障害者スポーツがもっと広く浸透していくように   

 秋は、市民参加の大切なイベントが続きます。10月17日(土)、「第45回 市民文化祭」のオープニング式典に出席したのち、歯科医師会主催の「第22回 歯と歯ぐきの市民健康フェスタ」へ。
ハードル(障害)を跳び越えて!
 18日(日)は、「第19回 市民手話まつり」に参加。市長や多数の議員も参加。共産党市議団からは、篠原重信議員、永田まさ子議員、私が出席しました。
 講演会は、「ハードル(障害)を跳び越えて!」と題し、高田裕士氏と高田千明氏のお話し。二人はご夫婦。裕士さんは最重度の聴覚障害者。デフリンピック(聴覚障害者のオリンピック)日本代表でプロスポーツ選手。400メートルハードル日本記録保持者。千明さんは、全盲のママさんアスリート。走り幅跳びと短距離走の選手。お二人とも、国際大会で何度もメダリストになっている、第一線のアスリートです。
 おおらかで前向きな二人。子育ても自然体。客観的には、違う障害をもちながら家庭を営んでいくことは、とても大変に思えるけど、こんな風にできるんだな、素敵だな…と思いました。
海外で感じた日本との違い
 興味深かったのは、海外の試合に行ったときに、日本との違いを感じたという話。台湾でのデフリンピックは、国をあげておこなわれていて、開会式も満員。千明さんが行ったフランスの大会でもたくさんの人が観に来ていて、自分の国の選手が勝つかどうかにかかわらず、ものすごく盛り上がっていた。障害者のスポーツが日本よりも確立されていることが伝わってきました。
多くの人がスポーツできる環境を整える
 今、日本でもオリンピック・パラリンピックに向け、連帯感が強調されたり、五輪相がメダル何個などという話がされますが、大事なのは、多くの人がスポーツできる環境を整えること、「スポーツは人権」の立場にたつことではないか、と改めて思いました。デフリンピックでは、補聴器をつけずに参加するそうですが、それは、高価な補聴器を買えない貧しい国の選手が不利にならずに参加できるように、ということだそうです。知りませんでした。
 ぜひ、お二人にますます活躍してほしいです! そして、障害者スポーツがもっと広く浸透していくように、応援したいと思いました。
障害福祉の前進へ
 手話まつりのフィナーレは、聴覚障害者のみなさんの和太鼓演奏。新作も発表され、ますます腕をあげていて、すばらしかったです! また、展示も、手話言語法をわかりやすく説明していてとても勉強になりました。
 今年も、学び、楽しむことができる多彩な企画を準備してくださったろうあ協会をはじめ、実行委員会のみなさんに心から感謝し、障害福祉の前進へ一議員としても努力していきたいと思いました。

市民手話まつりの様子
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by hara-noriko | 2015-10-19 02:22 | 活動日誌 | Comments(0)

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