市民が政治を動かしている―私の政治信条
2017年 04月 28日
市民の声と運動があるからこそ
最後に、私の政治信条を述べさせていただきます。
18年間、東久留米市議を続けてきて、いちばん思っていることは、「市民が政治を動かしている」といことです。議員がちょっと言ったらできるというものではなくて、市民のみなさんの声と運動があるからこそさまざまな施策が実現することを実感しています。
市民のみなさんの運動とともに議員活動をしてきたことが、私の大事な宝物です。それを確信にして都政でもがんばりたいと思っています。
一人ひとりを大事にする、やり直しができる政治をめざす
障害者運動から学んだこと
そのなかで学んだことは、本当に一人ひとりを大事にする政治を、社会を実現することです。
障害者自立支援法がつくられたときは、障害が重ければ重いほど負担も重くなるという人権侵害もはなはだしい法律でした。障害者のみなさんが違憲訴訟を起こして立ち上がり、障害者自立支援法廃止の確約と新法の制定につて国との和解にこぎつけるという命がけのとりくみでした。
ある集会でストレッチャーの上から訴えた方がいました。「私はこうやって息を吸っているけれども、息を吸うことにもお金がかかるんですか」とおっしゃった。介助してもらわなければ食事もたべられない、お風呂にも入れない。「こういう私は自立していないということですか」と。会場は静まり返りました。障害が重くても、一人ひとりが人間らしい生き方ができるように応援する法律でなければならないのに、こういうことをいわせるような法律ではダメだ、と強く感じました。
一人ひとりが違う。それぞれが能力を発揮して生きいきと生きられる、失敗してもやり直しができる、そうしう社会をつくっていくために、みなさんと力わ合わせたいと思います。
百歳の方の思いを受け止めて
先日も百歳の方から、「もっと高齢者福祉も頑張ってね」といわれました。百歳になるまで頑張って生きてこられて、さらに頑張って生き抜きたいと思うから「高齢者福祉も」とおっしゃった、その気持ちに応えるのが政治です。ご一緒にあたたかい政治を実現していきましょう。私も全力を尽くします。



by hara-noriko | 2017-04-28 23:07 | 東京都政 | Comments(0)