すべき、と弁護士相談の記録を資料請求しました。メモしかない、ということでそのメモが提出されました。ところが、そうした相談も職員まかせ。理事者は関与していないのです。それに、こういう資料さえも、議会側から要求されてようやく出てくる…。今回の案件は、裁判などが行われた結果、市として対応するというものとは違うので、より説得力ある資料などが必要です。議会に提出されたものはあまりに少なく、不十分といわざるをえません。
資料が出てくるまでの時間が異常に長く
 そして…、私が要求した資料が出てくるまでの休憩が異常に長く、抗議したところ、実はその間、「私のほうでさまざま調整が必要だった」と市長。私ももちろんそうだろうとは思っていましたが、「私の資料のための若干の休憩」を利用して延々と調整している、そのことを市長から説明もない…。それは問題だと指摘し、市長からおわびの発言がありました。…しかし、その後も、他の議員の質問に対しても多くの答弁を職員が行い、そこは市長が責任者として答えなければ、ということでも積極的に答える姿勢があまりみられませんでした。
補正予算案採決後、市長が陳謝
 そして、自民党の野島幹事長からの質問に答えるなかで、市長から「陳謝をしたい」との発言が唐突にありました。議案(補正予算案)採決後、市長陳謝が行われました。今議会は、他の議案でもミスがあり、議決後に訂正をするなどのこともありました。それも含めての陳謝となりました。しかし、それが夜7時半ごろのことです。朝から延々とこの議案で議論してきて、市長はそれまでことの重大性に気づかなったのでしょうか。このほかにも、突然、男女平等推進センターが借りられなくなり、庁舎内に移転するという問題が起きたり…どうなっているのか、ということが多々おきた議会でした。
市の無責任さが招いた問題
 議案に対して、共産党、市民自治フォーラム、久留米ハートネットは反対しました。
 私は、根本的には、市の無責任さが招いた問題だと思います。保育園計画がとん挫したときも、民民のこと(地主さんと保育事業者)だから関係ない、と感じとれる市の姿勢でした。改めて、市が責任をもたない、民間にただお願いしていくという行政運営ではだめだとはっきりしたのではないでしょうか。
「保育園民間化」計画は撤回すべきです
 こう考えると、民間がどんどん保育施設をつくってくれればいい、だから公設公営園はなくしてもいい、という「保育園民間化」計画はやはり撤回すべきだと強く思います。

ジョウビタキ
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by hara-noriko | 2016-12-23 21:13 | 市政報告 | Comments(3)

Commented by makim at 2016-12-26 00:57 x
こんばんは。
2点質問させていただいてよろしいでしょうか?

・保育園建設ができなくなった予定地を自転車駐輪場として引き続き活用することについて、市はなぜできないと言っているのでしょうか。
・仮に、保育園予定地を自転車駐輪場として引き続き活用することになっていたら、市の700万円の支出はなかったはずという理解でよいのでしょうか。

答えにくい質問でしたらすみません。
Commented by 原のり子 at 2016-12-26 11:56 x
ご質問、ありがとうございます。

1点目。すでに、代替え施設として、今年の4月から、市営西第10一時利用自転車駐車場を設置しているため。

2点目。700万円のうち、441万円余りが、原状復帰(畑に戻す)のための費用です。これは基本的には必要なくなります。ただ、工事期間中の土地借り上げ料(69万円余り)は、いずれにしても必要ではないかと。あとは補償金(184万円)を5月までさかのぼって8か月分、としていることについての考え方ですね。弁護士見解は、賃貸借契約が終了した5月以降も、市の施設が当該土地にあったため支払い義務が生じると考える、とのことですが、また駐輪場として使うとなったときにはどうなのか、についてはわかりません。

以上です。
Commented by makim at 2016-12-27 01:22 x
ありがとうございました。
よくわかりました。

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