市議会厚生委員会 空転の経過   

障害者福祉手当と難病者福祉手当を切り下げる議案をめぐって
 15日の厚生委員会は午後1時から夜9時半近くまでかかり、16日は午前9時半から午後6時前まで予算特別委員会。私は、両方とも委員だったので、さすがに疲れが…。でも、たくさんの傍聴者のみなさんのほうが、本当にお疲れだったと思います。なぜ、厚生委員会が空転してしまったのか…。経過と私の考えを書いて報告したいと思います。
質疑が終わり採決の場面で議員から休憩の申し出が
 15日午後1時、厚生委員会開会。審査する議案は5件、請願12件。
 最初の議題は、議案「心身障害者福祉手当条例」。あわせて、「障害のある人の手当の見直しに関する請願」も議論します。このブログでも何回も書いていますが、これは障害者福祉手当と難病者福祉手当を切り下げる議案で、請願のほうは、切り下げないでほしいと求めている内容。短期間で1079人もの署名を添えて提出されています。
 質疑は、全議員が行い、その後、討論は省略(私は、討論については最終日の本会議で行います)。そして、採決の場面で、三浦議員から、休憩の申し出があり、休憩に入りました。午後3時です。討論を終結してからの休憩というのは、あまりないのではないかと思いましたが、採決前に、賛否について、会派で改めて検討・確認する必要性が出たのではないか、と思いました。そういうことは、どの会派にもありうることです。しかし、なかなか再開する動きがみえず…。
いったん開会、再び休憩に。傍聴の市民から怒りの声が
 4時57分にいったん開会し、時間延長がはかられ、4時58分再び休憩に入りました。そこで、傍聴者のみなさんから、「どういうことなんだ」「なぜ、休憩したままなのか」「厚生委員会は何をやってるんだ」と厳しいお叱りの声が。本当にもっともなことです。
時間を割いて傍聴にきてくださっている市民のみなさんに、申し訳ないです。
市長が「採決前に発言させてほしい」と
 その後、市長から、答弁が不十分だったため、採決前に発言させてほしい、との申し出がありました。質疑も討論も終わっているなかでの市長発言がなぜ必要なのか、今までの議論を覆すようなものはありえない…。市長に趣旨を聞き、厚生委員メンバーで対応を協議。委員長が市長からの申し出を受け発言を許可する、ということを確認しました。
 そして、5時40分に開会。市長の発言は、難病者にとってニーズの高い福祉サービスの提供に努めること、ニーズ調査を行うこと、についてでした。正直なところ、なぜ、この発言があえて必要だったのか…と感じました。
委員会採決の結果は
 そして採決を行い、議案については、島崎孝議員(自)、三浦議員(公)、富田議員(民)の賛成、宮川議員(無)と私(共)の反対で、可決すべきものとなりました。請願は、宮川議員と私が賛成、島崎孝議員、三浦議員、富田議員の反対で不採択すべきものとなりました。
市長は責任の取り方を示すべきです
 その直後、私から「議事進行」をかけ、市長が発言をするまでの間、これだけ長時間議事を停滞させ、傍聴者にも多大な迷惑をかけた、市長の責任は重大であり、最終日に責任の取り方をきちんと示すべき、と発言しました。議員からの休憩でしたが、なぜ、市長発言をするということになったのかは、結局はっきりとはわかりません。
根本にあるのは、拙速に議案を提出したこと
 そもそも、障害者のみなさんの声を十分に聞くこともなく、拙速に議案を提出したため、あまりに問題が多いということが根本にあるのです。市長が、どう応えるのか、待とうと思います。
 それにしても…大変な議案です。翌日の予算特別委員会では、この手当の見直しのために、システム改修費945万円もかかること、その作業は来年の7月末までかかると見込んでいること、などの問題も指摘し、補正予算にも反対しました。22日の最終日、各会派がどういう意見を述べ、最終的な判断をするのでしょうか…。


カルガモ(黒目川)
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by hara-noriko | 2015-12-18 01:06 | 市政報告 | Comments(0)

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