橋下発言 怒りと悲しさに胸の奥がきりきりと痛む   

 許しがたい問題がおき、毎日、怒りと悲しさにきりきりと胸の奥が痛みます。
 維新の会共同代表・橋下徹大阪市長の「慰安婦は軍隊に必要だった」「(軍人を)どこかで休息させてあげよう」、また、性犯罪が絶えない沖縄の米軍に対し「もっと風俗業の活用を」などという一連の発言です。
 人間の尊厳、女性の人権を踏みにじり、侵略戦争という歴史の事実を歪めるものです。
 わが家の娘たちは、19歳、17歳、15歳。橋下発言を知って、すぐに「ひどいことになってるよ」と教えてくれました。次女は、「『従軍慰安婦』ということばはよくない、軍用性奴隷なんだ、と辛淑玉さんは言っていた」と。軍用性奴隷にさせられた人達をさらに傷つける発言…本当に許されません。
 「侵略の定義は定まっていない」とくりかえし発言する安倍首相の歴史認識と一体のものだと私は思います。
 この発言があってすぐに思ったのは、市民100人による『憲法ミュージカル』で「従軍慰安婦」問題をテーマにした「ロラ・マシン物語」です。歴史の事実にもとづき、そこを学びながら、市民100人がすばらしい言葉・音楽・ダンスで表現した忘れる事のできない作品です。「慰安婦」にさせられたトマサ・サリノグさんの人生を通して、人間の尊厳について深く考えさせられました。今年はじめに監督の田中暢さんが亡くなられました。もし今監督がいらしたらなんて言うだろう、どんな行動を起こすだろう…。
 憲法96条改定とも相まって、安倍内閣も維新の会も暴走しはじめています。こういう勢力が伸びることは本当に危険だと思います。子どもたちに、なんとしても平和で一人ひとりの人権が守られる社会を手渡していきたい…そのことが都議選・参院選で鋭く問われている…。侵略戦争に反対を貫いた共産党を、多くの方に応援していただけるようとりくんでいきたいと思います。

by hara-noriko | 2013-05-16 13:38 | 日記 | Comments(0)

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