公立保育園廃止計画に意見相次ぐ
2016年 04月 01日
3月29日、子ども子育て会議を傍聴しました。傍聴者のうち、議員は、小山議員、間宮議員、そして私。議題の「その他」として、「東久留米市保育サービスの施設整備・運営及び提供体制に関する実施計画」の説明があり、質疑応答がありました。とても大事な意見が、たくさん出されました。
こんな意見が
「なぜ全公立保育園の民間化なのか?」
「これまでの民営化の検証もしていないのでは?」
「検証しないで、どうやって保育の維持・向上ができるのか?」
「保護者や市民の声はどこにも聞いてもらえないのか?それなのに、なぜ保育の向上になるのかわからない」
「なぜ、案として提示されないのか?」
「子ども子育て支援事業計画の具体化というのに、なぜ、策定にかかわったわれわれに何も話がないのか? もうこれは決まったことなのか?」
「しんかわ保育園の廃止計画を知っていたら、入園しなかったという声もある。保護者への配慮がない」
「さいわい民営化としんかわ廃止での財政効果まで議会で発言があった。配慮がない」
「財政面での公私の比較があるが、ここに人件費が含まれていることをきちんとみるべき」
「駅周辺の保育施設をふやすことが強調されているが、園庭がなく、公園などを利用しているところが多い。保護者の利便性だけでなく、子どもの育ちにもう少し視点がほしい」
「公立保育園に国が補助を出さないので、良い悪いは別としてこういう計画が出てきているのでは?」
「公立と私立がそれぞれ果たしてきている役割をきちんとまとめ、今後どうするのか示すべき。それもなくて民間化、というのはいかがか」
などなど…。
市民の声を聞かずに決めるのは大問題です
どの意見も本当に重要です。しかし、あくまで市としては、決まった計画の報告…。会長からも、「報告のしっぱなしでなく、この会議で出た意見を伝えていただきたい」との発言がありました。
私は、やはり保育のあり方を検討する懇談会などを設置して、きちんと調査・研究していくことが必要だと思いました。とにかく、こんな重要なことを庁内で決めてしまい、市民の声を聞かない、ということが問題です。今日のみなさんのご意見を受け、市がどのように対応していくのか、注目されます。
by hara-noriko | 2016-04-01 00:06 | Comments(0)