『アンネの日記』などの被害 市内では13冊に   

 図書館にある『アンネの日記』や関連書籍が破られた問題について、日本共産党の篠原重信議員は先日の議会運営委員会で、状況報告を求めました。それに応じて、図書館から報告がありました。

 東久留米市での被害状況は、中央図書館で7冊、滝山図書館で6冊(このうち児童図書が2冊)の合計13冊で、いずれも図書の一部を数十ページにわたり引きちぎっているそうです。
 『アンネの日記』などアンネ・フランクにかかわるものや、アウシュビッツにかかわるものです。本当にひどい…背筋が寒くなります。とくに、子どもが手にする本まで破いていることは、かなり悪質だと私は感じます。こうやって、ひたひたと社会が悪い方向に傾いていくのではないか、と恐ろしいです。歴史の事実を認めたくない人物によるものなのでしょうか。少なくとも、意見の違いをこのような暴力で訴えるのは許されません。そのことを明確にしていかなければならない、と強く思います。

 『アンネの日記』
 第2次世界大戦中、ナチス・ドイツの迫害を逃れて隠れ家生活を送っていたユダヤ人少女アンネ・フランクがのこした日記。2009年、ユネスコの世界記憶遺産に登録されました。

by hara-noriko | 2014-02-27 15:28 | 市政報告 | Comments(2)

Commented by なめねこ at 2014-03-08 22:48 x
 記事の件、アメリカにまで「危険な歴史修正主義者」と認識されている人物が我が国の総理大臣であることと無関係ではないでしょう。
 従軍慰安婦問題での不誠実な態度や靖国参拝で中韓のみならず米国をも怒らしている。で、その米国の怒りを鎮めるために自衛隊を米軍の使いっぱしりのようにしようと躍起になっている今の我が国の総理大臣。こんな人物は一刻も早く総理の座から降りてもらいたいと思うこの頃。
Commented by 原のり子 at 2014-03-11 20:24 x
「一刻も早く総理の座から降りてもらいたい」。同感です。

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