本会議討論から(3)保育園の給食調理業務委託計画の中止を求める請願に賛成
2016年 12月 27日
市は、なぜ、同じ過ちを繰り返そうとするのか
私は日本共産党市議団を代表して、28請願第41号 次期給食調理業務委託の計画中止を求める請願について、採択すべきとの立場で意見を申し述べます。
市は、なぜ、同じ過ちを繰り返そうとするのでしょうか。今年の10月からスタートしたまえさわ保育園の給食調理業務委託は、発表されたのがわずか半年前の3月でした。請願には、「保育園の保護者は動揺し、給食調理業務委託がわかる前に入園が決まっていた保護者に、『聞いていなかった』と大きな不安を与えました」と書かれています。市が、実施計画通り来年の下半期から新たに給食調理業務委託を行うとすると、直営の給食であることが書かれている「市内保育施設紹介のしおり」と矛盾します。保護者のみなさんは、このしおりを参考に入所申し込みを出しています。これでもし強行すれば、また、同じくりかえしです。
保護者の疑問に答えないまますすめるやり方はやめてほしい
さらに、まえさわ保育園でも、半年足らずでは時間がなさすぎて、十分保護者の疑問にも答えないまますすめられ、もうこういうやり方はやめてほしい、と声があがりました。にもかかわらず、今回も同じやり方で進めようとしています。なぜなのでしょうか。まったく理解できません。
来年10月から実施する差し迫った理由もない
さらに、質疑で確認しましたが、どうしても来年10月から実施しなければならない、差し迫った理由もありません。調理員が不足しているわけではありません。これから3月に向けての保育実施計画見直しのなかで、給食調理業務委託についても見直すべきです。まず、まえさわ保育園の検証を十分に行うことこそ、市のやるべきことではないですか。そのことを強く指摘し、本請願の採択を主張します。
(請願は反対多数で不採択となりました。賛成したのは共産・市民自治フォーラムの2会派。その他の会派はいずれも反対しました)
by hara-noriko | 2016-12-27 21:43 | 市政報告 | Comments(0)