3月議会の一般質問から(中)
2014年 03月 12日
特別支援教育の充実について
特別支援教育の充実に向けて質問します。
共産党市議団では2月に、今年度からスタートした南町小学校の情緒障害と知的障害の固定学級、第6小学校の情緒障害の通級学級と「ことばの教室」「聞こえの教室」を視察しました。いずれも、この1年のつみかさねを実感するものでした。子どもたちの、のびのびとしながらも、落ち着いた様子に感激しました。
小学校の情緒障害固定学級は、市内外から注目されていて、他県から引っ越してくる方もいるそうです。難聴学級も、非常に喜ばれており、来年度スタートの中学校の難聴学級に対する期待も高まっています。
ふりかえれば、数年前、市内の特別支援学級の児童数がふえ、教室が足りない事態になり、保護者のみなさんはねばりづよく増設を訴えてきました。また、難聴学級についても、保護者のみなさんが、なんとか市内につくってほしいとねばりづよく働きかけつづけました。こうした子どもを思う保護者のみなさんや関係者の努力による成果だと実感しました。
よりいっそうの充実に向け、来年度を目の前にしたなかで3点うかがいます。
児童数の増加にともなう教室・人員体制への対応は
ひとつは、通級の情緒障害学級の児童数が大きくふえるなかでの対応です。各学校の通常学級で過ごしながら、週1回通級学級へ通う、ということが認知され、評価されてきていることの表れでもあると思いますが、現実問題として教室や人員体制などの対応はどうとられるのか、うかがいます。
送迎バスを改善できないか
ふたつめは、通学のための送迎バスです。改めて、バスがあることで安心して通えていることを実感しました。ただ、バスが広域を回っているためなのか、授業時間には間に合うものの、朝の集会などに間に合わないことがあるようです。ちょうど私たちが視察に行った時も、南町小学校の朝の集会で、子どもたちが楽しみにしている校舎全部を使ってのおにごっこでしたが、参加できなかった特別支援学級の子どもたちもいたようでした。4月に向け、改善ができないかうかがいます。
中学校の難聴学級をどのようにすすめるのか
みっつめは、中学校の難聴学級です。2月26日、共産党市議団で練馬区の開進第二中学校の視察を行いました。通常学級に在籍しながら、国語・数学・英語の授業は、難聴学級にきて指導を受けるとのことでした。進み具合や評価の仕方は、通常学級と全く同じにしていて、高校進学などで不利にならないように配慮されています。わが市ではどのようにすすめるのか、うかがいます。
子ども・子育て支援新制度と条例化について
次に、子ども・子育て支援新制度についてうかがいます。
まず、「子ども・子育て支援事業計画」において、今後条例化が必要となる事業は何か、またその時期はいつになるのか具体的に示してください。
そして、条例化にあたり、市民や関係者の声、子ども子育て会議の委員の意見が反映されたうえで、議会に提案されていくのかうかがいます。
まちづくりについて
まちづくりについてうかがいます。
公共交通を充実して昭和病院に行きやすくしたい
ひとつは、地域公共交通の充実について、とりわけ、昭和病院に行きやすくする、という問題についてです。これまでもいくつか提案してきました。新小金井街道を通って昭和病院に行くバス路線の新設、昭和病院北入口バス停から昭和病院玄関前の間を、病院が車を出してピストン輸送する、あるいは、小平市のコミュニティタクシーとの協力、などを提案してきました。検討状況はいかがでしょうか。
通学路の安全対策が急がれている
もうひとつは、通学路・道路の安全対策です。
4月の入学シーズンを目の前にして、改めて通学路の安全対策が急がれます。これまでも質問してきましたが、小山通りの3小通学路部分、幸町から旧市役所通りを通る1小通学路部分は、交通擁護員の配置がどうしても必要です。まずは、朝の登校時間帯に配置できないでしょうか、うかがいます。
また、小金井街道の野火止1丁目交差点から、下里本邑通りの久留米西高南交差点の間に、信号機と横断歩道がなく、市としても設置要望をしていると認識しています。また、議会においても請願が採択されています。その後の進捗状況をうかがいます。
また、本村小学校前の歩道橋は、階段部分にほとんど電気がついていない状態で、夕方から夜にかけて真っ暗です。利用している方から、危険だと指摘があります。改善が必要であると考えますが、いかがでしょうか。
ハクセキレイ(黒目川)

by hara-noriko | 2014-03-12 23:36 | 市政報告 | Comments(0)