事業仕分け 市民委員の意見をどう生かすのか?   

12月議会一般質問から(3)
 一般質問の詳報、3回目をお届けします。

 事業仕分けについてうかがいます。
 私は、事業仕分け実施にあたっての問題点や心配な点を9月議会で質問しました。市は、700以上もある事業を短期間に20事業にまで絞り込むことを市民委員の方に依頼しています。その一方で、仕分け結果と事務事業評価結果の整合性が不透明です。私はたいへん不安を感じました。そのため、今年は試行という位置づけにするなどの検討があってもよかったのではないか、という意見も述べました。
仕分け本番を傍聴して
 そうしたなかでも市民委員の方々は、短い期間のなかで調査・研究され、議論を積み重ね、熱心にとりくまれてきたことを、仕分け本番の日に感じました。閉会式で委員のみなさんは、口々に「市政にきちんと生かしていってほしい」と述べられました。当然のことと思います。
 今回は全体での意見集約はしていないので、一人一人の意見と結論を市としては十分に受け止めることが必要です。今回の仕分け結果と指摘事項のまとめを読むと、きちんと市側の意見と各委員の意見が載っています。市長は、これらをどう受け止め、生かそうと考えているのでしょうか。

【答弁と感想】
 今回の市の事業仕分けは、公募市民によるまったくのボランティア。そして、無理矢理一つの結論にまとめてしまわない方法をとっていたので、かなり、市民目線での意見が出されたと思います。大事なのは、その中身を市長が十分に受け止めることです。
「子育て支援の予算をふやすべき」という意見も
 今回、多くの議員が質問で事業仕分けをとりあげ、たとえば、「保育園民営化は委員の多くが推進という結果をだしたのだから、進めるべきだ」など、「結果」のみに注目する質問をしていました。しかし、事業仕分けを傍聴していて、市民委員の方たちからは、「むしろ子育て支援の予算をふやすべき」という意見も出されるなど、単純に民営化で経費削減を、というとりまとめは行なっていません。
 また、児童館を指定管理者にしていくことによる経費削減の効果を委員からたずねられても、市側は明快な答えは出せず、効果もはっきりしないのに推進とはいえない、という意見が出されていました。事業のもつ性格、子どもたちへの影響をきちんと考えながらのぞまれている委員も多いことを感じました。
乱暴な市民サービス切り下げはできない
 市長答弁は、「今後の市政執行に生かしていきたい」と抽象的なものにとどまりましたが、今回の仕分け内容をふまえれば、乱暴な市民サービス切り下げに進むことはできないはずです。同時に、何を、どう生かすのか、市民にきちんとわかるようにすべきです。引き続き、ていねいな対応を求めていきたいと思います。

《12月議会一般質問から全4回はこちらから》
(1)異常に多い差し押さえ 子ども手当まで対象とは
(2)旧保健福祉センターの跡地利用 市民の声を聞け
(4)障がい者福祉 移動支援の充実が急がれている

                         スズメ(黒目川)
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by hara-noriko | 2010-12-29 15:49 | 市政報告 | Comments(0)

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