<   2012年 06月 ( 8 )   > この月の画像一覧   

みなみ保育園に関わる請願は採択すべきだ   

 6月議会には、市立みなみ保育園にかかわる請願が6件提出されました。私は本会議で請願の採択を求めて討論に立ちました。その内容を紹介します。請願は、反対多数で不採択とされました。

 私は、日本共産党市議団を代表して、
24請願第26号 みなみ保育園の廃園撤回及び公立保育園の存続を求める請願、
同36号 待機児童を解消するために認可保育園の増設を求める請願
同37号 公立保育園の存続を求める請願
同39号 市民参加で保育行政のあり方の検討を求める請願
同41号 市の無責任な公立保育園民営化計画の見直しと公立みなみ保育園の存続を求める請願
同42号 公立みなみ保育園に正規看護師・栄養士のや配置を求める請願
 以上、6件の請願は、採択すべきとの立場から討論いたします。
無責任な民営化はすすめるべきではない
 請願第41号にあるように、そもそも、みなみ保育園民営化は、市民合意がないまま強行されており、公募要項も父母への説明とは食い違いがあり、法人選定委員会も非常に短期間での実施でした。そして、選定結果や内容についての情報公開は2カ月もの間いっさい行われませんでした。このような無責任な民営化はこのまま進めるべきではありません。と請願は述べています。まさに、この間の問題を的確に指摘しています。
選定1位の法人が辞退したわけは
 さて、そのうえで、6月1日の行政報告で明らかになったように、選定委員会で第1位の法人は辞退をし、第2位の法人に決まったとのことです。選定委員会が終わってから2カ月も経っての報告です。
 1位の法人は、選定結果の通知を受けてから、1か月余りも保留をしたあげく、辞退をしていたのです。また、1位の法人がなぜ辞退したのかもはっきりせず、報告に対する質疑のなかで、財政上の理由だと述べられました。そうであれば、その法人は、そもそも応募資格がなかったのではないでしょうか。それを市が見逃したのだとすれば、選定の前提が崩れることになるので、選定はやり直すべきでしょう。そうではなく、すべて法人の責任であるというのであれば、きちんとペナルティを課すべきです。
保護者の不安は増すばかり
 さらに、問題が深刻であることが明らかになったのは、5月26日の保護者説明会の内容です。市長は、行政報告以上に、法人の辞退の理由を踏み込んで説明し、さらに、選定の辞退などは往々にしてあること、と保護者に説明していたのです。保護者の不安はさらに大きなものとなっていることが、保護者のみなさんの指摘により明らかになりました。このことについては、きょう提出された説明会の記録を読んだうえで、改めてきちんと質問したいと思います。
子どもや保護者を置き去りにする市長の姿勢
 私は、情報公開という点でも、市の姿勢には大きな問題があると指摘しておきたいと思います。
 まず、6月1日の行政報告時点で、選定結果の資料や選定委員会の会議録は何も公開されていませんでした。また、6月8日の私の一般質問では、会議録を使って質問する予定でしたが、そのときにも会議録は提出されませんでした。ようやく、12日の厚生委員会前に提出するとなりましたが、前日の4時過ぎに配布され、翌日の朝には部分差し替えもありました。私は、きちんと資料を整えて次の議会で報告し直すべきではないか、と提起しましたが、市長は譲りませんでした。ただただ民営化をすすめたいのか、子どもたちや保護者をおきざりにするその姿勢に、本当にがっかりしました。
根本にある市長の公約違反
 私は、やはり根本には、市長の公約違反の問題があると思います。市長は、みなみ保育園の民営化をするといって当選した市長ではありません。今後の保育行政については、市民参加で検討していく、と約束していたのです。しかし、それをやらずにみなみ保育園民営化をすすめている。これは明らかに公約違反なのです。そのことをお詫びするわけでもなく、当然のことのように進めるその姿勢が、不信を大きくしているのです。
市長の行為にも誤りが
 しかも、個人情報保護条例の遵守を求める陳情がだされ、保護者が知らせていない個人の電話番号を使って、市長が保護者の携帯電話に直接電話をしていた問題についてきちんと解決されていないことも明らかになりました。
 本来、電話番号という個人情報が本人の同意なく市長に伝えられ、それを使って市長自らが電話するということは、間違った行為ではありませんか。それを認めないまま、不安を与えてしまった、と結論づけている。5月26日の説明会での発言も、誤解を与えてしまった、ということをおわびしている。つまり、自分の行為は間違いではなく、しかし、相手は誤解した、と相手の問題にしてしまっているのです。だから、同じことがくりかえされているのではないでしょうか。
保護者の思いこそ市の誇り
 市長は、廃園・民営化に反対する保護者の思いを本気で考えたことがありますか。反対の気持ちは変わらないけれど、子どもたちを守るために選定委員会にも参加し、説明会も求め、市に要望書も出す、という保護者の努力をどのように受け止めていますか。こうした保護者の努力により、選定委員会でも、引き継ぎの大事さが委員会の共通認識になっていることが選定委員会の会議録から読み取れます。
 40年もの歴史をつみかさねてきたみなみ保育園を大切に思って行動する保護者がたくさんいることは、本来市の誇りではないですか。それだけの保育をしてきたということをきちんと評価すべきです。そうした立場から採択を主張します。
認可保育園と認可外保育施設 急がれる保育料の格差是正
 また、待機児対策について、今議会も大きな議論となった認可保育園と認可外保育施設の保育料の格差是正については、市長の公約からしてもただちに具体化をすすめるべきです。そして、新システムがますます混沌としているなかで、市として、認可保育園の増設を柱にすえた計画をたてるべきであり、今後の保育について、やはり、市民参加による保育のあり方検討委員会が必要であることを強く指摘し、討論とします。

  オナガ(東久留米市内)
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by hara-noriko | 2012-06-23 23:26 | 市政報告 | Comments(0)

一般会計予算案に反対する   

 すでにお知らせしたように、市長が提出した今年度一般会計予算案は、反対多数で否決されました(詳しくは「6月議会が終わりました」をごらんください)。私は、日本共産党東久留米市議団を代表して反対討論をおこないました。その内容を紹介します。

 今年度予算は、3月議会で否決され、その最終日には、市長への辞職勧告決議が可決され、閉会となりました。共産党市議団としては、予算に反対し、辞職勧告決議には賛成しました。そして、この6月に予算案が再度提出されましたが、3月での議論が踏まえられているのかが問われました。
予算案の提出の仕方に大きな問題
 まず、予算案の提出の仕方に大きな問題があると考えます。
 共産党市議団は、今年度予算に対し3月議会で予算組み替え案を提案しました。しかし、予算否決後市長が示した暫定予算には、私たちが見直しを求めた、イオン誘致や都市計画道路建設など、多くが盛り込まれました。とりわけ、保育のあり方検討とは切り離しての保育料・学童保育料値上げをすすめる社会福祉審議会予算についても盛り込んだことは重大でした。
 本来、暫定予算は義務的経費を中心に組まれるべきであり、市長の政策的な経費、とりわけ議会のなかでも大きく議論が分かれたものをのせるべきではありません。もちろん、多くが一致していて、時間的に載せないと間に合わない課題もあるので、それまで載せるべきではない、とはいいません。しかし、予算が否決されれば、政策的経費も含めて暫定予算に入れればいい、というような手法を、当然のことのようにくりかえしている市長の姿勢は問題です。私達は、暫定予算の中身の問題とともに、そうした市長の進め方についても厳しく指摘し、3月の臨時議会で暫定予算にも反対しました。
第4小学校の跡利用は市民の声を反映させるべきだ
 そして改めて示された予算ですが、これまでの議論を十分にふまえたとは思えません。とくに、私達が、組み替え案でも指摘した第4小学校の跡利用については、この2カ月の間、何も市民に知らせることもなかったことは大きな問題です。
 平成22年4月に出された「東部地域の小学校再編成(第4小学校の閉校)に向けた実施計画」では、「移転後の第4小学校の跡地の利用について、現時点では方向性が定まっていない。したがって、今後の教育環境等を見定め、検討していくものとする」となっています。にもかかわらず、どういう検討をして東中の体育館設置、としたのか、いっさい市民に知らされていません。本来、その前段で、市民参加の検討委員会を設置して、市民の声を反映させていくべきだったのです。
 学校は、子どもと市民の財産です。とりわけ、他の学校に移って行った子どもたちにとって、自分が過ごした学校がどのようになっていくかは、本当に大切なことです。子どもたちのメンタル面に十分配慮する、といいながら、跡利用について何も意見も聞かず、知らせもしない、ということはあってはならないことであり、是正を求めます。
 私たちは、東中の体育館新設に反対するわけではありませんが、跡利用全体について市民にお知らせし、意見を反映することを行なうよう強く求めます。「情報公開、市民参加、対話による合意形成」をかかげているはずの市長であれば、教育委員会まかせにせず、とりくむべきではないでしょうか。そのためには、今年度中は、市民参加の検討委員会を行ない、そのうえで予算に改めて計上すべきと考えます。

 次に、予算特別委員会での質疑から、主なものに触れます。
市立みなみ保育園の民営化について
 (1)みなみ保育園民営化について、5月26日の保護者説明会での行政側の発言をめぐって、市長から答弁がありました。市長自らが、選定を辞退することは往々にしてあると説明していたことが明らかになり、会議録をすべて提出するということになりました。
 私が、この問題で重大だと思っているのは、保護者が指摘していることについて、「言っていない」と断言し、あたかも保護者側が事実と違うことを言っているようにしたことです。実際は、保護者が言っていることにうそはなかったのですが、なぜ、保護者の指摘に耳を傾け、まずは自らの発言をふりかえることをしないのか。信頼関係を築こうとしているとは思えない態度です。
 具体的な3者協議に入る前に保護者に今回の一連の事態や、選定の経過について説明会をもつことを求めたところ、保護者と協議して実施するとのことでしたが、誠意をもって設定することを再度強く求めます。
 また、1位の法人が辞退した場合、2位の法人がくりあがる、ということについて、保護者への事前説明がなかったことも明らかになりました。こうしたことについても、きちんと説明と謝罪をすべきであると考えます。この問題はまだ終わっていません。本日提出された説明会の記録を読んだうえで、改めて質問していきます。なお、みなみ保育園の問題については、請願の討論で改めて意見を述べたいと思います。
イオン誘致計画 地域貢献施設の計画は破たんしている
 (2)イオンのなかにつくる地域貢献施設は、情報発信施設についてはすでに断念し、具体的には、認証保育所設置ができるのかどうか、という状態です。これまで議会では、認証保育所に投入する税金は運営費の2000万円と説明されてきましたが、村山順次郎議員(共産党)の一般質問において、施設整備の費用もかかる可能性があることが明らかになりました。
 この問題は、予算特別委員会でも議論になりました。共産党市議団としては、▽そもそもイオン誘致を見直すといっていた市長が、推進に転じたかわりに、地域貢献施設をつくるという発想自体問題であること▽待機児解消というならもっと効果的な場所につくるべきであること▽保育料が高くてなかなか利用できない認証保育所設置よりも、保育料の格差是正にその2000万円を使ったらどうか――などの提案もしてきました。
 すでに、市長の地域貢献施設の計画は破たんしています。ここで断念すべきではないでしょうか。交通の安全対策なども、一向に問題が解決されていないことをみても、イオン建設自体に無理があることがますます明らかになっており、改めて中止すべきであると指摘します。
URの余剰地の活用について
 (3)上の原やひばりが丘など、団地の建て替えに伴うUR(独立行政法人都市再生機構)の余剰地の活用について、まちづくりに位置付け、市民の声を聞きながらすすめることを求めます。
小学校給食の民間委託計画について
 (4)小学校給食の民間委託計画について、次期計画の検討を行なうとしています。しかし、正規調理員の退職もほとんどないなか、さらに委託をした場合、その委託費約2500万円は持ち出しとなります。財政が厳しいといいながら、このような計画をつくるべきではありません。改めて、教育としての学校給食、という原点にたって検討することを求めます。
生活保護について
 (5)生活保護について、不正受給でないものも含めて取りざたし、生活保護バッシングが行なわれています。そもそも、生活保護は憲法にもとづく大事な権利であり、だれにとっても大切なセーフティーネットです。安心して相談ができるように、引き続き対応を求めるものです。

 スジグロシロチョウ(東久留米市内)
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by hara-noriko | 2012-06-23 00:39 | 市政報告 | Comments(0)

6月議会が終わりました   

 6月議会が終わりました。とはいっても、今年度予算が再び否決となったので、来週臨時議会が開かれることになります。(26日の午前9時半からの予定)
 みなみ保育園の保護者説明会の記録が21日朝、配布されました。あわせて、関根議員から要請された市長発言についての弁護士見解の資料もだされました。これらについての質問は、臨時議会のなかでおこなうことになりました。
市長の辞職勧告決議を可決
 さて、今回も馬場市長に対する辞職勧告決議が可決となりました。自民・公明・共産・みんな・久留米の15名が賛成、民主・社会市民・ネットの6人が反対。3月議会に引き続いての決議に対し、市長がどのようにするのか、注目されます。

  ヒヨドリ(東久留米市内)
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by hara-noriko | 2012-06-21 23:06 | 市政報告 | Comments(0)

予算案再び否決へ 市民不在がわざわいに   

3月議会につづいて
 3月議会で当初予算案(1年間の予算)が否決となり、この間、東久留米市は暫定予算となっています。そして改めて、6月議会に、予算案が示されました。14、15日の2日間、予算特別委員会で審査しましたが、結果、再度否決となりました。日本共産党も反対しました。(賛成は、民主・社会市民・ネットひろばの6人。反対は、自民・公明・共産・ハートネット・みんなの14人。議長・委員長を除く)
 そもそも、共産党としては3月議会に予算組み替え案を提起。大型道路建設やイオン誘致、給食民間委託などを凍結・中止し、市民のくらしと福祉に充てることを具体的に提案しましたが、否決されました。
 そして、馬場市長は、4、5、6月の暫定予算のなかに、私たちが見直すべき、としたものの多くを盛り込みました。共産党は、暫定予算にも反対しました。 予算案が否決されても、暫定予算に政策経費をもりこんでいく、という安易な手法を今年度もくりかえしていることは本当に問題です。その点についても、厳しく指摘しました。
ほとんど変わらない予算案
 そして、今回の予算…。とくに、何か反省するわけでもなく、淡々と前とほとんど変わらない予算案が提出されました。なんのための、これまでの議論だったのでしょう。
必要な段取りも踏まず
 私は、今回の予算に、第4小学校の跡地について、校舎の取り壊しや東中体育館設置が入っているが、跡地利用の全体計画について市民参加で議論することもなく、まして行政の考え方もいっさい市民に説明していない問題について質しました。教育長は、「今後説明する場は必要」と答弁しましたが、本来は、そういう段取りを踏んだうえで、予算にも計上すべきだと私は思います。そして、「実施計画」では、跡利用について検討していく、となっていたのですから、市長も教育委員会と相談して、市民の声を聞く場をつくるべきだったと思います。
 3月議会の時点でそのことを提案していたにもかかわらず、この3か月間市民に何も知らせないまま推移し、ただ予算計上している…。学校は、子どもたち、市民の大切な財産。とくに、他の学校へ移っていった子どもたちにとって、そのあとをどうしていくかは、大切な問題なんだということを訴えたいです。
みなみ保育園民営化をめぐって
 みなみ保育園民営化をめぐる問題。結局、5月26日の保護者説明会の会議録を議会最終日に提出する、ということになりました。まだまだ、議論がつづきます。お母さんたちが、問題を指摘してくれているおかげで、このまま、ただただ民営化の引き継ぎに入れる事態ではないことが明らかになり、具体的な引き継ぎに入る前に、保護者説明会を市として開くことを約束しました。詳しくは、6月議会最終日後にお知らせしたいと思います。

  シジュウカラ
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by hara-noriko | 2012-06-16 22:00 | 市政報告 | Comments(0)

6月議会一般質問から(3)障がい福祉行政、防災対策、学校教育   

一般質問の3回目(最終回)は、(1)障がい福祉行政(2)防災対策(3)学校教育―の3つです。

(1)障がい福祉行政について
民主党の公約違反と市民の運動
 民主党政権が障がい者のみなさんとの約束、公約を破り、自立支援法廃止とはいえない、「総合支援法」を強行しようとしています。「基本合意」も「骨格提言」も守られていないことに、障がい者のみなさんの怒りと失望は察するにあまりあります。しかし、徹底した審議、国民に開かれた審議を求め、基本合意の完全実現まであきらめない、と運動を続けられています。
 「総合支援法」の理念条項にある「可能な限り」との文言の削除、応益負担のしくみの再考、報酬方式の見直しなど、根本的な問題が解決され、障がい者のみなさんが生きがいをもって安心して暮らしていけるように、力をあわせていきたいと改めて思います。
重要な市の第3期障害福祉計画
 こうしたなか、市としての第3期障害福祉計画は特別に重要になっているのではないでしょうか。私は、これまで、計画策定のためのアンケートについて、より充実をしていくことを提案してきましたが、今回の計画では、平日の日中の過ごし方について、「自宅で家事手伝いをしている」「特に何もしていない」とこたえた方について、その理由をくわしくたずねています。その結果、過半数52.5%の方が、「障害や病気が重いから」と答えています。このことについて、市としてどのようにとらえ、対応していく考えかお聞かせください。
 また、計画の進行管理と評価を「自立支援協議会」を設置して行うとされていますが、いつ、どのような構成で設置するのかうかがいます。

(2)防災対策について
災害時の要援護者登録者の人数と今後の進め方
 このたび、災害時要援護者避難支援計画が策定され、大変読みやすい冊子にまとめられました。まず、要援護者の登録者の人数をお聞かせください。また、今回示された全体計画をベースに、今後は個々の計画を策定していくことになりますが、どのように進める考えかうかがいます。
 
(3)学校教育について
小中学校介助員の配置状況は
 小中学校の介助員について、どのような考え方で配置しているのか、また、現在の配置状況はどのようになっているのか、うかがいます。

【市の答弁は】
活動センターかなえの施設改善に前向き答弁
 私はこれまでの議会で、第3期障害福祉計画策定について、よりよいものにしていく立場からとりくんできました。とくに、アンケートで、日中、「とくに何もしていない」と答えている人達が、どうして「何もしていない」のかを分析する必要があると指摘してきました。今回のアンケートは、さらにふみこんで「何もしていない」理由を聞いています。すると、「障害が重いから」との理由がトップでした。「障害が重いからなにもしていない」…と答える人、ご家族の思いを考えると胸がつまります。障がいが重くても、その人らしく、日々の暮らしを生きがいをもって過ごせるようにしていくことは、本当に大事な課題だと改めて強く思います。
 担当部長は、「生活介護の場をふやしていきたい、拡充が必要」と。私は、そのためにも、活動センターかなえの施設改善は最優先課題だと指摘しました。現在、定員25名のところ19名の利用ですが、施設を改善して車椅子の人達も受けいれられるようにする必要があります。担当部長も、「あらゆる可能性をくみつくす」と前向きの答弁。厚生委員会での請願審査でも議論していきたいと思います。
生活寮希望者への支援も
 また、今回の計画で嬉しかったのは、生活寮の希望がふえ、それに対し市も積極的に支援していくということが明確に示されたことです。住み慣れた地域に生活寮があり、実家もある。日中活動の場もある。自立しながら、安心して暮らしていける環境づくりが進むように、できることをしていきたいと思います。
要援護者登録は2081人 障がい者を対象にした「救急医療情報キット」試行の検討を
 防災対策では、要援護者登録をしている人は、現在2081人とのこと。今後、個々の計画づくりがすすめられます。今年度、介護福祉課で、高齢者を対象に「救急医療情報キット」の試行が行なわれます。私は、今後、障がい者も対象にした試行も必要ではないかということを提案しました。担当部では、検討していくとの答弁でした。(救急医療情報キットは、災害時や救急対応時に必要な、かかりつけ医や薬、病気や障がいの特徴など医療情報を記入して、第三者にもわかるように自宅に保管しておくもの)
学校介助員は25人 迅速な対応を要望
 学校の介助員については、現在、小中学校の特別支援学級に16人名、通常学級には小学校で8名、中学校で1名配置されているとのこと。私は、子どもたちが充実した学校生活が送れるように、年度途中でも保護者や学校から要請があった場合には、迅速に対応して、必要に応じて配置すること、また、介助員さんの声も聞くように求めました。

  カルガモ親子(落合川)
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by hara-noriko | 2012-06-11 23:18 | 市政報告 | Comments(0)

6月議会一般質問から(2)子ども・子育て新システム   

 一般質問の2回目は、(1)待機児解消と子ども・子育て新システムについて(2)保育園の施設整備について―の2つです。

(1)待機児解消と子ども・子育て新システムについて
新システムは消費税増税とセットにされている
 現在、国会において新システム法案の審議が始まっています。私は、新システム自体の問題点だけでなく、消費税増税とセットであるというしかけも大問題だと思います。子育て施策の充実を求めるなら、消費税増税を認めよ、といわんばかりのしくみは、子育ての安心を奪いながら大増税をおしつけるもので、子育て支援に逆行するものです。
 今、子育て世代の貧困率は12.7%、母子家庭では48%にも及びます。こんなときに、消費税が増税されれば、ますます少子化に拍車をかけることになりかねません。
問題が多すぎる新システム
 さて、新システム法案の中身はどうでしょうか。新システムの原型は、自公政権から検討されてきた保育制度改革です。が、問題点が解決されないまま、民主党政権により拙速に提案されたといっていいと思います。
 第1に、児童福祉法第24条の市町村による保育の実施義務を削除し、公的責任を放棄しています。そのことにより、本当に保育を必要とする子どもが保育を受けられなくなることも考えられます。
 第2に、待機児解消策になりません。幼保一体化といっても、総合こども園に乳児の受け入れを義務づけないのです。
 第3に、直接入所方式のため、父母の負担が大きく、手立てが必要な子どもや困難を抱えた家庭がはじかれる危険があります。
 第4に、保育の市場化がすすみ、保育に営利主義がもちこまれ、質が低下することが考えられます。
 第5に、あまりに拙速な幼保一体化のため、保育園・幼稚園それぞれがつみあげてきた保育・教育が生かされないことが考えられます。など、問題が山積しており、賛成することはできません。
新システムで東久留米市の待機児解消は進むのか
 子ども政策に大事なことは、子どもの権利条約がうたう「子どもの最善の利益」を実現することです。保育指針でも、「入所する子どもの最善の利益を考慮し、その福祉を積極的に増進することにもっともふさわしい生活の場でなければならない」と明記されています。
 私は、この新しいシステムが子どもたちの最善の利益を実現することになるとは思えません。しかし、賛否は別としても、もっと検討が必要、拙速にすすめるべきではない、という点では、一致できるのではないでしょうか。
 そのうえにたって、うかがいます。これまでの議会での議論をふりかえると、馬場市長が、新システムでの保育園待機児解消にかなり強い期待をもっていることがわかります。では、新システムが実施された場合、わが市では保育園の待機児解消はどのぐらいできると考えているのでしょうか、お聞かせください。

(2)保育園の施設整備について
 待機児が多い中、遠くから保育園に通園せざるをえない家庭や、お子さん、あるいは保護者の方に障害や病気があり、車での通園が必要という家庭があります。しかし、東久留米の保育園の多くは、駐車スペースが確保されていません。計画をもって順次設置していくことが必要だと思いますが、見解をうかがいます。

【市の答弁は】
 「新システムでは、すべての幼稚園が総合子ども園に移行するわけではなく、また3歳未満児の受け入れも義務付けないので待機児解消にならないとの見方もある」「情報交換会などを通じて、幼稚園にお願いしていく」との答弁。つづきは、厚生委員会の請願審査のなかで質問していきます。
 保育園に駐車スペースを確保する必要性については、「十分認識している」との答弁でした。私は、計画をもって順次進めていってほしいと求めました。
 そして、とくに緊急を要する、まえさわ保育園の実情について訴えました。保育園の前は大変せまく、駐車禁止区域。父母と保育課の努力と、ご近所の理解により、駐車スペースを時間を決めて借りられることになりました。しかし、距離があり、しかも所沢街道を横断しなければならず、小さな子や障がい児を連れて歩くことには無理があり、大変危険です。
 私は、すでにまえさわ保育園内に駐車スペースを確保するために、昨年度鳥小屋を移設するなどの作業が進められてきており、今年度も引き続き作業を継続するよう強く求めました。担当部長は、「出来る限りの努力をする」と答弁。今後も、働きかけていきます。

  カルガモの親子(落合川)
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by hara-noriko | 2012-06-10 22:56 | 市政報告 | Comments(0)

6月議会一般質問から(1) みなみ保育園民営化   

 いま開かれている6月議会の本会議で一般質問をしました。その内容を3回に分けて紹介します。1回目は、みなみ保育園の民営化についてです。6月9日に「6月議会前半を終わって」という報告をさせていただきました。この記事といっしょに質問を読んでみてください。(記事はこちらから)

続く異例の事態
 行政報告でも質疑をおこないましたが、今回のみなみ保育園民営化は、異例の事態が続いています。
 まず、第1に、父母に説明した内容を変更した公募要領で募集が行なわれました。
 第2に、応募してきた4つの法人のうちの一つが、園長候補の履歴書を市に提出していながら、同時にハローワークで園長の求人募集をかけていることが父母の指摘により発覚し、選定からはずされました。
 第3に、東京都との約束があるとの理由で、選定委員会は余裕のないスケジュールとなり、現地視察も委員がばらばらに行く事態となりました。
 第4に、選定委員会が終了してから2カ月近く選定結果が発表されず、結局第1位の法人が辞退していました。
 第5に、現時点でも会議録や選定の点数は公表されていません。
 私は、今回の選定はやり直すべきだと思います。

おおもとは市長の公約違反にある
 そもそも、なぜ、こんなことになったのでしょう。
 そのおおもとは、市長の公約違反にあると私は思います。
 昨日、他の議員の質問で、あり方検討委員会について触れられていましたが、馬場市長は、「あたたかい市政をつくるみんなの会」との政策協定で、「保護者・市民の参加する保育園のあり方検討委員会」を設置することを約束し、その内容は、広く市民に知らされました。まさに、公約です。
 保育行政についてあり方検討委員会で議論することを約束しているのですから、当然、待機児問題から民営化問題まで検討されるはずだったのです。市民・関係者のみなさんは、民営化問題を議論できる、と思い込んでしまったのでなく、事実、議論する場になるはずだったのです。しかし、議会のなかでの議論により、民営化の是非は問わない、と市長が中身を変えてしまいました。そして、議会での反対があり設置できず、結局最後は、自分からとりさげ、新システムの子ども子育て会議に話しを変えてしまいました。
 ここで、肝心なのは、検討委員会を設置できなかったことより、市長が、民営化問題を市民参加で議論することをしない、と判断してしまったことなのです。
 市民のみなさんは、野崎市政のときは、トップダウンですすめられた保育園民営化が、市民参加で議論して決めていけることに期待したのです。そこを裏切り、みなみ保育園の民営化をすすめることは、まぎれもなく公約違反なのです。こうした姿勢が、法人選定にも影を落としているのではないでしょうか。

 2点うかがいます。
 (1)1位に選定されながら辞退した法人は、財政上のことが理由とのことです。そうだとすれば、そもそも応募資格要件を満たしていなかったのではないですか。
 (2)法人選定委員会を3月までに終わらせなければならなかった根拠を示してください。

  カルガモのヒナ(落合川)
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by hara-noriko | 2012-06-10 10:18 | 市政報告 | Comments(0)

6月議会前半を終わって   

 6月議会の前半が終わりました。初日から、市長の発言をめぐって何度も議会がとまり、休会日だった4日も急きょ議会を開かざるをえなくなる、という事態になっています。
みなみ保育園民営化 法人選定委員会の会議録公開せず
 8日の私の一般質問でも、事前に、みなみ保育園民営化について質問すると通告し、法人選定委員会の会議録をそれまでに公開するよう求めていたにもかかわらず、何も公開されず、そのことをめぐって一時質問を中断せざるをえなくなりました。
 結局、厚生委員会(12日)の前までに提出する、となったのですが、そもそも、議会初日、市長が行政報告でみなみ保育園の受託園を公表するときに、選定結果や会議録を公表しておくのが当然です。とくに、今回は、第一位の法人が、態度を保留したあげく辞退しているという異例の事態になっているのですから、いっそう情報公開の徹底が求められます。
なにがなんでも民営化? 置き去りにされる子どもたち
 それにしても…市側の答弁によると、選定委員さんたちには、会議録のチェックを6月15日までに、とお願いしていたそうなんです。もともと、6月議会に間に合わせるつもりが市にはなかったんですね。それを委員さんに無理をいって急いでもらい、厚生委員会に間に合わせるというのです。あまりに勝手ではないでしょうか。
 私は、資料などをきちんと整えたうえで、9月議会に改めて報告したらどうか、それまではいったんみなみの民営化の作業は保留したらどうか、と提案しましたが、市長は「厚生委員会前に間に合わせます」と。何がなんでも民営化は進めたいのですね。改めて、子どもたちのことが置き去りにされていると思いました。
保育園保護者の努力
 実は、会議録の公開について、みなみ保育園のお母さんたちが、市に対し要望書を出すなど、働きかけ続けていたのです。その内容や保護者説明会の様子なども、私たち全議員にお手紙で知らせてくださっています。そうした努力のうえに議会での議論があることを実感します。厚生委員会に向け、準備します。

 *みなみ保育園民営化については、保護者のみなさんのブログを読んでいただけるとよくわかります。「東久留米市立みなみ保育園の民営化を考える」です。

by hara-noriko | 2012-06-09 14:35 | 市政報告 | Comments(0)