多摩地域の小児医療充実へ
2018年 07月 19日
都議会本会議の一般質問で取り上げる
お手元にカラーのリーフ「こんにちは原のり子です」というのがあると思います。ここでその一端をまとめました。文字が多いのですが、お時間があるときにぜひ、読んでいただきたいと思います。
3月の予算議会で本会議の一般質問に立ちました。みなさんからうかがってきたこと、一緒に運動してきたことをしっかり取り上げたいと思って、多摩地域の小児医療充実の問題を取り上げました。
不足している多摩地域の小児医療や周産期医療
2010年に清瀬小児病院がなくなってから、医師会の先生たちや多摩北部医療センター(東村山市青葉町。東村山市・清瀬市・東久留米市・小平市・西東京市を中心とした北多摩北部地区の中核病院)、公立昭和病院(小平市花小金井)などなど、みんながんばっているんですけれども、多摩地域は小児医療や周産期医療(周産期=妊娠22週から出生後7日未満までの期間)が不足しています。
足りない象徴が新生児集中治療室(NICU)
都知事は「多摩の周産期医療体制の充実を図る」と答弁
そのいちばんの象徴が、新生児集中治療室(NICU)です。出生1万人当たり30床なければいけないのですが、多摩地域は22床です。23区は30床を超えています。これは明らかな格差なので、「改善してほしい」と質問しました。
小池知事の答弁は、「多摩の周産期医療体制の充実を図る」という趣旨でした。なんてことのない答弁と思われるかもしれませんが、「多摩の周産期医療」と多摩を限定した答弁は初めてです。とても重要で、今後の運動の足がかりになると思っています。
一般質問で取り上げたなかには、小さい子、とくに5歳以下のお子さんたちの骨折を診てくれる病院がない、という問題もあります。地域の方からたくさんの声をうかがいました。みんな府中市にある小児総合医療センターまでまわされているんですね。多摩北部医療センターで小児の骨折を診られるようにしてほしい、と質問しました。これについては、まだ確約はありませんが、前向きに検討されています。現場の実情もうかがいなから、実現したいと考えています。
清瀬小児病院の廃止問題は終わっていない
「清瀬小児病院の廃止問題は終わっていない」。これは、昨年7月の都議選で私が訴えた柱の1つです。この「終わっていない」問題をどうしても解決したいという思いで質問しました。みなさんの運動や後押しがあって、少しずつですが前進する方向になっていることを確信にして、ご一緒に声をあげていきたいと思います。
街頭でもカラーリーフを紹介しながら訴えています
リーフを配布してくださる党後援会の女性
by hara-noriko | 2018-07-19 00:00 | 都政報告 | Comments(0)