保育合研に参加して考えたこと   

 8月10~12日、保育合研(全国保育団体合同研究集会)がありました。45回目の今年の開催地は、神奈川県。1万人の参加者だったそうです。私は、11日、「新制度導入を前に、地域の運動課題を考える」と題した講座に参加しました。
保育とは何か、教育とは何か
 講座では、子ども子育て支援新制度の概要と問題点を学ぶことができ、とても勉強になりました。ある保護者の方が、「自分の子どもが保育園に入り、服をたたむとか日常のことも教育の一環なのだとわかったが、それは一般的ではない。教育というのは、学校で教える数やことばなどのことだと普通は思っている。それをやってほしいというのが社会的ニーズ。市民の感覚とずれすぎるのはいかがか。5歳児だけでも、学校的な教育をするとか、考えていったらどうか」と発言されました。
 これについて、講師の杉山<奥野>隆一先生が、「新制度では、教育を除いたものを保育と位置づけているが、保育に教育がないということではない。本来、生活と遊びのなかで言葉や数などの基礎が身についていく。そうした日々の保育が、その後の学校教育にどうつながっているのか、保育の専門家として保育士が示していくことが必要。また、国は、学校に教育を限定させ、学力向上を強調するが、学力とはなにか、学校教育とは何か、ということも問われている」…と。私は、保育とは何か、教育とは何か…ということこそ、新制度で考えなければならない本質的な問題だと改めて思いました。
子どもたちが安心してゆっくり成長できるように
 ふと思い出しました。以前伺った話で、フィンランドの学校では、数値による評価ではなく、「時間をかければ理解できる」「自分がわからないということがわかり、なぜだろうと考えることができる」というような評価の仕方だそうです。小さい頃に日々の暮らしの中で付けた力こそ、学力の土台なんですね。日本の子どもたちが、安心してゆっくり成長できるようになったらいいな…と思います。今後はじまる市の子ども子育て会議の議論はとても大事だと思います。

  セミの羽化(東久留米市幸町)
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by hara-noriko | 2013-08-13 23:46 | 活動日誌 | Comments(0)

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