臨時議会 市政のあり方問われる暫定予算の可決   

 7月20日は臨時議会でした。3月議会につづいて、6月議会でも予算案否決となっため、8・9月の暫定予算を審議しました。
 当初予算については、いろいろ意見の違いはあっても、それを決定するまでの間、必要最低限の経費で組む暫定予算は、本来、議会全体で一致できるものであると思います。しかし、3月のときもそうでしたが、今回の暫定予算にも、市長の政策的な経費がもりこまれました。
みなみ保育園民営化のための経費が盛り込まれる
 今回の最大の問題は、みなみ保育園民営化のための法人選定会議予算が計上されていることです。共産党市議団としては、3つの点で問題だと指摘しました。
「8・9月に支出負担行為が必要なものを計上」のはずが
 ひとつは、市の予定では、10月から法人の募集をはじめるとしています。そうすると、市自身が示している暫定予算の考え方である、「8・9月に支出負担行為が必要なものを計上」ということとは矛盾します。10月以降に動き出すものについては、9月の定例議会で改めて本予算を審議するのですから、そこで提案すべきです。
 市側の答弁では、「募集に向けての準備がある」などと述べられていますが、選定会議の予算がなくても、すでに市は民営化計画にもとづいて保護者への説明会をやろうとしたり、実際には動いているのです。法人選定会議予算を暫定予算にどうしても盛り込まなければならない明確な理由がないのです。
市民参加も市民合意もない
 ふたつめは、進め方の問題です。みなみ保育園の民営化については、まったく市民参加と市民合意がないにもかかわらず、関連予算を計上する。しかも、暫定予算のなかに入れてしまおう、というやり方は本当に問題です。9月に、もし本予算が三だび否決されても、みなみの民営化は進められるようにしておこう、ということなのでしょうか。
市長は公約と違うことをやろうとしている
 みっつめは、市長の公約との関係です。市長は、「みんなの会」との政策協定で、保育のあり方検討委員会を設置して、市民とともに保育の充実に向けて検討することを約束しています。この約束は、広く市民のみなさんにお知らせしており、当然、市長の公約です。しかし、市長はこれを自らとりさげ、みなみ保育園民営化は計画通り進めるとしてしまいました。また、市民参加と市民合意を大切にする、と市長は公約しており、その点からいっても、選定会議の予算を計上するということは、公約とはまったく違うといわざるをえません。
予算の一部の問題ではない
 みなみ保育園の問題は、予算の一部の問題ではなく、東久留米市政のあり方にかかわる重大問題なのです。こうしたことから、共産党は反対しました。他の会派は賛成で、暫定予算は可決されました。
保育園は市民の財産
 6月議会において、馬場市長が、保育園民営化を推進する発言を、市民との話し合いもないまま行ない、大きな波紋をよんでいます。こうしたなか、市が一方的にみなみ保育園の保護者への説明会をしようとしても、それが成立しないのは当然だと私は思います。
 そもそも、保育園は、市民の財産であり、現在の保護者だけに説明すればいい、というものではありません。そして、何より問題なのは、すべて市民との話し合い抜きにすすめてしまっていることなのです。市長は、そのことの重大性に気づくべきです。
 今回、みなみの法人選定会議予算は通りましたが、先にのべたように、動き出すのは10月以降です。これですべてが決まってしまったわけではありません。市民参加と市民合意、を貫くことを求めて、ひきつづきとりくんでいきます。

                      飛び立つゴイサギ(黒目川)
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by hara-noriko | 2011-07-23 11:03 | 市政報告 | Comments(0)

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