ハンセン病について学ぶ中学生たち   

 11月1日、市内小中学校の一斉公開日でした。今回、中央中学校は、全学年共通でハンセン病について学び、人権について考える、というとりくみをしているということで、ぜひ、授業の見学と公開講座に参加したいと思い、うかがいました。
 道徳の授業は、特別支援学級のクラスを見学しました。ハンセン病回復者で語り部活動を続ける、平沢保治さんのビデオを前の授業で観たうえでの授業でした。みんなの感想を聞きながら、差別と人権について、自分に引き寄せて考えていくことを大事にした内容でした。生徒たちが、差別を受けた人達の辛さに気持ちを寄せていることが印象的でした。
胸に迫る公開講座での講演
 公開講座は、全員が体育館に集まり、国立ハンセン病資料館の学芸員・金貴粉(きん・きぶん)さんの講演でした。ハンセン病の元患者の方々の命がけの運動をていねいにふりかえりながら、国の隔離政策の誤りを認めさせた事実。しかし、今なお、ハンセン病問題は終わっていないこと。同時に、陶芸や絵画、書道、写真、将棋、そして語り部活動など、さまざまな分野で活躍する元患者さんの現在についてもくわしくお話しをしてくださいました。そして、全生園内に保育園ができ、子どもを持つことを強制的に禁じられてきた元患者の方々が、子どもたちがそばにいることを喜んでいるとのお話…。胸に迫りました。
学校の姿勢に敬意を表したい
 金さんのお話にはとても感銘を受けると同時に、学芸員という仕事の奥深さも感じました。講演後、金さんを囲んで、懇談がありましたが、金さんが元患者の一人ひとりに心を寄せて話してくださることに、さらに感激しました。前に、このブログでも資料館の展示について感じたことを書きましたが、元患者さんたちとも相談しながらすすめているとのお話しも聞けてよかったです。
 子どもたちがこういう学習をする経験は、本当に大事だと感じるとともに、それを地域の公開講座として設定し、一緒に考えていこうという学校の姿勢に心から敬意を表したいと思います。
 11月16日から、国立ハンセン病資料館では、新たな企画展がはじまります。くわしくは、資料館のホームページをごらんください。私も、ぜひ行きたいと思っています。

ヒメツルソバ
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by hara-noriko | 2014-11-02 00:35 | 活動日誌 | Comments(0)

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