小池都知事の所信表明を聞いて   

 都議会第4回定例会がはじまりました。初日の本会議、小池都知事の所信表明がありました。冒頭に、総選挙での行動について困惑を与えたことを反省し、都政第一、都民ファーストにまい進していく、ご指導をお願いしたい、との趣旨の発言が。しかし…。

「都政にまい進する」方向が心配
 全体を貫く特徴は、国の改革の遅れを批判し、東京こそ国をリードしていくと。驚いたのはこのことば。「我が国が世界をリードしていくため、東京は金融分野で日本を伸ばす先兵となる」。先兵…。ふと、石原元知事が、国にさきがけていろいろな事に手をつけたことを思いだしました。「一心一意。都政にまい進する」と小池知事は最後のところでも述べていましたが、それがどういう方向に向かって行くのか、とても心配されます。

大型道路の見直しの言葉もなく

 そして、首都圏三環状道路の整備に重点的にとりくむなど、大型道路については見直しのひとこともなく、どんどん進めると。また、超高齢社会についての有識者懇談会を立ち上げたことにも触れ、話し合ってもらったことで取り入れられるものは、来年度予算にも反映させていくと。都民意見を聞くことも位置付けていない中で。

築地市場移転 こんどは「豊洲ブランド」?
 きわめつけは、築地市場の豊洲移転問題です。「新たな豊洲ブランドを確立したい」と。都議選前は、築地ブランドを守る、といっていたひとが、今度は「豊洲ブランド」と口にする。本当に驚き、正直呆れてしまいました。しかも、豊洲ブランドとはどういうものかもわかりません。豊洲の土壌汚染について、追加工事を行い移転を進めるとした知事ですが、この工事の入札はずっと不調が続いています。大手ゼネコンからは、価格を上げてもらえなければ受けられない、という声があがっています。もともと、追加工事自体に無理があるのに、そこにさらにお金をつぎこむ判断をとるのでしょうか。こうした問題には一切触れず。築地については、ただただ再開発の対象。「食」の一言もなくなりました。築地が積み上げてきたものにも言及なし。

都民の目線でしっかり議論
 小池都政はどうなっていくのか。問題点をきちんと指摘し、都民目線でしっかり議論していきたいと思います。


地域をまわり都政の問題を訴え続けています
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雑木林の紅葉
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都政報告のミニビラです。都営住宅についての質問特集です
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# by hara-noriko | 2017-12-02 22:33 | 東京都政 | Comments(0)

高齢者の実態とかみ合った提言を出せるのか   

都議会総務委員会で質問
「超高齢社会における東京のあり方懇談会」について
 11月30日、都議会総務委員会。政策企画局の事務事業質疑で、「超高齢社会における東京のあり方懇談会」について質問しました。知事が立ち上げた有識者懇談会。先日1回目の会議が行われましたが、心配なことも多く…率直に質問しました。
 超高齢社会のなかでの地域のあり方を幅広く議論してもらい、地域モデルを提案してもらう、とのことですが…。

なぜ都の特別顧問を委員に入れたのか
 懇談会の委員は、7人。実は、師弟関係であったり、一緒に仕事をしている近しい関係の方々が中心。幅広い議論といいますが、プロジェクトチームのような感じともいえます。しかも、東京都の特別顧問の人も入っている。
 なぜ、特別顧問を入れたのか聞いたところ、「結果としてそうなった」。
 私「特別顧問である必然性はないのでは?」
 部長「必然性はない」。
 本来、自由に議論してもらいます、といいながら、都側の人を入れるというのは、最初から知事の意向にそってすすめていくのか、と見えます。

都民の意見を聞くことが決まっていない
 さらに問題なのは、都民意見を聞く、ということが決まっていないのです。「都民意見を聞くかどうかは、今後の懇談会の議論をふまえていくものと認識している」と。
 それはおかしいのではないでしょうか。来年度予算でも、局からは500万円の予算要望がだされている、それだけの都民の税金をかける懇談会なのに、都民の意見を聞くかどうかもきまっていないなんて。
 東京都として、都民の声を広く聞くように懇談会に提起してほしい、と求めたところ、「私たちは事務局として、懇談会の人たちが自由闊達に議論することを下支えしていく立場。都民意見を広く聞いていくかどうかは、懇談会ではかられていくもの」との答弁。
 私は、「自由な議論を保障することと、都民意見を広く聞くことはまったく矛盾しない。東京都としての姿勢が問われる」ことを指摘しました。

大事になっている議会の議論

 この懇談会は、原則公開であり、議事録も同様です。しかし、設置要綱では、非公開とすることも可能になっています。この懇談会の目的からいって、非公開にすることは想定されない、きちんと公開で進めていくべきと求めました。
 この懇談会で決まったことが、ほかの福祉計画などをとびこえ、都民意見もきかずに進められるようなことがないように求めました。「さまざまな行政計画とは異なるものであり、配慮していく」との答弁でした。
 この懇談会が本当に高齢者の実態とかみ合った提言がだされるのか、知事のパフォーマンスなのか…今後の動きを注視していきます。
 しかし…特養や小規模多機能事業所、ショートステイなど、東京都は全国最下位レベル。地域資源が少ない中で、地域モデルを提案されてもかみあうのか。議会での議論や提案もますます大事になっていると思います。


北村りゅうたさん(右)といっしょに市民の意見を聞く
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夕方、東久留米駅前で訴え
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(撮影:いずれも長島可純 転載はお控えください)


桜木よしおさん キックオフ集会のお知らせ
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北村りゅうたさん 事務所ひらきのお知らせ
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# by hara-noriko | 2017-11-30 23:11 | 都議会 | Comments(0)

市民参加で市政を変える桜木よしおさん   

笑顔が絶えなかった事務所開き
 11月25日、東京・東久留米市長選挙(12月17日告示、24日投開票)にむけて、「新しい市政を創る会」が擁立する桜木よしおさんの事務所開きが市内でおこなわれました。午後2時からと6時からの2回に分けて。どちらも市民のみなさんで満杯。桜木さんは社民党の市議を9期務めてきたベテランです。社民党東京都連合の代表や地方議員が参加してあいさつ。日本共産党から宮本徹衆院議員、北多摩北部地区委員会の金野和則委員長、都議の私、東久留米市議団の篠原重信、村山順次郎、永田まさ子の3市議、そして北村りゅうた市議予定候補が発言しました。市議会「市民自治フォーラム」の間宮美季、白石玲子の両市議がスピーチしました。共産党清瀬市議団から原田ひろみ市議がかけつけました。市民のみなさんが発言し、笑顔が絶えない楽しい事務所開きでした。

共同代表の篠宮さん、矢倉さんがあいさつ
「市民一人ひとりががんばる」
 「新しい市政を創る会」共同代表の篠宮孝さんがあいさつ。「市民活動をしてきた有志がつどい、今年の春に会を立ち上げ、市民のために働いてくれる方を探していました。ようやく桜木氏に決まり、町のため市民のために努力していただくことになりました」と経過を説明。市民一人ひとりががんばることによって市政を変えていきましょう、と訴えました。
 共同代表の矢倉久泰さんもあいさつ。「選対事務所という古臭い言葉はやめにして、桜木よしおサロンとしてみなさんに大いに利用していただきたい。お買い物の行き帰り、お勤め帰りにちょっと立ち寄って、お茶を飲みながら雑談、情報交換、市政への要望などを語り合ってください。事務所前の道は旧市役所通り。この道は市長室につながっています」と語りました。

「決意した以上は勝ちたい」と桜木さん
 決意表明に立った桜木さんは、「決意した以上は勝ちたい」と表明。憲法を守り憲法を生かした政治を実現すること、平和都市宣言にふさわしいプログラムを実施したいこと、市民の声を聞かない市政から市民が主役のまちにすること、市民の声を聞いて市政につなげること、住民自治を大事にしていきたいことなどの抱負を語りました。「選挙は1人ではできません。多くのみなさんのご支持、ご支援がなければ前に進めない。最後までご支援いただきたい」と訴えました。

《私のスピーチ》
 私のスピーチを紹介します。

都議選でいただいた応援に感動
 きょうは事務所開き、本当におめでとうございます。
 7月の都議選のとき、桜木さんから心のこもった応援をいただきまして、感激しました。後援会員のみなさんにお手紙を書いてくださって、憲法と暮らしを守る立場から一緒に応援しよう、と声をかけてくださいました。都議選という党派間選挙のなかで、「憲法を守るためにはみんなが一致しなければいけなんいんだ」という桜木さんの強い思いを感じまして、感動しました。そして、都議会に送り出していただきました。
いよいよ市政を変えるとき
 衆院選挙も終わりまして、こんどはいよいよ市政を変えるときがきました。9期も市議を務めてきた桜木さんが、このまま市議を続けることだってできるのに、決意をして市長選にうって出てくれる。この決意はなみなみならぬものだと思います。心から感謝しています。
市民の力を信頼する市政こそ
 市長選でいちばん大事なのは、「市民参加で決めてやっていこうよ」という桜木さんの政策だと思います。東久留米の市民のみなさんは、多彩な運動を積み重ねてきました。稲葉市政のときだってしっかり支えてきた。そういう市民です。市民参加をちゃんとやるということを桜木さんが掲げて、新しい市政が実現すれば、あとはみんなの力でいろんな問題を乗り越えていけると思っています。みなさん、ぜひ市民参加の市政を取り戻すために、全力をあげましょう。私自身もがんばります。ご一緒にがんばりましょう。
市議補選に北村りゅうたさん
 市長選で桜木さんに勝利してもらうことと同時に、桜木さんを支える市議会にしなければなりません。定数2で市議会議員の補欠選挙が市長選と同時におこなわれます。私も市議会議員を5期18年やってきました。都議会に行きましたので、共産党は北村りゅうたさん(30歳)が私の後継として挑戦いたします。先日、桜木さんともがっちり握手させていただいて、市民のみなさん、立憲野党のみなさんの代表としてがんばりたいと思っています。どうかお力添えを心からお願いいたします。



笑顔が絶えない桜木さん

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(撮影:長島可純 ↑ 転載はお控えください)

宮本徹衆院議員(右)とがっちり握手

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私もスピーチ

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桜木さん(右)が北村りゅうたさんの手を取って…

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キックオフ集会のお知らせです

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# by hara-noriko | 2017-11-28 13:29 | 選挙 | Comments(0)

「ハムケ・共に」 8周年記念企画の熱気   

 11月24日、「ハムケ・共に」の8周年記念企画で、東京・西国分寺のいずみホールへ。会場は超満員、すごい熱気でした! オープニングからひきこまれました。

 西東京朝鮮第一初中級学校の生徒さんたちによる、民族楽器重奏と舞踊。指揮者や指示があるわけではなく、自分たちで呼吸をあわせて表現する。そのひたむきな姿、そして演奏も舞踊も本当にハイレベル。それもただ「上手」というものとは違う。中身を自分たちのものにして、心から表現していることがまっすぐ伝わってきて…胸を打たれる。朝鮮の若き音楽家、舞踊家のステージもすばらしかった。

 そして、第二部の朝鮮大学校演劇部のみなさんを中心とした演劇「二人の少女」。朝鮮学校が高校無償化から除外されている問題から、ヘイトスピーチ、日本軍慰安婦問題と考えていく。演劇は、朝鮮学校の生徒のチマチョゴリが切られる事件がおきたことから始まり、ハッとしました。そのことを忘れていた自分に…。秋元康氏の書いた歌詞、「月曜日の朝、スカートを切られた」にも触れながら、演劇は日本社会のゆがみに切り込んでいく…。スカートを切られる事件後、チマチョゴリを着て登下校はしなくなった、という事実に改めて胸が締め付けられる。

 なぜ、高校無償化から除外しないで、と高校生自身が立ち上がっているのか、表現されていきます。私が心を揺さぶられたのは、「一点の曇りもなく生きていきたい」とのことば。自分のルーツ、社会の現実、生き方…正面から向き合って生きる若い人たち、本当にすごいです。私も、一点の曇りもなく生きる、と言い切れる生き方をしたいと学ばされました。

 東京都でも、朝鮮学校に対する運営費補助の復活は重要な問題。差別なく、共に生きられる東京にしていくために、とりくんでいきたいです。

 *「ハムケ・共に」は、多民族が共に生きていける日本社会にしていこうと、朝鮮学校の子どもたちを応援している団体。







# by hara-noriko | 2017-11-27 22:23 | 日記 | Comments(0)

米軍横田基地での事故について防衛省に聞く   

日本共産党国会議員団東京事務所が主催
 11月24日、日本共産党国会議員団東京事務所主催の「横田基地でのパラシュートからの貨物脱落事故と基地強化についての防衛省レク」に参加しました。宮本徹衆院議員、吉良よし子参院議員、山添拓参院議員、基地周辺自治体の市議会議員や基地の監視活動を続けている地域の方々と。

重さ30キロの貨物がパラシュートから落下
 パラシュートに貨物をつけて落下させる訓練中、重さ30キロの貨物がパラシュートから脱落し、滑走路に落ちました。この訓練は事前に通知もなく、事故を起こした後も何もなく、住民の方が落下の瞬間を撮影していて自治体に連絡。それを受けて自治体が照会して、判明しました。15日の午前9時54分ごろとのこと。

人命にかかわる事故といえない防衛相
 しかし、その貨物の大きさも、どのぐらいの高度から落ちたかも、防衛省は把握していません。30キロの貨物なのですから、落ちたときの衝撃は相当だったのではないでしょうか。一歩まちがえば、大変な事故、人命にかかわる大問題です。
 しかし、防衛省の担当者は、人命にかかわる事故だということを決して口にしません。何度ものやりとりのなかで、ようやく、米側に改めて、詳しく聞き取ることを約束しました。

沖縄では死亡事件も起きている
 「沖縄では、過去にもパラシュート投下演習でトレーラーに小学生が押しつぶされて亡くなるなどの事件もおきているんです。物資の投下は非常に怖い訓練。どんなことをやっているのかちゃんと聞き出してください」「住宅が密集している横田基地でこのような訓練はやめるようにいってください」とみなさん口々に。

騒音もあまりにひどい
 騒音もあまりにひどい、と具体的にみなさんからお話がありました。土日は訓練しないことになっているのに、18日、19日と何度も訓練をしていて、110デシベルを超えている状況。
 「ジェット戦闘機のタッチアンドゴーではないか、それは許されない」
 「空母艦載機のFA18ではないか。空母艦載機の訓練はしないように東京都も求めているのに、問題だ」
 「東京都の要望書の1項目目で、硫黄島の代替地として横田基地で訓練をしないように求めているが、どうなっているのか」
 防衛省は改めて確認すると述べました。

日本は独立国なのか?
 しかし…日本は独立国ではないのでしょうか? 人命が大事だということすら口にできないなんて、本当にひどすぎます。東京都にある横田基地。基地強化は許されません。やはり、一日も早く撤去していくことが求められると実感します。都議会第4回定例会での議論がとても大事になってきています。知事の姿勢も問われます。


懇談会で市民のみなさんから意見を聞く(清瀬市)
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幻想的な黒目川の朝霧(東久留米市)
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初冬のスズメ
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# by hara-noriko | 2017-11-26 22:24 | 活動日誌 | Comments(0)

ますます重要 主権者教育   

都議会総務委員会で質問
選挙管理委員会の事業について
 11月21日、都議会総務委員会の事務事業質疑で、選選挙管理委員会にかかわる事業についても質疑を行いました。以下主な内容です。

18歳選挙権
 18歳選挙権が始まり、選管では、高校において出前授業や模擬投票などを実施している。ところが、提出していただいた資料をみると、毎年のように選挙が行われているにもかかわらず、都選管による高校での出前授業・模擬投票が減少している。状況をうかがう。→都選管ホームページで資料や授業の様子を公開している。それらを活用して市区町村独自にも実施されてきている。それらを含めると、高校において昨年度は109校で実施しており、増えている。

意識を高める取り組みを
 主権者教育はますます重要。教育委員会とも連携しながら、意識を高めるとりくみが必要。取り組み状況は?→中学3年生に「レッツスタディ選挙」を教材として配布するなどのとりくみや、教職員の説明会に講師として参加している。

投票の仕方がわかりにくい
 先に行われた衆院選において、最高裁判所国民審査と比例代表の投票用紙を一緒に渡され、それぞれの投票箱に入れるが、わかりにくい、戸惑った、なぜひとつずつの投票にしないのか、という声がたくさん寄せられた。本来、小選挙区、比例代表、国民審査、と一件ずつの投票にすべきではないか、と考え、都選管の見解を聞いた。
 →何度かやりとりしましたが、総務省が示しているやり方にそって実施している、とのこと。また、選挙の投票が終わったら退出してしまわないように、同時に国民審査の投票用紙も渡している、とも述べていましたが…う~ん、疑問です。また調べていきたいと思います。

<私の思い>

意見表明権などを大事にしてこそ
 18歳選挙権がはじまり、若い人達の投票率が話題になるなかで、「大人でも投票しない人がたくさんいるのに、若い人ばかり問題視されるような取り上げ方はいやだ」という声も紹介しながら、全体の投票率アップへのとりくみが大事であることを指摘しました。
 また主権者教育のおおもとで大事なのは、子どもの権利条約で位置付けられている意見表明権などが日ごろから大事にされ、子どもたちの意見が社会にいかされていくという経験をたくさん積み重ねていくことです。今後、東京都150年のとりくみが行われるとのことだが、子ども議会を実施したらどうでしょうか。
出前講座と模擬投票
 ある障害者通所施設では、選管に相談して出前講座と模擬投票を実施したとの経験をうかがった。大変有効で、自分で考えて決めるということ、そして当日わからなかったら心配しないで係の人に聞けばいいとわかり、自信をもって投票に行けた、との経験を紹介し、こうしたとりくみを選管としてさらに進めていくことを求めました。

選挙管理委員会に質問

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答弁を聞く
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(撮影:長島可純 ↑上の2枚 転載はお控えください)

朝の宣伝で握手(東久留米駅前)

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# by hara-noriko | 2017-11-26 13:44 | 都議会 | Comments(0)