多摩六都フェア「ぴゅああーと展」始まる
2012年 01月 18日
多摩六都フェアは、5市(東村山、小平、清瀬、西東京、東久留米)で構成される、多摩北部都市広域行政圏協議会が主催する市域をこえた文化事業です。「ぴゅああーと展」は、圏域に在住、在勤、在学されている障がいのあるみなさんの絵画、陶芸、書道などの作品を、専門家が選考し、展示するもので、今回で6回目。今年は、235点もの応募があったとのこと。そのなかから、94点が入選したそうです。
オープニングセレモニーに出席
初日はオープニングセレモニーがあり、私も参加しました。選考にあたった武蔵野美術大学の大坪圭輔教授が講評されました。…年々すばらしい作品になっているのは、技術的なことだけではない。みなさんが、安心してのびのびと暮らせるその環境が充実しなければこういう作品はうまれない。この地域には、そうした支える力があるということだと感じる。みなさんの作品に個性があるのは、人と人とのかかわりがあるからこそ。これからもそこを大事にしてほしい。大学としても、地域に貢献していきたい…。こういう趣旨のすばらしいお話しでした。
以前、のぞみの家(市内下里にある身体障害者通所授産施設)の作品展にうかがったときに、職員の方が、日々のくらしのなかで楽しかったことや悲しかったことなどを、一緒に話し合いながら作品が生まれていく、ということを話してくれたことを思い出します。そして、障がいのある人たちが、「安心してのびのびと暮らせる」ように家族のみなさん、関係者のみなさんが、息長く運動を続けていることの意味の大きさを改めて実感します。今日も、たくさんの関係者のみなさんがスタッフとして動かれていました。本当に頭が下がります。
東京フィルハーモニーによる、木管五重奏のコンサートもこの作品展にぴったりの雰囲気で、すてきでした。
どの作品もすばらしく、感動します。なぜでしょう、毎回、とても前向きな気持ちにさせてくれるのです。ぜひ、たくさんの方に観てほしいです。
のぞみの家の作品展も
市役所の向かいのスペース105では、19日まで、のぞみの家の作品展も行われています。
by hara-noriko | 2012-01-18 19:31 | 活動日誌 | Comments(0)