予算要望書から(3)生活保護、障がい者福祉、文化・スポーツの振興   

 日本共産党市議団が並木市長に提出した予算要望書から。今回は、生活保護、障がい者福祉、文化・スポーツの振興についてです。

■生活保護切り下げをせず、徴税はていねいな対応を

(1)国に対し、これ以上の生活保護の切り下げを実施しないよう要請すること
(2)相談に訪れる市民の抱えている事情は、深刻かつ複雑なケースが多い。初回の相談から、よりていねいで親切な対応を求める。そのためにも、ケースワーカーの増員を早急に行なうこと。また、必要な研修の充実をはかること
(3)生活困窮者自立支援制度の相談件数が多く、予約をして待機する状況になっている。窓口の拡充をはかること。また、くらしと福祉の総合相談窓口を設置すること。
(4)「熱中症シェルター」やエアコンの設置・電気代助成などの「夏季加算」を国に求めるとともに、改めて市として訪問実態調査・支援を行なうこと
(5)税の徴収にあたっては、市民のくらしの実態を十分把握して、ていねいな対応をすること。生活を窮迫する差し押さえは禁じられており、慎重な対応を強く求める。そのためにも、2013年11月23日の広島高裁判決を受けて鳥取県が行なった滞納整理マニュアルの見直しをふまえ、市の滞納整理マニュアルを策定すること

■障がい児・障がい者福祉の充実

(1)移動支援の利用時間の上限の引き上げや日中一時支援の充実をすすめること
(2)生活寮増設への支援を行なうこと
(3)障害児の放課後活動への支援、青年期の居場所支援を行なうこと
(4)65歳になった障害者が、それまでに受けていたサービスから後退するような問題が生じないように、一人ひとりの状況に応じて対応すること
(5)わかくさ発達相談室の相談環境の改善を早急におこなうこと。就学期の発達相談の充実をはかること
(6)障害者福祉手当、難病者福祉手当を元に戻すこと
(7)磁気ループを公共施設に順次設置すること
(8)手話言語条例制定に向け、検討をすすめること

■文化・スポーツの振興
(1)中央図書館は直営で存続・拡充すること
(2)図書館の図書等の購入費を増額すること
(3)貴重な文化財の保管場所の確保と展示スペースの拡大などの環境整備をすすめること
(4)絵画・写真・手芸・書道など、市民の作品を気軽に展示・発表できる場所を確保すること
(5)不足している市民の集会施設・スペースをふやすこと
(6)公共施設(生涯学習センターや地区センターなど)の老朽化しているトイレの改善をはかること。洋式化をすすめること
(7)指定管理者制度を導入した施設について、市としての検証を行うこと
(8)スポーツ基本法にもとづき、「スポーツ振興条例」「スポーツ振興基本計画」を策定し、いつでも、だれでも、気軽にスポーツを楽しめるまちづくりをすすめること

予算要望書から(1)子どもの貧困対策・子育て支援
予算要望書から(2)公共料金、介護・高齢者福祉・医療

カワセミ(落合川)
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by hara-noriko | 2016-11-11 22:09 | 市政報告 | Comments(0)

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