みなみ保育園に関わる請願は採択すべきだ   

 6月議会には、市立みなみ保育園にかかわる請願が6件提出されました。私は本会議で請願の採択を求めて討論に立ちました。その内容を紹介します。請願は、反対多数で不採択とされました。

 私は、日本共産党市議団を代表して、
24請願第26号 みなみ保育園の廃園撤回及び公立保育園の存続を求める請願、
同36号 待機児童を解消するために認可保育園の増設を求める請願
同37号 公立保育園の存続を求める請願
同39号 市民参加で保育行政のあり方の検討を求める請願
同41号 市の無責任な公立保育園民営化計画の見直しと公立みなみ保育園の存続を求める請願
同42号 公立みなみ保育園に正規看護師・栄養士のや配置を求める請願
 以上、6件の請願は、採択すべきとの立場から討論いたします。
無責任な民営化はすすめるべきではない
 請願第41号にあるように、そもそも、みなみ保育園民営化は、市民合意がないまま強行されており、公募要項も父母への説明とは食い違いがあり、法人選定委員会も非常に短期間での実施でした。そして、選定結果や内容についての情報公開は2カ月もの間いっさい行われませんでした。このような無責任な民営化はこのまま進めるべきではありません。と請願は述べています。まさに、この間の問題を的確に指摘しています。
選定1位の法人が辞退したわけは
 さて、そのうえで、6月1日の行政報告で明らかになったように、選定委員会で第1位の法人は辞退をし、第2位の法人に決まったとのことです。選定委員会が終わってから2カ月も経っての報告です。
 1位の法人は、選定結果の通知を受けてから、1か月余りも保留をしたあげく、辞退をしていたのです。また、1位の法人がなぜ辞退したのかもはっきりせず、報告に対する質疑のなかで、財政上の理由だと述べられました。そうであれば、その法人は、そもそも応募資格がなかったのではないでしょうか。それを市が見逃したのだとすれば、選定の前提が崩れることになるので、選定はやり直すべきでしょう。そうではなく、すべて法人の責任であるというのであれば、きちんとペナルティを課すべきです。
保護者の不安は増すばかり
 さらに、問題が深刻であることが明らかになったのは、5月26日の保護者説明会の内容です。市長は、行政報告以上に、法人の辞退の理由を踏み込んで説明し、さらに、選定の辞退などは往々にしてあること、と保護者に説明していたのです。保護者の不安はさらに大きなものとなっていることが、保護者のみなさんの指摘により明らかになりました。このことについては、きょう提出された説明会の記録を読んだうえで、改めてきちんと質問したいと思います。
子どもや保護者を置き去りにする市長の姿勢
 私は、情報公開という点でも、市の姿勢には大きな問題があると指摘しておきたいと思います。
 まず、6月1日の行政報告時点で、選定結果の資料や選定委員会の会議録は何も公開されていませんでした。また、6月8日の私の一般質問では、会議録を使って質問する予定でしたが、そのときにも会議録は提出されませんでした。ようやく、12日の厚生委員会前に提出するとなりましたが、前日の4時過ぎに配布され、翌日の朝には部分差し替えもありました。私は、きちんと資料を整えて次の議会で報告し直すべきではないか、と提起しましたが、市長は譲りませんでした。ただただ民営化をすすめたいのか、子どもたちや保護者をおきざりにするその姿勢に、本当にがっかりしました。
根本にある市長の公約違反
 私は、やはり根本には、市長の公約違反の問題があると思います。市長は、みなみ保育園の民営化をするといって当選した市長ではありません。今後の保育行政については、市民参加で検討していく、と約束していたのです。しかし、それをやらずにみなみ保育園民営化をすすめている。これは明らかに公約違反なのです。そのことをお詫びするわけでもなく、当然のことのように進めるその姿勢が、不信を大きくしているのです。
市長の行為にも誤りが
 しかも、個人情報保護条例の遵守を求める陳情がだされ、保護者が知らせていない個人の電話番号を使って、市長が保護者の携帯電話に直接電話をしていた問題についてきちんと解決されていないことも明らかになりました。
 本来、電話番号という個人情報が本人の同意なく市長に伝えられ、それを使って市長自らが電話するということは、間違った行為ではありませんか。それを認めないまま、不安を与えてしまった、と結論づけている。5月26日の説明会での発言も、誤解を与えてしまった、ということをおわびしている。つまり、自分の行為は間違いではなく、しかし、相手は誤解した、と相手の問題にしてしまっているのです。だから、同じことがくりかえされているのではないでしょうか。
保護者の思いこそ市の誇り
 市長は、廃園・民営化に反対する保護者の思いを本気で考えたことがありますか。反対の気持ちは変わらないけれど、子どもたちを守るために選定委員会にも参加し、説明会も求め、市に要望書も出す、という保護者の努力をどのように受け止めていますか。こうした保護者の努力により、選定委員会でも、引き継ぎの大事さが委員会の共通認識になっていることが選定委員会の会議録から読み取れます。
 40年もの歴史をつみかさねてきたみなみ保育園を大切に思って行動する保護者がたくさんいることは、本来市の誇りではないですか。それだけの保育をしてきたということをきちんと評価すべきです。そうした立場から採択を主張します。
認可保育園と認可外保育施設 急がれる保育料の格差是正
 また、待機児対策について、今議会も大きな議論となった認可保育園と認可外保育施設の保育料の格差是正については、市長の公約からしてもただちに具体化をすすめるべきです。そして、新システムがますます混沌としているなかで、市として、認可保育園の増設を柱にすえた計画をたてるべきであり、今後の保育について、やはり、市民参加による保育のあり方検討委員会が必要であることを強く指摘し、討論とします。

  オナガ(東久留米市内)
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by hara-noriko | 2012-06-23 23:26 | 市政報告 | Comments(0)

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