東京・東久留米市 3月議会の議案説明
2017年 02月 17日
国民健康保険税をめぐって
国民健康保険税については、市長が国民健康保険運営協議会に諮問し、その答申が出されました。全体で439万3700円の引き上げ、一人当たりにすると年131円の引き上げになる、との内容。共産党市議団は、緊急申し入れのトップに国保税の引き上げをしないことを求め、市長に申し入れをしていました。今回、若干の引き上げになっているものの、軽減措置の改善もあり、低所得者は値上げが抑制されています。全体をよくみて、検討したいと思います。
障害者の訪問入浴事業を実施するための条例改正
障害者の訪問入浴事業を実施するための条例改正も予定されています。多摩26市中24市が実施している事業です。未実施は、東久留米市と清瀬市のみ。さいわい福祉センターの機械入浴でも困難な方が対象になるとのこと。障害者や関係者の声をよく聞いて、サービス内容や利用料などを検討しなければと思いました。
そのほか、家庭ごみ有料化関連、介護予防の新しい総合事業関連なども。また、お知らせします。
気になる保育実施計画の改訂
議案以外で報告されたなかで、保育実施計画の改訂はとても気になります。市民の声も聞かず、委員から要望があったのに子ども子育て会議での議論も認めず、実施計画の見直しがされました。しかも、これは部分的な見直し、とはいえないのではないか、と思います。これから改訂前と比較し、検討します。改めて、報告します。
来年度予算案と市民の願い
来年度予算案も示されました。一般会計は412億6100万円、今年度比6億9500万円の増。今、市議団で分担して調査中です。先日の市政報告懇談会でも報告し、みなさんのご意見をうかがいました。たとえば―。
「新しい総合事業がスタートするなか、地域包括支援センターをふやしてほしい」
「家庭ごみの収集方法が変更され、ゴミ出しに困難がある高齢者や障害者の家庭への支援が必要」
「学童保育の待機解消へ、学校教室を安易に使うのでなく、施設をきちんとつくる検討もすべきでは」などなど…。
「粗大ごみをだすときに、アパートの2階なのでひとりでおろせない。ごみ対策課にいったら、シルバー人材センターに依頼したらと紹介された。しかし、そこでもお金がかかってしまう。ふれあい収集のなかでこういうことも考えてほしい」との意見、ハッとさせられます。福祉総務課で聞くと、「生活保護の方は、粗大ごみを出すのに自己負担はないが、ごみを出すための手間にかかる費用については含まれていない。ある意味制度の隙間ですね」と。有料化を急ぐより、こういうことこそ考えていくべきでは?
このほかにも、たくさんのご意見をいただき、ありがとうございました。議会に生かしていけるようにとりくみます。

by hara-noriko | 2017-02-17 01:54 | 市政報告 | Comments(0)