多摩地域の小児医療充実へ   

 東京・東久留米市で開かれた「原のり子 都政報告&トーク集会」(7月14日)から、私の報告を順次紹介しています。4回目は「多摩地域の小児医療充実へ」です。3回目で取り上げた子ども医療費無料化と合わせ、多摩格差解消にむけた取り組みの1つでもあります。

都議会本会議の一般質問で取り上げる
 お手元にカラーのリーフ「こんにちは原のり子です」というのがあると思います。ここでその一端をまとめました。文字が多いのですが、お時間があるときにぜひ、読んでいただきたいと思います。
 3月の予算議会で本会議の一般質問に立ちました。みなさんからうかがってきたこと、一緒に運動してきたことをしっかり取り上げたいと思って、多摩地域の小児医療充実の問題を取り上げました。

不足している多摩地域の小児医療や周産期医療

 2010年に清瀬小児病院がなくなってから、医師会の先生たちや多摩北部医療センター(東村山市青葉町。東村山市・清瀬市・東久留米市・小平市・西東京市を中心とした北多摩北部地区の中核病院)、公立昭和病院(小平市花小金井)などなど、みんながんばっているんですけれども、多摩地域は小児医療や周産期医療(周産期=妊娠22週から出生後7日未満までの期間)が不足しています。

足りない象徴が新生児集中治療室(NICU)

都知事は「多摩の周産期医療体制の充実を図る」と答弁
 そのいちばんの象徴が、新生児集中治療室(NICU)です。出生1万人当たり30床なければいけないのですが、多摩地域は22床です。23区は30床を超えています。これは明らかな格差なので、「改善してほしい」と質問しました。
 小池知事の答弁は、「多摩の周産期医療体制の充実を図る」という趣旨でした。なんてことのない答弁と思われるかもしれませんが、「多摩の周産期医療」と多摩を限定した答弁は初めてです。とても重要で、今後の運動の足がかりになると思っています。
 この質問をしたあとに、NICUが足りないから八王子市や町田市の人たちが昭和病院まで来ている、という指摘をいただきました。NICUの充実は待ったなしの課題です。

小さい子の骨折を診てくれる病院がほしい
 一般質問で取り上げたなかには、小さい子、とくに5歳以下のお子さんたちの骨折を診てくれる病院がない、という問題もあります。地域の方からたくさんの声をうかがいました。みんな府中市にある小児総合医療センターまでまわされているんですね。多摩北部医療センターで小児の骨折を診られるようにしてほしい、と質問しました。これについては、まだ確約はありませんが、前向きに検討されています。現場の実情もうかがいなから、実現したいと考えています。

清瀬小児病院の廃止問題は終わっていない
 「清瀬小児病院の廃止問題は終わっていない」。これは、昨年7月の都議選で私が訴えた柱の1つです。この「終わっていない」問題をどうしても解決したいという思いで質問しました。みなさんの運動や後押しがあって、少しずつですが前進する方向になっていることを確信にして、ご一緒に声をあげていきたいと思います。

私の一般質問全文は、答弁と一緒に こちら からご覧いただけます


たくさんの方に参加していただいた「都政報告&トーク集会」
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街頭でもカラーリーフを紹介しながら訴えています
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リーフを配布してくださる党後援会の女性
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これが配布中のリーフです
全文は こちら からご覧いただけます
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「原のり子 都政報告&トーク集会」
7月22日(日) 午後2時開会
会場は東部地域センター 地図は こちら から
東久留米市大門町2-10-5 東部図書館と併設
東久留米駅東口からまっすぐ約800m
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by hara-noriko | 2018-07-19 00:00 | 都政報告 | Comments(0)

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