私の一般質問から
2015年 06月 16日
さいわい保育園民営化 一気に強行する動き
先日このブログでもお伝えしましたが、さいわい保育園民営化がここで一気に強行される動きです。私は、保護者に相談もなく、話し合いもないまま、6月23日に住民説明会を行うのはおかしい、中止するように求めました。担当課は、「ぎりぎりまで遅らせてきたが、平成29年(2017年)4月の民営化を考えればもう遅らせられない」との趣旨の発言。民営化のスケジュール先にありきですね。
今回の住民説明会が実施されれば、その後すぐに事業者の公募に入るというスケジュール。見切り発車です。さいわい保育園の保護者のみなさんから、今議会に「市はさいわい保育園保護者を切り捨てず話し合いを求める請願」が提出されているにもかかわらず…。
市は保護者の思いと向き合うべきです
全議員に保護者から、『ひまわり』(これからのさいわい保育園を考える会のニュース)が届けられました。そのタイトルは、「委託法人も どんな園になるか スケジュールも 何も決まっていない園に子どもを預ける承諾はしていません! 『入所承諾書』の転園の承諾をしているかのような記載に対して、すべての世帯が申立人となり、東久留米市長に異議申立書を提出しました!」と。市は、いったん立ち止まり、市民と向き合うべきです。厚生委員会で議論します。(*すべての世帯とは、今年度入園した人たちです。)
これでいいのか「教育大綱」
市長が主宰する総合教育会議で「教育大綱」が策定されましたが、昨年8月に策定したばかりの「東久留米市教育振興基本計画」には書いていないことが盛り込まれたり、新たな表現に変えられたものなどがあります。そもそも、「基本計画」は市の教育における最上位計画と明記されているのに、そこをこえて「教育大綱」がつくられることはどうなのか。しかも、その「教育大綱」について、市民意見を聞く手続きをふまないことはいかがか…。という問題意識で質問しました。
市民参加でつくった「基本計画」より市民参加なしの「教育大綱」が優先するのか
市長答弁は、パブリックコメントなどをやる考えはない、と。また、「教育大綱」にもとづいて、「基本計画」をいずれかの時期に改定するとの教育長答弁でした。つまり、どんなに「基本計画」などを市民参加で決めても、常に「教育大綱」にもりこんだものが優先し、それにそって「基本計画」自体が書き換えられていく。しかも、「教育大綱」についての市民意見を聞く手続きはとらないのですから、総合教育会議で決めればそれが絶対になってしまう…、ということにならないでしょうか?
私の質問の翌日(16日)、沢田議員(公明)の質問に対し教育部長が、大綱にもとづき教育委員会で基本計画を改訂していくかどうかは慎重に検討していく旨の答弁がありました。私の質問に対する教育長答弁とは違いがあることから、議事進行をかけました。教育長は、「違いはなく、私としては、大綱にもとづき基本計画を改訂する必要があると考えるが、それは合議制の教育委員会で決めていくもの」との趣旨の発言。私に対する答弁の訂正はありませんでした。
パブリックコメントの実施はあってしかるべきではないか
今回の「教育大綱」には、基本計画では具体化されていない、学校統廃合問題も推進の方向が示されていたり、教科書採択についての記述があったり、グローバル教育が強調されたり、学童保育と放課後子ども教室の連携について示したり、とその中身がどうかという以前に、「基本計画」以上の記述があります。せめてパブリックコメントを実施するなどの手続きはあって然るべきではないでしょうか? もともとの新制度の問題点・矛盾点を感じますが、なんといっても試金石は、市民の声を聞くかどうか、にある…。引き続き、勉強して取り組みたいと思います。
by hara-noriko | 2015-06-16 21:32 | 市政報告 | Comments(3)
皆さん、いかがでしょうか?