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9月議会をふりかえって(2)保育園民営化問題   

株式会社の参入も
 みなみ保育園の民営化については、6月議会で保護者説明会の議事録の一部が隠ぺい・改ざんされるという大問題がおきました。そこまでして進める民営化に正当性はあるのか、との市民の声は当然です。しかし馬場市長は、みなみ保育園の保護者全体に対する謝罪もしないまま9月議会を迎え、今度は次期民営化対象園をさいわい保育園に決定する、と発表しました。そして、今後は株式会社の保育園も対象にしていくとの方針の大転換がありました。
 子どもたちの発達を保障し、人生の土台をつくる乳幼児期の保育に、市場原理をもちこむことについての考えを問うと、「現に株式会社の保育園もあるので、発言は差し控えたい」と市長。しかし、今回の市長の提案は、公立保育園の民営化において株式会社立の保育園も対象にしていく…つまり、自治体が率先して行なおうということであり、市長は自分の考えをきちんと示すべきです。
市民の意見を聞くべきです
 ところが、「説明会も実施する考えはない」「まずは、さいわい保育園の保護者に説明したい」。しかし、さいわい保育園の民営化はスケジュールも方式もはっきりしないのです。いったい何を説明するのでしょうか? まずは、市民全体に方針の転換について報告し、市民の意見を聞くべきです。保護者からの説明会を求める請願が全会一致採択になり、ようやく市長も説明会を実施すると発言しました…。
 しかし…。私がいちばん悲しかったのは、7月14日の保育行政説明会のときに、保育園のお泊り保育などの行事が重なり、参加できない保育園の保護者の方々から、もう一度説明会を実施してほしいという要望書に対しきちんと返答もしないまま、「次の民営化園は決まったので、同じ説明会はやらない」とつっぱねたことです。民営化云々の前に、市長みずからが掲げてきた市民参加って何なのか…といいたいです。
さいわい保育園「予定地」の問題点
 都営住宅の建替えで生じた土地につくるとのことですが、その敷地の真ん中に小平排水が通っています。暗きょ(小平排水暗きょ)になっていますが、簡単なふたかけがなされているだけ。何人かの方から「大丈夫なのか」と意見が寄せられました。たしかに、この上にどうやって保育園をつくるのか? 工事が必要な場合は市が負担するのか? などさまざまな問題があります。こうしたことも、十分整理されないまま、民営化の発表だけを先行させたのです。他の会派の議員からも、心配だと意見が出されました。
 あまりにもずさんな計画であり、このまま強行することは認められません。

 さいわい保育園民営化「予定地」
 小平排水暗きょはかなり大きく、「予定地」の真ん中にあります
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by hara-noriko | 2012-10-25 22:55 | 市政報告 | Comments(8)

9月議会をふりかえって(1)イオン問題   

 来春オープンするとして、仮称イオン東久留米店の建設が急ピッチですすめられています。一方東京都は、この出店計画に対し、大店立地法にもとづく意見募集を行なっています。9月議会でも共産党市議団として、現時点での問題点を指摘し、とりくみました。このことについて、「東京民報」10月14日付の1面トップで特集されました。現時点においても、通学路や生活道路の安全対策は不十分なまま。子どもの安全よりも出店を優先する問題について書かれています。ぜひ、ご覧いただければ…と思います。
なぜイオン出店に反対なのか
 改めて、「なぜ、イオン出店に反対なのか」「シャトルバスに反対なのか」などのご意見が私のもとにも寄せられています。
 このブログでもときどきイオン問題について書いていますが、自治体としての姿勢が問われる問題だと考えています。
どうしてこの場所に?
 私が思っているのは、(1)なぜこの場所なのか、ということです。周りは細い道路しかない、閑静な住宅街。しかも、目の前は第五小学校。…このような場所に、駐車台数1700台、本町ヨーカドーの3倍の規模(敷地は52700平方メートル)のショッピングセンターは、無理がありすぎます。
 この地域には年間300万台の車が流入することになり、とくに、今でもたびたび事故が起きている5小通りには、90万台以上の車が流入すると予測されています。周辺道路の整備も不十分なまま見切り発車して、事故があったらどう責任をとるのか、と質問したところ、「安全でなければ警察が認めない」と市長。市民に対する長としての責任をどう感じているのか…と疑問を感じます。
 また、車がふえることによる大気汚染、健康への影響も心配です。
本来市が負担する必要のない道路建設に税金を投入
 (2)しかも、まちづくりの重大な問題であるにもかかわらず、野崎市長時代にトップダウンで進められてきたのです。そして、出店のために、本来市が負担する必要のない道路建設に税金を投入する、などのことも行なわれてきました。現在も、イオンの出店がなければ実施する必要のない、所沢街道の交差点改良工事が行われようとしています。それよりも、所沢街道の歩道設置を急いでほしいとの声は切実です。
商店街を通るイオン・シャトルバスは「地域貢献」か?
 (3)そして、今大きな問題となっている「シャトルバス」。自治体から要請がなくても、イオンは買い物バスを実施するのだと思いますが、今回の場合は、市から実施を要請していることが特徴です。ところが、要請した結果示されたルートのひとつが、西団地から滝山商店街を通るものであり、5つの地元商店会、下里卸売市場からは、このルートは変更してほしいと要望書が出されています。市長がイオンと協議をするということになりましたが、果たしてどうなるか…。
 市長は、イオン見直しの公約を破り、推進に転じ、「イオンに地域貢献してもらう」といっていました。果たして、商店街を通るシャトルバスは「地域貢献」といえるのか?私は、今回のイオン誘致計画そのものに反対ですが、市長が、地元商店を守ることについての姿勢が問われている問題だと思います。
 また、報告します。

  市政報告会で市政の現状を紹介しました
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by hara-noriko | 2012-10-24 21:41 | 市政報告 | Comments(2)

家庭ゴミの有料化を考える   

市の意見交換会に参加
 家庭ゴミ有料化に向けた意見交換会の1回目に参加しました(10月13日、市民プラザ)。市民の方は50人ほどの参加。市長、環境部長、ゴミ対策課長、担当係長による説明と質疑応答が行われました。
 有料化のスケジュールも見直し(来年11月実施はいったん白紙)になったのに、有料化先にありきの説明会を実施すること自体、いかがなものかと思いますが、実施した以上は市民の声を市側はよく聞きとり、有料化を強行しないようにすべきだと思います。
市民のみなさんが発言
 私は、市民のみなさんの発言を聞きながら、「やっぱり、市民のみなさんの声を聞く事は大切だな…」と実感しました。有料化反対、賛成の意見とともに、いろいろなことが勉強になりました。
 他市に住んでいたときのカラス被害の深刻さ。なぜ資源ごみであるプラの回収袋も有料化するのか。生ゴミのたい肥化の推進。地域でごみノートをつくってごみボックスの管理をしている。ボックスまわりへの不法投棄対策…。本当にゴミは毎日のことであり、こういうみなさんの工夫や努力、困っていることなどを話し合うことこそゴミ減量につながっていくのではないか、と思いました。
ボックス収集を戸別収集にきりかえる!?
 とくに、東久留米市は長く続けて来たボックス収集を戸別収集にきりかえる、といいますが、相当の検討が必要であると感じます。有料化云々の前に、今後の収集のあり方とゴミ減量について、意見交換を重ねていくことが大事ではないでしょうか。
市長は有料化の必要性を力説したが
 意見のなかには、イオン問題をはじめ市長が次々に公約を破ってきた姿勢を批判しながら、有料化反対もマニフェストに書いていたのでは、との指摘が。すると市長は、「そういうことは書いていない。ご確認ください」と。つまり、有料化反対とは書いていないから問題ない、ということ? 市民に負担をお願いする問題についての認識があまりにも希薄では…。
 意見交換会の最後に、市長が有料化の必要性を力説していました。貴重な意見がたくさん出されたのに、「聞きました、でも有料化は決まっています」ということなのか…。なんのための「意見交換」なのか…。もっと真摯に市民と向き合ってほしいです。

■意見交換会の今後の予定
 10月20日(土)午前9時半~11時半 東部地域センター
        午後1時半~3時半 南部地域センター

  スズメ(黒目川)
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by hara-noriko | 2012-10-15 16:24 | 市政報告 | Comments(2)

市長に反省と是正を求める 決算特別委員会   

 10月3~5日の3日間、決算特別委員会でした。昨年度の決算の認定について審査し、認定すべきもの、となりました。最終的には、12月議会初日に全議員で採決を行います。
共産党市議団の態度は
 共産党市議団は、昨年度の予算について反対し、組み替え動議を提起しました。この動議は共産党以外の賛成はなく、否決されてしまいました。さらにその後、馬場市長は、私たちが組み替えるべき、と指摘したものを、次々と暫定予算の中にもりこんで通してきました。そもそも、つなぎの予算である暫定予算に、予算否決の一因ともなっている自らの政策的経費をもりこんで通してしまう、市長の手法は問題です。
 このなかで、まったく合意形成ができていないみなみ保育園の民営化も強行されてきているのです。総括質疑のなかで、この点についての反省と是正を求めましたが、「市民生活が困らないように提案した」と…。反省の弁はまったくありませんでした。
 共産党市議団は、一般会計決算と国民健康保険特別会計決算の認定には反対し、他の三つの特別会計(介護保険・後期高齢者医療・下水道)に賛成しました。
税金滞納と「差し押さえ」について
 決算委員会の質問のなかで、「差し押さえ」問題について改めてうかがいました。質問のなかでも述べましたが、私は、きちんと納税していくことは当然のことであり、悪質な滞納者に毅然と対応していくことは必要だと思っています。しかし、厳しい経済状況のなかで、本当に苦しんでいる方がたくさんいることも事実です。生活状況を十分にふまえて、ていねいな対応が求められています。
市長に市民の声を伝えて…
 質問の最後に、市長に向けて市民の意見を伝えました。今、思うと説明が少し不足していたかな…と反省もありますが。
 「昨日届いた市報の1~2面を見てイライラしました。税金は期間内に納付を、という記事でした! たしかに税金は義務ですが、馬場市長の公約も義務です! あんな市政をやっている行政のいっていること、聞きたくない市民はゴマンといると思います! 税金を払わないなら何をする…と半脅しのような内容の記事で…。税金を払わないのではなく、払えないのでは? 行政は危機感を感じていただきたい! やることやっていただきたい!」(市民の方からのメールより)
 自分のおさめた税金が、社会のなかで役立っていく、まちづくりやくらしに生かされていく…となっているかどうかは大切ですね。しかし、その基礎となるべき公約(市民との約束)を市長が破り、そのうえ、次々市民負担増を計画し、合意形成もはからない…。そのため、市と市民の信頼関係は崩れてしまい、相当に深刻な状況です。そこに、市長は責任を感じているのでしょうか…。

  萩(東久留米市内で)
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by hara-noriko | 2012-10-06 00:54 | 市政報告 | Comments(4)