党創立95周年記念講演会でスピーチ   

 7月19日、日本共産党創立95周年記念講演会が東京都中野区にある「なかのZEROホール」で開かれました。参加者は第4会場までいっぱいで、ライブ中継もおこなわれました。司会の小池晃書記局長が新しい都議19人を一人ひとり紹介。大山とも子都議団幹事長と私、原のり子があいさつしました。
 社会科学研究所所長の不破哲三さんが「日本共産党の95年の歴史を語る」と題して記念講演。つづいて委員長の志位和夫さんが「歴史的激動と日本共産党―都議選と国連会議について」と題して記念講演しました。お二人の話は、本当に確信に満ちたものでした。
 詳しくは7月20日付の「しんぶん赤旗」や日本共産党ホームページなどで、ぜひご覧ください。
 きょうは、大山とも子都議と私のスピーチを紹介します。

【大山とも子都議団幹事長のスピーチ】

個性豊かな19人の新都議会議員
 会場にお運びいただいたみなさん、そしてインターネットでご覧いただいているみなさん、こんばんは。日本共産党都議団幹事長の大山とも子です。都議会議員選挙での東京のみなさん、そして全国のみなさんの大奮闘、本当にありがとうございました。
 17議席から19議席へと前回に続いて躍進することができました。みなさんの力で勝ち取った19議席。ここに並んでおります19人は、みんな個性豊かです。一人ひとりの力を大いに発揮し、徹底した調査と論戦、そして積極的提案もいっそう磨きをかけ、19人の都議団、事務局が団結して、公約を実現するために全力を尽くす決意をまず申し上げたいと思います。

共産党の話を主体的に聞いて判断してくれた
 都議会議員選挙をたたかって私が実感しているのは、今回ほど都民のみなさんから近づいてきてくださった選挙は初めてだ、ということなんです。怖い顔をして近づいてきて「安倍、ひどすぎる。やっつけてくれ」など、安倍自公政権、森友・加計問題などへの怒りは、共産党ががんばることにつながっていました。
 もう一つは、街頭演説をしていると、通りすがりで立ち止まって聞いてくださる方が珍しくなかった、ということなんです。70代と思われる女性が、ちょうど私が話し終わったところに通りかかり、「あらっ、終わっちゃったの。誰に入れたらいいか、聞き比べて判断したい」とのことでした。
 翌日の演説カ所をお知らせすると、ちゃんと来てくださって聞いてくれました。終わってから「いかがでしたか?」「いいんじゃない」。前日に渡しておいた法定2号ビラもちゃんと読んでいただいていて、「この線でやってね」とおっしゃるんですね。ですから私も、「ぜひお友だちにも話してください」とお願いいたしますと、「大丈夫。これから友だちと会うから、話しておくわ」。とても好意的でした
 この方に象徴されるように、通りすがりで立ち止まって聞いてくださった方々は、きちんと共産党の話も主体的に聞いて判断しよう、ということだったのではないでしょうか。
忘れられないこと
 街頭で赤ちゃんを連れた若いお母さんから、「9条だけは守り抜いてください」といわれたこと、築地の仲卸だという男性からは「自分たちも築地でがんばるけれど、共産党も築地でがんばって」とぎゅっと手を握ってくれたこと、これらのことは忘れられません。 多くの都民のみなさんの願いをしっかりと受け止め、都民のみなさんの運動と力を合わせて、都政を前にすすめるために全力でがんばる決意をのべて、ごあいさつとさせていただきます。ありがとうございました。


【原のり子のスピーチ】

定数2での勝利は市民の力
 東京北多摩4区、清瀬市・東久留米市の地域から都議会へと押し上げていただきました原のり子です。定数2の私たちの地域は、16年ぶりの議席獲得となりました。自民現職、そして選挙直前に民進党を離党し都民ファーストの会推薦候補になった現職、この2人が落選する結果となりました。
 石原都政時代の都立清瀬小児病院廃止に反対し、小児医療充実を求める運動をはじめ、この地域にはさまざまなねばり強い運動があり、そこへ自民党安倍政権への怒りが重なり、今回の結果を生み出した、まさに市民の力だと実感しています。

 今回の選挙で学んだことは、大きくいって2つあります。

共産党の立党の精神が響き合う
 1つは、たしかな大事な変化・前進が生まれていることです。
 共産党は、シルバーパスの負担軽減にとりくんでいますが、都議会のなかには、〝高齢者にかけているお金を他にまわす〟というシルバーパス廃止論を主張する人もいます。私は、「高齢者と若い人を天秤にかけるような考えはまちがっている。必要なところに必要な手立てをとっていくのが本当の福祉の考え方。福祉の心を取り戻そう」とスピーチしてきました。
 「対立ではなく共生を」との訴えに多くの方が共感してくださり、心が通い合ったことは深い確信になりました。国民の苦難の解決へとりくむ、格差や差別をのりこえる、共産党の立党の精神が響き合うことを感じました。

幅広い方々との共同を大切に
 もう1つは、無党派層、保守層など幅広い方々との共同です。
 大変ななかで農業を続けている方々への感謝と敬意をこめて、「都市農業への思い」というカラーのリーフを、農家の方の助言も受けながら、作成しました。農業後援会の力もかりて配布をし、対話も広がり、コピーやまわし読みもされました。
 また、政治がゆがめられているなか、「党派を超えて力を合わせよう」との呼びかけに、多数の市民の方が推薦人として声をあげてくださり、「あの人も応援しているなら」と支持の輪が広がりました。一致点を大事にした共同で、市民の力で、政治を変えようという選挙になったことに感動しました。これは必ず、12月の東久留米市長選挙、市議補選、そして衆院選につながると確信しています。

19議席は全選挙区の努力の結晶
 最後になりましたが、今回の19議席への躍進は、全選挙区の努力の結晶だと思っています。力を寄せてくださったすべての方に感謝を申し上げ、私自身、日本共産党都議団の一員としてがんばる決意をのべて、あいさつといたします。ありがとうございました。


会場は参加者でいっぱい

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紹介された19人の新都議会議員

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スピーチする大山とも子党討議団幹事長

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スピーチする原のり子

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by hara-noriko | 2017-07-19 21:55 | 活動日誌 | Comments(0)

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