本会議一般質問(2)市民の声を無視した公立保育園全廃計画   

 3月9日、東京・東久留米市議会本会議で一般質問に立ちました。特別支援教育、保育、障害福祉、情報公開の4つの柱で質問しました。その内容を3回に分けてお伝えしています。2回目は、通学路の安全対策と保育行政についてです。

もうすぐ新1年生が入学 急がれる通学路の安全対策
 通学路の安全対策についてうかがいます。まもなく、新1年生が入学します。改めて、危険個所の対策を早急に求めます。これまで何度かとりあげ、また、担当課においても足を運び現場を確認し、一定の改善がはかられていますが、状況の変化などもあり、抜本的な対策が必要と考える場所についてうかがいます。
 ひとつは、旧市役所通りの第一小学校の通学路、パチンコ店付近です。
 もうひとつは、小山通りの第三小学校の通学路、仮称おひさま保育園付近です。
 両方とも、交通擁護員が必要だと考えます。検討状況をお聞かせください。

共産党は公立保育園全廃計画の撤回を求めてきた
 「東久留米市保育サービスの施設整備・運営及び提供体制に関する実施計画」の改訂についてうかがいます。
 この実施計画は、突然、昨年の3月に出されました。待機児解消の計画とともに、公立保育園を全廃する計画をもりこんでおり、共産党市議団としては、公立保育園全廃計画を撤回することを強く求めてきました。
計画の見直し 市民の意見に耳をかさないままでいいのか
 このたび、昨年9月に本町に予定されていた民間保育園の新設がとん挫し、さらに市長は、しんかわ保育園の廃止の時期を1年延ばすとしたことから、実施計画は見直すことになりました。それならば市民や保護者参加のもと見直しを、と求めましたが、いっさい耳をかさず、庁内で改訂をおこないこのたび発表されたと認識しています。改めてうかがいますが、本当に市民意見は全く聞いていないのでしょうか?
保育を民間に委ねる市の方針に展望があるといえるのか
 保育のふたつめとして、市は、今回の実施計画改訂にあたって基本的な考え方は変わっていない、といいます。つまり、公立保育園は全廃して、市の保育行政は民間に委ねようという方針である、ということですが、この方針に展望はあるのでしょうか。
 2004年に当時の国立病院の院内保育所全国120カ所を一手に受託したピジョンが、来年度末に撤退するということになったと報道されています。また23区では、株式会社も含め、認可保育所運営に手を挙げる事業者が激減しているという悲鳴もあがっています。市としては、こういう状況のなか、民間化に展望があると考えているのかうかがいます。
待機児の状況は?
 保育の3つ目として、待機児の状況についてうかがいます。市のホームページに、1次申し込み、2次申し込みのそれぞれの状況の表が示されています。来年度当初も、相当数の待機児になるのではないでしょうか。そして、3歳で入れない人が出るのではないでしょうか。うかがいます。また、そのなかで、小規模保育などの2歳までの保育園を卒園して、3歳児で入れないという人がいないかどうか、お聞きします。

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by hara-noriko | 2017-03-10 22:51 | 市政報告 | Comments(0)

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