多摩北部医療センターの充実を求めて要請
2013年 04月 28日
小児外科外来の設置・産科とNICUの設置を求める
主な要請項目は、小児外科外来の設置・産科とNICU(新生児集中治療管理室)の設置です。回答としては、設置する考えはない、というものでしたが、私は全体として大事な要請になったと感じています。
私達は、小児病院が廃止されて数カ月たった2010年9月にも申し入れを行ないましたが、このときに救急の受け入れの改善を強く要望しました(このブログでも報告しました)。この時の要望について、多摩北部医療センターでは、努力・改善が行なわれてきたことがわかりました。東京都の病院経営本部としても、多摩北部医療センターの医師・看護師の人的支援についてはすすめていきたい、との発言もありました。私は、やはり市民の声を伝えていくことは大事だと実感しました。
看護師さんから寄せられた手紙
私は、都庁での要請のときに、ある産婦人科の看護師さんから寄せられた手紙を紹介しました。
多摩北部に呼吸器疾患の赤ちゃんを受け入れてもらい助かっている反面、循環器疾患の赤ちゃんは東京都府中(ふちゅう)市の小児総合医療センターまで搬送されていること。そのため、帝王切開で出産したばかりのお母さんが、1日8回の搾乳を冷凍して辛い体でタクシーなどを使って赤ちゃんに届けていること。本当は1カ月は安静にしていなければならないのに、大変なストレスがかかっていること…などの状況を説明し、多摩北部医療センターをより充実してほしい、と訴える内容です。
その他にもたくさんの切実な声が発言されました。東京都の担当課長も、妊産婦さんの負担や一刻を争う場合もあるのはわかる、と…。
大事な都議会議員選挙
私は、今回の要請を通じて、これからも折を見て懇談していくことが大切だと感じました。一緒に、地域の小児医療をよくしていく立場で。同時に、都議選は大事になるな、と実感もしました。
小児医療をよくする会の副会長でもある畠山まこと北多摩4区都政相談室長は、小児病院を守る会の立ち上げのときから、地域のみなさんととりくんできました。選挙のときだけこの問題にとりくんでいるわけではないのです。小児病院存続の公約を破って廃止容認に転じた人、もともと廃止推進だった人…がこの地域の現職都議ですが、安心して子どもを産み育てられる地域をつくっていくためには、畠山さんを今度こそ送り出さなければ、と強く思っています。
*この要請には、畠山まことさんのほか、尾崎あや子さん(北多摩1区都政相談室長)、清瀬市、東村山市の共産党市議団、東久留米市議団からは、永田まさ子さん(よくする会副会長)と村山順次郎さんも参加。25日は大山とも子都議も同席してくれました。
多摩北部医療センターの事務長(左)に申入書を手渡す「よくする会」の小野幸子会長

東京都庁の病院経営本部との懇談
看護師さんからの手紙を読み上げる原。右は原田ひろみ清瀬市議

by hara-noriko | 2013-04-28 20:43 | 活動日誌 | Comments(2)

