一般質問から(1) 子ども・子育て支援 児童館   

 12月9日、市議会本会議で一般質問に立ちました。その内容を順次、紹介します。1回目は、市長がすすめる市政の方向と児童館に指定管理者制度を導入する問題です。

 通告に従い、一般質問をおこないます。最初に、子ども・子育て支援と題してうかがいます。

市長が進める市政の方向は、自らの「理念」と逆行していないか
 市長は、平成27年(2015年)3月に策定した「東久留米市子ども・子育て支援事業計画」の冒頭、はじめに、のなかで大事な視点を述べられています。以下、引用いたします。
 「私は常々、地域社会において、安心して子供を産み育てることができ、子ども自身ものびのびと成長することができる環境づくりは大切であると考えています。また、子ども・子育て支援法の基本理念の一つにもあるように、保育所の待機児解消や地域の子育て支援へのさまざまな課題を改善し、目指すべき環境を実現するには、行政関係者のみならず家庭や地域のコミュニティ、市民、事業者の方々との連携・協働が重要となります。社会全体で子育てを支援し、本市が『夢と希望の持てる元気なまち』へ向けて歩みを進めるためにも、皆様のご理解、ご協力をお願い申し上げます」
 これまで議会でも多くの議員が、市長のまちづくりの理念、子育て支援についてのビジョンは何か、と質問しています。私も、いつも、市長の理念は何なのか、と考え続けてきました。このたび、改めて、先ほど引用した文章を読んで、これが、市長の一つの理念といえるのではないか、と思いました。
 もし市長の理念はこれだ、とすると、今、市長が進めている方向は自らの理念と逆行していないでしょうか。「子ども自身がのびのびと成長する」「市民の方々と連携協働していく」という方向に向かっているといえるのでしょうか。その問題意識にたち、4項目についてうかがいます。

「中央児童館に指定管理者制度を導入する」は市の方針なのか
 まず、第1に、中央児童館の運営方法に関する検討委員会報告書についてです。この報告書の結論は、現在、唯一の市直営で運営している中央児童館にも、平成30年度中に指定管理者制度を導入する、となっています。
 村山順次郎議員(共産党)の質問ですでに指摘した通り、平成22年(2010年)の市民懇談会の報告書では、中央児童館を直営で維持運営するとなっていたものを、ここにきて内部委員会がそれをくつがえす報告書をまとめたのです。私がまずうかがいたいのは、この内部委員会の報告書が市の案なのか、ということです。
 当初、議案説明会の段階では、内部委員会の報告書に対するパブリックコメントを実施するというものでしたが、市の広報12月1日付には、この報告書を市の案としてパブコメを実施するとなっています。改めてうかがいます、この報告書は市の案なのでしょうか。庁議では、どのように報告したのでしょうか。
 なお、質問にあたり、この件が議題となった時の庁議の経過調書を資料請求いたします。議長においておとりはからいのほど、お願いいたします。
市の直営にはさまざまなメリットが
 2点目、この報告書の9ページに、市の直営で運営した場合の効果、メリットが述べられています。
 (1)中央児童館が指定管理者へ助言を行うことで、指定管理者の管理運営業務の改善が図られる
 (2)要保護児童に関する会議に中央児童館長が4児童館の代表として出席しているため、中央児童館が指定管理児童館に情報提供し、情報共有を図ることができる。また、気になる児童や保護者を継続的に支援することができる
 (3)利用者との関係が構築されており、ボランティア及び関連団体と連携が図れている。
 にもかかわらず、指定管理者制度導入という考えをまとめたということは、直営の児童館がなくなっても効果は変わらない、あるいは、より効果があると考えられたからだと思いますが、見解をうかがいます。
4つの児童館を1つの指定管理者が運営するのか
 3点目、今後は、市内4つの児童館を1つの指定管理者に運営をお願いする、という考えなのか、お聞かせください。

【答弁を受けて】
 今回、唯一の市の直営の児童館である、中央児童館を指定管理者の運営にしていく報告書がだされたことはとても重大な問題なので、共産党市議団では、村山順次郎さんと私が質問しました。村山さんは、市民参加の懇談会で中央児童館は直営を維持していくという報告書が出されているのに、それを行革のメニューに載せて、いとも簡単にくつがえすことは許されない、厳しく批判しました。今回の本質はここだと思います。
 私はそのうえにたって、手続きと中身の問題について質問しました。
 資料として提出してもらった庁議経過調書によると、11月18日には報告書としてパブリックコメントを実施するとなっていたと読み取れます。それが11月22日の庁議で、突然、報告書を市の案としてパブコメを行うと変更されています。なぜ、そうしたのかは、はっきりしませんでした。が、早く市の方向性を固めてしまいたい、ということではないか、と感じました。
 しかし、「市の案」というにしては、中身が詰まっていません。市長は、市の方針としていつどのように示すつもりか、と聞いてもはっきりしません。中央児童館も指定管理者にした場合、4つの児童館すべてが指定管理者になるが、指定管理者は1つの事業者にするのか、それとも複数を考えているのか、ということも未定。中央児童館を核にして、他の指定管理児童館と連携をとりながら、要保護児童を支えてきたことをどう引き継ぐかも、未定。指定管理者になれば、5年間で事業者が変わる場合もあります。長いスパンで子どもを支えていく児童館に、本来指定管理者はなじみませんが、そこをどうカバーするかもはっきりしません。
 私は、中央児童館の利用者アンケートでも、「児童館は楽しい」と圧倒的多くの子どもたち、保護者が評価している結果になっていることを尊重し、指定管理者の導入を強行しないこと、市民参加の懇談会を開いて十分な検討をすることを強く求めました。

一般質問から(2) 子ども・子育て支援 保育園
一般質問から(3) 子ども・子育て支援 障害児
一般質問から(4) 子ども・子育て支援 子ども家庭支援センター
一般質問から(5) 高齢者福祉と生活保護について

朝焼け
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by hara-noriko | 2016-12-10 02:09 | 市政報告 | Comments(0)

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