一般会計予算案などが否決される事態に   

共産党が予算組み替え案を提出
 東久留米市議会の予算特別委員会が終わりました。日本共産党市議団としては、予算組み替え動議を提出しました。残念ながら、否決されてしまいました(共産党以外の賛成者はありませんでした)。
 今回の予算は、市長の公約違反のうえに、市民負担をおしつける内容になっています。私たちは、そこを正すために提案しました。組み替え案の特徴は、(1)東日本大震災の教訓をふまえ、防災対策や放射能対策に力を入れること(2)市民参加と対話による合意形成を保障すること(3)「弱者とともにある政治」をおこなうこと―です。全体の予算の一部でも組み替えることによって、市民の暮らし少しでも応援し、支えることができることを示したつもりです。

一般会計予算案を否決
 組み替えが否決されたのち、一般会計予算案そのものの採決。共産党のほか、自民、公明、久留米ハートネット、みんなの党が反対し、否決すべきもの、という結論に。

下水道特別会計予算案で前代未聞の事態が
 さらに下水道特別会計予算案では、共産党の篠原重信議員の指摘により、下水道料金の値上げで1億円の増収になると説明していたものが、2000万円にしかなっていない問題が発覚しました。市がうちだした10年間で汚水処理経費を100%回収できる、一般会計からの繰入れを10億円減らす、という計画は、成り立たないことになります。私たちは、そもそも下水道料金の値上げには反対していますが、賛否以前に、行政側の説明と実態が違っていることがわかったのです。
 これにより、市長は答弁ができなくなり、下水道特別会計予算案は全会一致で否決すべきもの、となりました。前代未聞ではないでしょうか…。

暫定予算と臨時議会
 27日が議会の最終日です。ここで討論・採決が行われますが、今日の予算特別委員会の結果により、予算否決のため暫定予算が組まれることになります。改めて臨時議会が開かれることになります。取り急ぎの報告でした。

by hara-noriko | 2012-03-22 22:41 | 市政報告 | Comments(0)

<< 3月定例会と臨時議会が終わりました 3月議会 一般質問から(下) >>