イオン誘致 公聴会に進んでいいのか?   

 「イオン予定地」の近隣にお住まいの方から、建築許可前の「公聴会」の公告が、フェンスに表示された、と連絡をいただきました。19日に公告を出し、27日実施、発言したい場合は3日前に書面を提出しなければならない…となっています。あまりに時間がありません。主な内容は、以下の通りです。

公告
公開による意見の聴取(公聴会)開催のお知らせ
建築基準法の規定による許可申請があったので、公聴会を実施する。
公聴会で意見を述べようとする者は、公聴会の期日の三日前までに、東京都多摩建築指導事務所長に対し、意見の要旨並びに住所、氏名および当該公聴会の事由となる処分についての利害関係を記した書面を提出してください。
        平成23年10月19日
                    東京都多摩建築指導事務所長 伊藤達也
1、公聴会を行なう日時  10月27日(木) 午前10時から
2、会場         南部地域センター2階講習室
3、書面の提出先     小平市花小金井1-6-20
             東京都小平合同庁舎
             東京都多摩建築指導事務所 建築指導第二課指導第一係
             電話464-0009
4、公聴会を行なう理由  下記の建築許可をするため
*建築主 イオンリテール株式会社
*新築。自動車車庫および百貨店、マーケットその他の物品販売業を営む店舗。
*敷地面積11,544㎡、建築面積4,393㎡、延べ面積20,581㎡
*鉄骨地上6階建て、高さ24・30m。

10月3日の説明会は成立したとはいえない
 10月3日、イオンリテール株式会社(事業者)と鹿島建設株式会社(設計・施工者)による説明会が行なわれましたが、条例で規定している基準からいって、1000人以上が対象なのに120席しかない会場で、会場に入れてもらえなかった住民も出る、という状況でした。しかも、住民からの質問も4人しかできなかったということです。
 こうしたなか、さすがにイオン側も問題を感じたのか、後日、入場できなかった人がでたことへの「お詫び」文書が配布されています。つまり、この説明会は成立したといえないのです。
 本来、この説明会は、「周辺住民に対して説明し、誠実に協議を行ない、事業計画について合意を得るよう努めなければならない」(東久留米市宅地開発条例)、「周辺の生活環境に及ぼす影響に十分配慮するとともに、身近な近隣関係を損なわないように努めなければならない」(東京都紛争予防条例)という条例にもとづいて実施されるものです。
 それなのに、住民の「合意を得る」どころか、不信をかう結果になっています。さらに、この説明会の状況を市としては直接把握していないことにも問題があります。市としても、事業者に対し、説明会を再度開くよう要請する責任があるのではないでしょうか。住民のみなさんから、市に対して要望書がだされたとのことです。誠実に対応するよう私も求めていきたいと思っています。
再度の説明会も開かず公聴会とはひどすぎる
 10月3日の説明会で問題があったことを認めながらも、再度の説明会も開かず、あっという間に公聴会に進んでしまう、イオンという企業のやり方…。ひどすぎると私は思います。住民がどう思おうが、強引に進める…。このまま見過ごすわけにはいきません。まず、この状況を多くの方に知っていただきたいです。やっぱり、計画は市民参加で見直すべきだ、と改めて強く思います。

by hara-noriko | 2011-10-21 20:52 | 市政報告 | Comments(0)

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