市民の正当な願いに立ちきった市政運営こそ
2013年 04月 02日
遅くなってしまいましたが…3月議会は26日に終了しました。予算が修正可決となったので、久し振りに、臨時議会はありませんでした。
修正可決後、付帯決議案も提案されました。私は、提案者の沢田議員にいくつか質問したうえで、共産党市議団としては反対の立場をとりました。
決議案に示された項目には、みなみ保育園の引き継ぎ予算の精査や、事業執行にあたりコストを抑える努力など、同意できるものもあります。しかし、方向性としては、「行革」メニューをふやし、さらなる民間委託化と職員削減を進めることを求めています。
また、馬場市長に、財政危機を認識して事にあたるように強く求めていますが、私は、市民に「危機感」をあおるのでなく、市民にしわ寄せをしない財政運営の努力を追求しながら、ありのままの財政状況を市民に伝え、知恵をだしてもらうことが必要だと思っています。市長が公約したはずの、情報公開、市民参加、対話、合意形成…これらが守られていないことこそ問題であり、守っていないのに、市民に負担をおしつけていることが問題だと思います。
市長のコメントについて
さて…いくつかの新聞に、修正可決になったことについての市長のコメントが載っていました。「予算原案が可決されなかったことは大変残念だ。子育て支援などを削った修正が市民の理解を得られるか疑問だ」。う~ん…
おそらく、認可外保育施設保護者助成を削ったことを言っているのでは、と思います。私自身も、これは削らず実施すべきとの立場であり、修正案に盛り込まれたことについては本当に残念だと思っています。一日も早く実施に踏み出すよう、働きかけていきます。
しかし、「子育て支援を削った修正が理解を得られるか」などということを、本来、市長は言えないはずです。子どもたちをはじめ利用者の声をいっさい聞かず、くぬぎ児童館廃止をトップダウンで打ち出したのは誰ですか?保育のあり方検討委員会も実施しないまま、問答無用で保育園民営化を強行しているのは誰ですか?
さらに、今年度予算を専決処分にしてしまったことについて、全く反省していないこともよくわかりました。
混迷した市政を正していくためには、市民の正当な願いに立ちきることだとつくづく痛感します。議会のあり方、一人ひとりの議員の姿勢も問われていると思います。
桃の花にシジュウカラ(東久留米市内)

by hara-noriko | 2013-04-02 22:44 | 市政報告 | Comments(4)

議会と市長はどちらも選挙で選ばれた代表者。車の両輪と同じく安全走行の責任分担は平等です。お互いにこの原点に立ち市民のための市政を進めて欲しいです。議事録公表期間短縮や審議動画配信など議会の透明性を高める所から「開かれた市政」を目指すのも良いのでは?


「公表期間短縮」は、開催から二ヶ月も掛かってから公表される現状、議会の広報誌も二ヶ月後、これでは今年の出初式で「会場に入れなかった。。。」とツイッター等の記載を都知事が読み局へ問合せ後に改善対応を迫られた件のように情報発信の即時性や即応性が問題にもなる社会情勢に逆行している感じです。
もっと早く、いま議会ではどんなことが話し合われているのか、どういう結論に至るのか、といった結論に至る過程の透明性が議会を含めた市行政には、もっと必要と感じます。
