沖縄ツアー その2
2016年 04月 14日
どうしても行きたかった辺野古。どんな海を埋め立てようとしているのか、それをさせまいと現地でどんなふうにとりくんでいるのか…。4月5日の朝、県庁前から島ぐるみ会議の「辺野古バス」に乗って現地へ向かいました。
座り込みをしている市民の方々
現在、国と県の和解成立のもと、話し合いに入っており、工事は止まっています。しかし、安倍首相は和解受け入れの会見で、「辺野古が唯一」とも表明。その後も、安倍政権は「辺野古が唯一」と繰り返しています。こうしたなか、学習や交流をしながら監視が続けられています。「写真1」は、篠原さんと。広い道路を隔てた金網の向こうがキャンプ・シュワブ(在日米軍海兵隊の基地)のゲートです。座り込みをしている市民の方々がいるのは、道路を隔てたこちら側。ゲート前や歩道を封鎖するわけではなく、整然と。おばあさんがニコニコと、来てくれてありがとう、と声をかけてくれます。
海を見守り続けて
また、海へ行くと、そこにも長年海を見守り続けている市民の方々が。海の色が変わっているところにサンゴ礁があること、サンゴ礁もさまざまな種類があること、辺野古はジュゴンの採食場所であり、生息のために不可欠であること、これまでの取り組みの経緯…などなどくわしく説明してくださいました。(写真2)
浜には、金網があり、その先には行けません(写真3)。海の向こうには防衛省の監視船が(写真4)。私は写真の技術がなくて、海のすばらしさが伝えられないのが残念ですが、その場に行ってみて、こんなにすばらしい貴重な海をつぶすなんて、本当にありえないと実感です。しかも、辺野古は単なる普天間の移転ではありません。普天間以上の増強された新基地なのです。
「もう基地はつくらせない」の「もう」に思い込め
バスのなかで沖縄の方が話してくれました。「もう基地はつくらせない、というステッカーの、『もう』というところに私たちの思いが込められています。もうたくさんなんです」と。人間関係も含め、ほんとうに言葉にできない苦労があるのだと思いました。新崎盛暉沖縄大名誉教授が、それでも、保守も革新もこえて一緒にとりくむのは、沖縄戦の歴史、由美子ちゃん事件をはじめ基地の事件を通じての人権を守るとりくみ、それらを通じての沖縄の人の誇りがあると辺野古で話してくれました。すごい…。
これまで以上の確信をもって
1回たずねただけの私に言えることなんてあるのか…と思うほどの衝撃を受け、深く考えさせられ、今も考え続けています。でも…、普天間基地は無条件返還、辺野古に新基地はつくらせてはいけない。沖縄だけの問題でなく、日本全体の問題なんだと、これまで以上の強い実感と確信をもって言いたいです。
名護市が米軍基地のことや辺野古移設のことについて解説したパンフレットをつくっています。「米軍基地のこと、辺野古移設のこと」は、こちらから。
沖縄ツアー その3
沖縄ツアー その4
by hara-noriko | 2016-04-14 00:07 | 活動日誌 | Comments(0)