3月議会の討論から(4) 前代未聞の下水道料金値上げ案   

 私は、3月議会の最終本会議(3月27日)で日本共産党市議団を代表して、来年度予算案に反対する討論に立ちました。その内容を5回に分けてお知らせします。

 来年度予算案として議会に付されたのは次の5つです。
 議案第23号 平成24年度東久留米市一般会計予算案
 議案第24号 同、国民健康保険特別会計予算案
 議案第25号 同、後期高齢者医療特別会計予算案
 議案第26号 同、介護保険特別会計予算案
 議案第27号 同、下水道事業特別会計予算案
 これらのうち、一般会計予算案は、自民・公明・共産・みんなの党・宮川議員の反対で否決。下水道会計予算案は、全員反対で否決。一方、国保・後期高齢者医療・介護保険の予算案は、反対は共産党と宮川議員のみで可決されています。そのため、下水道料金の値上げはなくなったものの、国保と介護保険は値上げされます(後期高齢者医療は広域連合ですでに値上げが決定しています)。
 3月29日の臨時議会では、一般会計予算と下水道会計予算について、暫定予算が可決されました。その詳細については、3月31日付のブログ「3月定例会と臨時議会が終わりました」をごらんください。
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 反対討論の4回目は、前代未聞の下水道料金は値上げ案についてです。

 下水道事業特別会計について意見を述べます。
 日本共産党市議団としては、今回の3つの値上げ案については反対しており、下水道料金についても、減免をいっそう厳しくし、負担を強化するものであり、建設委員会においても反対の意見を述べたところです。
 そのうえで、特別会計の質疑において、篠原重信議員(共産党)の指摘により、料金引き上げにより1億円の増収だと説明していたものが、2000万円にしかなっておらず、これでは10年間で汚水処理経費を回収できるとした計画も成り立たないことが明らかになりました。(関連記事として、「一般会計予算案などが否決される事態に」をご覧ください)
 このような事態は前代未聞ではないでしょうか。行政、とりわけ市長の責任が問われる問題です。どのように対応するのか、きちんと納得のいく説明を求めます。
 他の3つの特別会計については、それぞれ値上げが含まれており、他の議案でも見解を明らかにしていることからここではくりかえしませんが、いずれも賛成することはできません。

  咲き始めたソメイヨシノ(黒目川遊歩道)
3月議会の討論から(4) 前代未聞の下水道料金値上げ案_b0190576_2231093.jpg

by hara-noriko | 2012-04-04 22:03 | 市政報告 | Comments(0)

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