与党が予算修正案 市長の責任は   

 3月24日、予算特別委員会最終日。一般会計の採決直前、公明党から休憩の申し出があり、夕方6時45分ごろから夜中の11時半すぎまで休憩になりました。私たちには、何をどう調整しているのかはわかりませんが、予算がこのままでは否決になる可能性もあるということでの動きです。結局、採決はできず、翌日に延会となりました。
 翌25日、朝9時半に委員会を開会。でもすぐにまた休憩…。
ごみ対策課庁舎建て替えのための設計予算 与党が削除求める
 そして、休憩後、公明党から修正案が提出されました。与党会派から、市長の予算を修正するという提案。内容は、ごみ対策課庁舎建て替えのための設計予算を削除する、というもの。理由は、委員会での議論をもとに課題を整理する必要がある、ということですが…。
 老朽化して、耐震上も問題があり、建て替えが必要であるということは共通の認識です。現在、安全面の配慮から、2年の期限でプレハブをリースし、職員はそこで仕事をしています。そして、検討の結果、新築建て替えが必要とのことで予算が計上されたのです。
与党質疑の中で市長が予算案と食い違う答弁
 ところが、与党の質疑のなかで、リース期間を延長できないのか、プレハブの買い取りはできないのか、などの意見が出て、担当が検討する方向を答弁。さらに、市長が、リース期間は延長しないが、買い取りは確認してみると答弁。新築設計の予算を計上していながら、建て替えるのかどうかわからない…ととれる内容に驚きました。
予算案を撤回して出直すべきです
 「予算提案者としての責任は?」多くの議員が追及する展開になりました。本来、市長自ら予算案を撤回し、出し直すべきです。議会としては、問題ある予算を否決するという毅然とした対応をすべきではないでしょうか。
 残念ながら、修正案は、自民・公明に民主・維新も賛成し通りました。さらに、予算案全体も自民・公明・民主・維新で可決。来年度予算案には、ひとり親家庭住宅手当の切り下げや家庭ごみ有料化への準備など、問題も多く含まれています。共産党は、修正案、および、予算案に反対。市民自治、社民、ハートネットも反対しました。
28日の本会議で全会派が討論 ぜひ傍聴を
 28日(月)の本会議で、全会派が討論をおこなう予定。その後、最終的な採決が行われます。ぜひ、傍聴にいらしてください。

カラシナとコサギ(黒目川)
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by hara-noriko | 2016-03-26 23:27 | 市政報告 | Comments(0)

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