12月市議会終わる   

市長が陳謝
 12月議会が終わりました。最終日(20日)の本会議冒頭に、議会からの「猛省を求める決議」を受けての馬場市長の陳謝があり、自らの給与を減俸(市長給与の50%削減、1カ月)するための議案が提出され、可決されました。議案について反対はありませんでしたが、午前中いっぱい質疑が行われました。
市長は、本当に重大さを受け止めているのだろうか
 私は、「政策判断の変更によってご迷惑をかけた」との市長の陳謝は、本当に事の重大さを受け止めているのだろうか…と感じてしまいました。公約を守らない、「市民参加・対話にもとづく合意形成」がない…。そこを反省することなしに、問題の解決はありません。他の会派からも、コミュニティバス(コミバス)の方針を変えたことなどについて、市民説明会を開くことが強く要請され、2月中にはもつ考えが示されました。
 私は、市長が本当に反省したのであれば、みなみ保育園の民営化の選定を進めてしまう前に、きちんと市民説明会をもつべきだと強く求めました。しかし、答弁は「やらない」。本当に信じられない思いです。
共産党市議団が決議を提案
 そこで、日本共産党市議団で検討してきた「決議」を提出することにしました。これは、市長が「やらない」といっても、議会としてやるべきだとの意思を示すものです。また、民営化に賛成か反対かでなく、市長が自らの公約に立ち、なおかつ行政の長としての責任にもとづき説明会を開催すべきだ、というものです。
 結果は、残念ながら否決でした。賛成は、共産党の4議員のみ。質疑は、公明党の津田議員からありました。しかし、討論は誰からもなく…反対。なぜなのでしょう。
 以下は、共産党が提案した決議文です。

みなみ保育園廃園・民設民営化に伴う市民説明会の開催を求める決議(案)
 保護者・市民合意が全くないまま、11月1日よりみなみ保育園民営化に伴う法人募集が行われた。12月15日をもって募集は終了し、4法人の応募があったということである。今後、具体的な選定作業に入ろうという段階であるが、市長は、その前にきちんと保護者・市民と向き合い、自分の考えを説明する必要がある。
 市長は、市長選挙の公約において、「情報公開、市民参加、市民との対話による合意形成」を掲げ、保育行政については、「保育のあり方検討委員会を設置する」ことを約束している。その公約からすれば、市民合意なしに事をすすめることはありえない。また、市長は市長選挙において、みなみ保育園の民営化を推進する考えを示していない。そうであれば、自分自身の政策の転換について、全市民に説明することは当然である。すでに、この間の進め方について、保護者・市民の間には不信感が募っている。市長には、これを払拭(ふっしょく)する責任がある。
 よって、東久留米市議会は、市民との十分な対話を行うため、具体的な法人選定作業に入る前に、市民説明会を開催することを求めるものである。 以上、決議する。

  魚をねらうコサギ(黒目川)
12月市議会終わる_b0190576_13584625.jpg

by hara-noriko | 2011-12-22 13:59 | 市政報告 | Comments(0)

<< 都市計画税率の引き下げを提案 12月議会一般質問から(4) ... >>