疑問だらけの教育大綱 現場・市民の声を聞くべきです   

 「教育大綱(案)」について。前のブログの続きです。
 教育振興基本計画にはなく、大綱に盛り込んだものについては、いろいろと思うところがあります。また、文部科学省による「地方教育行政法一部改正の概要」(H27年4月1日)では、首長の権限に関わらない事項についても、教育委員会が適切と考えれば載せることも考えられる、としていますが、慎重な検討が必要なのでは、と思います。
教科書採択をめぐる疑問
 市の大綱案では、教科書採択について、教育委員会の権限と責任において適正かつ公正に採択することと、結果と採択理由の公表が明記されています。書いてあることは当然のことだと思います。ただ、大綱全体の考え方のうえに位置付けられるということであるとどうなのでしょう。
 たとえば、今回の大綱案で強調されている、「グローバル化に積極的に対応できる人間を育てることは日本の発展に必要」という観点と教科書採択の関係は? 教育委員会の権限が十分に守られるのか?…
学校統廃合先にありきにならないか
 また、「学校の適正規模・適正配置」(学校統廃合)を教育的な視点で検討するとはしながらも、「教育委員会において保護者・市民への説明責任を果たしながら推進する」としていることはいかがなものでしょう。学校のあり方は、まさに教育的視点から考えるべきであり、あらかじめこの大綱に位置付けることは、学校統廃合先にありきにならないか…と心配です。
子ども子育て支援も練られていない
 今回、基本方針の5番目として、子ども子育ての支援、が位置づけられました。これをみると、学童保育と放課後子ども教室の連携に言及していますが、学童保育と放課後子ども教室の役割が異なることについては何も説明がありません。また、保育園と小学校との連携の推進を位置づけていますが、その目的の中心は、小1プロブレムの解消としています。保育園だけに特化するのはいかがなものでしょうか。学童も保育も記述が少し乱暴ではないか? 十分に練られて出されているのだろうか?…

 やはり、現場の声、市民の声を聞く機会を持つべきだと強く思います。

桑の実とムクドリ
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by hara-noriko | 2015-05-19 00:26 | 市政報告 | Comments(0)

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