自治体のあり方が根本から問われている 一般質問   

 一般質問が終わりました。
 傍聴してくださったみなさん、ありがとうございました。今回、質問しながら、自治体のあり方が根本から問われている、大変な時期を迎えている…とつくづく感じました。時間切れで、十分再質問することができなかった課題は、厚生委員会・予算特別委員会で取り組んでいきたいと思います。

 質問した中からいくつか…。
障害者や難病者の手当切り下げは撤回してほしい
 障害者総合支援法の見直しがどうなるか不透明なまま、市は障害者や難病者の手当を切り下げようとしています。
 この見直しは、財政健全経営計画実行プランにあげられています。が、9月に質問したときには、「まだ検討中」ということで、市民への影響はわかりませんでした。今議会、議案として提出されたので、実行プランでいうところの、見直しによる「効果額」はいくらだと試算しているのか質問したら、それはわからない、3月には出せる予定と…。
 それはないのではないか。実行プランというのは、市民への影響、市財政への「効果」が不明でも、とにかく削りたいものを載せるというものなのでしょうか? 私は、この議案は撤回すべき、と求めました。議場では、他の議員の方からも、「おかしい」「出し直し」の声も聞かれました。
いったんとりさげて、障害者・関係者のみなさんと議論すべきです
 市は、障害者福祉手当(6700円)を現在受けている人は受け続けられ、新規の人を認めないだけから影響はない、と考えているのでしょうか。差別解消法が来年4月から施行されるというときに、このような切り下げをすすめる…障害者のなかに差別をうんでしまうことにならないか…考え直してほしい…。いったんとりさげて、障害者・関係者のみなさんと議論すべきだと思います。
 つづきは、15日の厚生委員会でおこないます。

公共施設のあり方をめぐる市民アンケート 市は安易な廃止に走らないように
 公共施設のあり方の市民アンケートについて質問しました。
 このアンケートでは、どういう公共施設を利用しているか、利用していない施設を利用しない理由は何か、を聞いています。そして、最後には、「将来的な財政負担抑制のため、既存施設の数を削減したほうがよいと考える施設」は何か、まで踏み込んで聞いています。この結果、男女平等推進センターと文化財展示室等が1位、2位でした。
 でも、これらの施設を利用していないという方の回答をみると、「利用する必要がない」という理由の次に、「施設の存在やサービス内容を知らない」ということが高い割合になっています。一方、市立保育園は、「利用する必要がない」がその施設の目的や内容を知らない人は少ない…だから削減したほうがよい、と答える人は極めて少ないです。
 私は、そのことを示しながら、単純な公共施設廃止に走らないよう、十分な分析をすることを求めました。男女平等推進や、文化財保護は市としてきわめて重要な事業です。そのことをふまえての検討が必要です。
 現在、「公共施設のあり方に関する基本方針検討委員会」がおこなわれており、私は、11月25日に傍聴しましたが、その場でも、このアンケート作業を受託したコンサルが、「この結果だけでこれを廃止する、という極論につながらないようにしたい」と発言をし、委員の方からもいろいろとご意見が出ていました。委員会でどう考えていくかは委員会の判断ですが、このアンケートは市としても今後の基礎資料、と述べている以上、市としてよく分析し、慎重な取り扱いをしてほしいと思います。
増やす必要がある施設のトップは「市立保育園」 市はどうフォローするのか
 また、アンケートで増やす必要がある施設のトップは「市立保育園」でした。増やしてほししいという声に対するフォローはどう考えているのか質問すると、そこはとくにないとのこと。…公共施設の維持管理はコストがかかります。その議論はしなければなりません。しかし、当然のことですが、その施設の目的に照らしてどうか、市としてどういう施設が必要か、など、さまざまな角度から深めていく必要がありますね。

東久留米の夜明け(黒目川から)
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by hara-noriko | 2015-12-11 21:39 | 市政報告 | Comments(2)

Commented by ペケティー at 2015-12-12 19:44 x
一般質問お疲れさまでした。
このスレッドの内容はとてもシリアスなので、どうコメントを書けばよいか難しいところですが、気を取り直していただく意味からも率直な(安直な?)感想を述べさせていただきます。

やはり障害者・難病者への手当切り下げは、試算さえロクに出ていない中、いきなり議案にするのは拙速で手順を踏んでいないと誰もが考えるところだと思いますが、そこで原議員が「この議案は撤回して下さい!」とビシっと主張なさったところは本当にカッコよかったです。
( ↑ そういう問題じゃない!と、おこられるかもしれませんが・・・)

また、篠原議員は一方で数字をしっかり押さえながら、全体にソフトタッチの語り口だったのも初期段階の主張のしかたとしては良かったかと思います。ゴミ有料化の道を頭ごなしに否定するのではなく、「違う道もありますよ」というアプローチは、相手に撤退の道を残すものでもあり、今の段階では適切だったかと思いました。
(残念ながら、それでも市長さんは全く譲りませんでしたが・・・もう少しお愛想があってもいいですよね・・・?)
市議団の皆様は硬軟織り交ぜながら、そして良くお考えになりながら質問をしておられるのだなと改めて感じました。

前日の永田議員の質問時間の最後のほうですが、「東久留米市だけが(ゴミ有料化を)やっていないというなら、東久留米市だけがやっているいらんことはどうするのですか?整合性がない」との切り返しの論理はお見事だったと思います。他の傍聴者の方も、よくとっさにあのロジックを思いつけたなと感心しておられました。

残念ながら、そして申し訳ないのですが村山議員の質問は傍聴できませんでしたが、きっとがんばっておられたことでしょう。
後日ネット配信で時間があれば拝見したいと思います。

会派は違いますが、間宮議員が介護保険について質問して下さったことも嬉しく思いました。介護の問題に関心を持って下さっておられるということは、大変ありがたく感じました。

最後に、9日の午後、原議員が議長をしておられるお姿を拝見し、とても誇らしく思いました。
Commented by 原のり子 at 2015-12-13 14:51 x
ペケティーさん、傍聴ならびに感想をありがとうございます。なかなか、思うように質問できず、いつも反省ばかりですが…。感想やご意見をいただけると、聞いている方が何に着目したかなど、とても参考になり、ありがたいです。また、他会派の方の質問も、ハッとすることもあったり、とても学ぶことがあります。同じテーマでも、そういう角度からくるのか、なるほど、と思ったり。ですので、私は、一つの定例会でノートを数冊使うことになります。一つの問題にはいろいろな見方がある、そのなかで、何が大切かをとらえ、建設的な議論をしていけるように努力したいと思います。

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