ふたつの学習会に参加して   

 この間、ふたつの大事な学習会に参加しました。

(1)外国人学校の子どもたちの学習権を
 ひとつは、11月7日の「外国人学校の子どもたちの学習権を子どもの権利条約の視点で問う」と題した、東京都議会内学習会です。主催は、外国人学校・民族学校の制度的保障を実現するネットワーク東京です。永田まさ子議員といっしょに参加しました。
 東京都では、「私立外国人学校運営費補助金」が27校に対し、子ども一人あたり年間15000円支給されています。東京都の私立学校への東京都の助成(一人あたり)は、高校で365528円ですが、外国人学校への助成は15000円。格差は歴然としています。本来は、この格差をどう是正していくのか、もっと根本的には、外国人学校を正規の学校と認めない国の姿勢をどうしていくのか、問われているのです。
朝鮮学校だけを助成の対象からはずした東京都
 しかし、昨年度、突然、都は27校のうち朝鮮学校だけを助成の対象からはずしました。さらに、今年度も支給しない、としているのです。民主党の一都議が、朝鮮学校に補助金を出すべきでないと都議会で質問したことがきっかけです。拉致問題とからめての質問ですが、それで子どもの教育を受ける権利をうばっていいわけがありません。
子どもの権利条約に照らして
 今回の学習会は、朝鮮学校を補助の対象からはずしたから問題だ、ということだけをいうのでなく、こういうことをすることが子どもの権利条約に照らして、いかに問題があるのか、本来学習権はどのように保障されているのか、をしっかり学び合う趣旨でもたれました。とても大事な視点だと思いました。
 都議は、日本共産党の畔上議員をはじめ、民主、生活者ネット、自治市民の議員が出席。公明の議員も開会前にあいさつに来たとのこと。また区議、市議も、杉並区、国立市、さいたま市などから参加。東久留米市からは、私たち以外に、無所属の白石議員も参加されていました。ぜひ、超党派で、できることをしていきたいと思いました。

(2)登校拒否・不登校・中退者のための進路を考える
 もうひとつの学習会は、12日の「登校拒否・不登校・中退者のための進路学習会」です。主催は、どじょっこの会(登校拒否・不登校を考える東久留米の会)。高校の定時制の先生や、不登校経験のある定時制高校生の話、サポート校に行ったけどなんか違うなと思っていること、娘さんがチャレンジ校に入ったお母さんの思い、学校に行かないで20代になった息子さんが徐々にバイトをしながら世界を広げている話、などたっぷり聞けました。
自分が何かしたい、学びたいと思ったときが進路選びのとき
 大事だと思ったのは、高校にもいろいろある、というだけでなく、高校に行かない選択も含めて語られたことです。学習会の案内チラシにはこう書かれています。「進路はどの子にも開かれています。自分が何かしたい、学びたいと思ったときが進路選びのときです。一度で決めなくても大丈夫です。試したり、やりなおしたりしてもいいのです。スタートは自分で決めたときです。遅すぎることはありません」と。
 こういう「進路学習会」こそ、今、必要なのではないか、と実感しました。不登校でない子どもたちにとっても、親や先生にとっても。子どもたちが自分で決めて進んでいくことを、じっくり見守ることがきる親でいたいな…と思いました。
                      ヒドリガモのオス(落合川)
b0190576_13414547.jpg

by hara-noriko | 2011-11-16 13:42 | 活動日誌 | Comments(0)

<< 保育のあり方を考える市民討論会の意義 TPP(環太平洋連携協定)への... >>