演説会での訴え(1)共同を広げて勝ち抜く
2017年 05月 21日
東久留米市の保育園に子どもが通う大津聡子さん、清瀬市で戦争法廃止をめざして運動している無党派の山田輝世さん、お二人のスピーチに感動し、勇気をいただきました。笠井亮政策委員長(衆院議員)、宮本徹衆院議員は、世界の動き、国政・都政の現状、日本共産党の役割を縦横に語ってくれました。できる限り紹介していきたいと思います。
まずはじめに、私のスピーチを2回に分けてお読みください。
安倍政権による9条改憲 ストップさせるのは今
きょう、どうしてもいいたいことがあります。それは、「共謀罪」法案の強行採決(19日、衆院法務委員会)に強く抗議し、必ず廃案に追い込むということです。私も19日の夜、国会正門前に駆けつけました。清瀬・東久留米地域のみなさん何人もの方とお会いしました。こんな法律を絶対に通すわけにはいきません。
「共謀罪」は、2人・3人と集まって話し合っていることをよからぬことを企んでいると決めつけて罰することが可能になる、メールやラインなども監視が可能になる、全国民が対象になることが明らかになっています。ものをいわせない社会、互いに監視しあう社会になってしまう。まさに現代版治安維持法です。
これを通して、さらに安倍首相は、2020年に日本を生まれ変わらせると憲法9条を変える、自衛隊を明記することまで言っています。この流れにストップをかけるのは、まさに、今です。
都議選で安倍政権退場の審判を下しましょう
とても心配なのが、こうしたなかで子どもたちの教育がゆがめられていくことです。すでに、安倍内閣は、教育勅語を憲法・教育基本法に反しない限り教材として使ってもよいとの閣議決定まで行いました。こんな政権はこれまでにありません。国会でも排除の決議がされている教育勅語をもちだすなど、許されません。平和で安全な社会のなかで子どもたちに育っていってほしい。二度と若者が戦争で命を奪われるような社会にしない。そのことを強く思っています。
命と平和を守ることが、政治でもっとも大事にしなければならないことです。今度の都議選で都政刷新、そして安倍政権退場の審判を下したい。そのためには、この2人区で、必ず風穴をあける必要があります。そして、それはできると思っています。
一致点で力を合わせる大事さ―農業委員の経験から
私は、市議1期目のときに4年間、議会選出の農業委員を務めました。地元でもなく、農業にまったくの素人である私が、市議選候補者として活動するなかで、この地域の都市農業の果たしている役割に感動し、農業委員になりました。
しかし、最初の会合で席に座ったとたん、「素人に来てもらってもこまるんだよなあ」といわれてしまい、その場はシーンと凍りつきました。でも、たしかに、「自分は素人だなあ」と思い、自己紹介のときに「素人ですが、消費者として都市農業は大切だと思っているので勉強しながらがんばります」とあいさつしました。
農業委員会とは別の大きな農業団体の総会に出たときに、「都市農業は、女性や若い人、消費者などに応援してもらうことが大事だ」という趣旨のあいさつをしてくださった方がいて、私も輪に入れてもらえたように感じました。そして、このときから、農家に行っていろいろなことを教えてもらいました。市場までついていったり、農業委員会で議論して生分解マルチシートへの助成を実現するために、超党派でのとりくみをすすめたり、かけがえのない経験をさせていただきました。
考えや立場が違っても、一致点で力をあわせる大事さをこの4年間で学び、それが私の議員活動のベースになっています。
良心的保守の方たちの期待に全力で応えたい
今回、多方面の方々のご尽力により、「都市農業への思い」というリーフが完成しました。ブログからもご覧いただけますので、ぜひご覧ください。実は、ある農家の方が「カンパするからカラーに」と助言してくださり、カラー版ができ配布までしてくださっています。この場をお借りし、お礼を申し上げます。
私は、みんなの輪に入れてくれた恩人の農業者の方に、リーフ作成途中で相談に行きました。素人なのに、「トラクターの横に立っている写真で大丈夫ですかね」「こんな風にエピソードを書いているけどどうでしょうか」と。するととても喜んでくださり、18年前と同じように、「素人だからいいんだよ。都市農業は素人に応援してもらわないと生き残れないんだから」といってもらえて、ほっとしました。「こんどは原さんを応援してやってくれ」と周りの方に声をかけてくださっていることも知り、感動しました。
ただ、単純ではありません。良心的な保守の方々は、すでに自民党から心が離れている方も多く、共産党を応援してくださる方もいるのですが、今回、都民ファーストの出現で自民党を見限ってそちらから出るのか、という見方もあるからです。
「戦争だけは絶対やってはだめだ、という保守なんだ」とおっしゃるこの恩人は、「安倍政権はだめだ」「石原都政時代に戻ってはいけない」「小池知事がどうがんばるかは未知数」など、いろいろなことを話してくださいました。こういう方々が、だからこそ、こんどは原のり子、と思っていただけるようにがんばりたい。
力を合わせて政治を変えていきましょう
厳しい選挙戦ですが、こうした良心的な保守の方々、また、無党派のみなさんとも力をあわせれば、必ず勝ち抜けると確信しています。今日、足を運んでくださったみなさん、どうか、力をおかしください。大きくご支援の輪を広げていただけますよう、心からお願いします。
そのために私自身、がんばりぬきます。都議選で勝利することができれば、必ず衆院選につながります。宮本徹衆院議員を押し上げることができます。そして、年末の東久留米の市長選にもつながります。力をあわせて政治を変えていく、そのために全力を尽くします。
都政に挑戦 原のり子スピーチ1
「2人区から風穴あける 歴史を後戻りさせない」
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都政に挑戦 原のり子スピーチ2
「自己紹介 『都政の壁』を破る」
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都政に挑戦 原のり子スピーチ3
「豊洲移転は中止を 築地の再整備こそ」
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都政に挑戦 原のり子スピーチ4
「日本共産党とご一緒に政治を変えよう」
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by hara-noriko | 2017-05-21 22:30 | 東京都政 | Comments(0)