「子ども・子育て新制度」 4月実施というけれど
2014年 10月 25日
今週は、「子ども・子育て支援新制度 市民説明会」が3回開催されました。日本共産党東久留米市議団では、10月22日の市民プラザホールでの説明会には篠原重信さん、永田まさ子さんと私が、10月24日の西部地域センターでの説明会には村山順次郎さんと私が、それそれ参加しました。質疑応答では、若いお父さん、お母さんたちが、切実で鋭い質問を投げかけ、とても勉強になりました。
入所判定はどうなるのか、ポイント制は変わるのか、保育料や延長保育料はどうなるのか、待機児解消への市の計画は、学童保育は6年生までが対象になるが確実に利用できるのか、などなど。
肝心なところはまだ決まってない
新制度は4月から実施するとされながらも、国からの情報も遅く、市としても説明会にあたって苦労があったと思います。そこは理解しつつも、参加する人たちの聞きたいことは何か、ということを考えると、残念な点がありました。
(1)市内の幼稚園で新制度に移行するのは前沢幼稚園のみ。家庭福祉員9名のうち7名が新制度の家庭福祉員に移行、2人は共同で小規模保育に移行。認証保育所4カ所、定期利用保育施設1カ所は新制度には移行しない。…などの口頭での説明はありましたが、いったい東久留米にはどんな保育施設があるのかがイメージしにくく…。そうした施設名と概要の一覧表や地図があるといいのでは、と思いました。
(2)入所決定の基準(ポイント)がどうなるかは、まだ決まっておらず、「入所のしおりに示すので、それを見てください」とのことだったこと。本来は、案を示して意見をもらったほうがいいのでは、と思います。
(3)学童保育も6年生まで対象になるなか、どのように入所決定をしていくのかは、まだ検討中とのこと。これも、本来は説明会で案を示した方が良かったと思います。
つまり、説明会とはいっても、肝心なところはまだ決まっていない、入所申請を出す時に各自確認してください、ということだったのです。
待機児解消はどうなるのか
また、保育園の待機児解消計画について問われ、「4月、駅前に60名定員の認可保育園ができる。今後は、子ども・子育て支援事業計画の中で示していく」と回答していました。あれだけ老朽化と待機児解消のために、と言っているさいわい保育園民営化の話は特になし。
その他、新制度に移行しない認証保育所などへの保育料助成についても、4月に間に合うのかどうか、はっきりしません。
正直、さまざまな課題があることを実感する説明会でした。
by hara-noriko | 2014-10-25 01:52 | 市政報告 | Comments(2)
困っている人の足元を見て、「こんなもんでいいだろう」と馬鹿にされてる感じです。
きちんと正面から受け止めようとしない。説明責任をどう考えているか?