重大局面迎えたイオンの新築工事   

 イオンショッピングセンター新築工事説明会が、3月30日から4月1日までの3日間、時間を変えて行なわれました。説明は、工事を行なう鹿島建設株式会社が行ないました。
4月12日から工事を開始し、1年でつくる
 私は、30日夜8時からの説明会に参加しました。参加者は約30名。
 工事は、今月12日からはじまり、4月の工事車両の出入りは70台(日)、作業員は120名(日)。5月は250台(日)、190名(日)。…9月の作業員は500名(日)、10月は450名(日)にもなるとのこと。そして、来年の4月11日に引き渡しの予定とのことです。
 私もすべてをもれなくメモをすることはできなかったのですが、1年間で巨大ショッピングセンターを建築することによる、近隣住民の方々への負担は相当のものだろうと感じました。
住民のみなさんから次々指摘が
 住民のみなさんからは、「今やっている解体工事で、すでに揺れている。地震と区別がつかない感じで怖かった」「フェンスの工事の振動がひどく苦情を伝えた」「日生住宅では、ひばりが丘団地の建替え時にも、振動がひどかった。鹿島は、道路に面した戸建て住宅についてのみ家屋調査の対象にするというが、道路から5、6軒目まで激しい揺れだった」など次々と指摘がありました。鹿島側は、「揺れの状況を確認するため、お宅にうかがう」「家屋調査の範囲は広げます」と回答。
安全は保障されるのか
 また、近隣の学校の下校時間の安全確保については、「交通誘導員を置いて対応」。南町小学校前の道路に大型車を待機させることはないのか問われると、「待機はしません」。作業員の通勤車両の流れについて、「5小通りは使わない」。こう言うのですが、実際に、安全は担保できるのでしょうか?
 このほか、騒音対策や、周りの道路の安全対策、信号機設置などについても意見がだされ、とくに地域の道路事情の悪さからくる問題については、鹿島としては答えられません。そうしたこともあり、複数の方々から、イオンリテールと市役所も説明側に来ているべきではないのか、という意見も出されていました。鹿島側は、「今回の説明は、手前どものみでやらせてもらうようにした」と述べていたように、今回の説明会はあくまでも「建築」に限ったものです。今後、このまま進めば、大店立地法にもとづく説明会が行われることになります。重大局面を迎えています。

by hara-noriko | 2012-04-09 18:06 | 市政報告 | Comments(0)

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