9月議会を前に市政報告懇談会 東京・東久留米市   

 日本共産党東久留米市議団の「市政報告懇談会」が8月26日に開かれました。会場の市民プラザは参加者でいっぱい。宮本徹衆院議員、私、原のり子も参加して、国政・都政・市政についてそれぞれが報告しました。東久留米市政をめぐって市議団からリポートが届きましたので、掲載します。ぜひお読みください。

東久留米市議団からのリポート

市議団は9月5日から始まる第3回定例会(9月議会)で取り上げたいテーマについて細かく報告しました。市民の負担増、第7期介護保険事業計画、都市計画税、障害者の就労対策、住民票・印鑑証明などの自動交付の変更、自転車駐輪場の値上げ、豪雨対策、修学援助、道徳の教科化、子ども子育て支援事業計画の見直し、家庭ごみ有料かなど多岐にわたっています。このうち、いくつかを紹介します。



【篠原重信市議の報告から】


12月に市長選・市議補選

 12月におこなわれる市長選挙は、広範な市民のみなさんの一致点で並木市政の暴走を止めて行く、新しい市長をつくっていく、そういうものにしたいと考えています。「新しい市政を創る会」の結成総会が9月3日(日)午後2時から商工会館のホールで開かれることになっています。日本共産党市議団も会派として参加する予定です。みなさんもぜひ参加していただければ、と思います。

 市長選と同時に市議補欠選挙(定数2)もおこなわれます。日本共産党から立候補します。

市民負担増と福祉削減の並木市政でいいのか

 9月議会は、並木市政の問題をただす大事な議会です。

 市には「財政健全経営計画実行プラン」というものがあります。2015年に並木市長が作成したものです。昨年の8月に改定され、今年8月に2次改定がおこなわれました。財政効果が予測されるものとして17項目があげられ、118565000円の効果が2016年度から2020年度の5年間で生まれる、としています。

 このうち、市民負担増と福祉削減は7項目にのぼり、7億5000万円を超えています。効果額全体の7割近くを占めています。ここに実行プランの実態があります。

 自転車駐輪場の値上げ             1756万円

 住民票や印鑑証明などの事務手数料の値上げ   5362万円

 保育料の値上げ              2億5152万円

 学童保育の値上げ               7823万円

 各種手当の削減                7345万円

 高齢者見守りサービスの削減           622万円

 家庭ごみ有料化(10月実施)        2億7600万円

 12月の市長選挙・市議補選は実行プランの是非が問われることになります。9月議会でも「こんな市政でいいのか」と大いに論戦したいと思っています。



【永田まさ子市議の報告から】


住民票などの自動発行機がなくなる

 市印鑑条例の一部改正案が9月議会に提案されます。市役所本庁舎の1階と東久留米駅東口のエレベーターの横に、住民票などが交付できる自動発行機が置いてあります。市民カードを持っていれば利用できるもので、市役所の窓口で交付を受けるのと同じくらいの利用者がいます。市は2つの自動発行機を廃止して、コンビニエンスストアで交付できるようにしたいと提案しています。

 コンビニは東久留米にもたくさんあるので便利になるのではないか、と一瞬思うのですが、マイナンバーカードを持っていないと交付してもらえないことになっているんです。マイナンバーの交付実績が伸びていないことから、こんな提案がされるのかと思います。市民のみなさんにとっては、かえって不便になるのではないでしょうか。これへの賛否は市議団としてよく検討します。

自転車駐輪場の値上げ

 市自転車等の放置防止に関する条例の一部改正案も9月議会に提案されます。内容は2つです。市営駐輪場使用量の値上げと放置自転車撤去料の値上げです。

 《駐輪場》「自転車屋根なし」が年間2万400円から4000円の値上げ

      原動機付き自転車についても年間2万5200円から5000円の値上げ

 《撤去料》自転車は1台につき1000円が2000円に

      原動機付き自転車は1台につき2000円が4000円に

 値上げ幅は大きいです。これについても、他の自治体の状況などもよく検討しながら、態度を決めたいと思います。



【村山順次郎市議の報告から】


家庭ごみ有料化について

 家庭ごみについては、7月から収集方法の変更がおこなわれました。不法投棄や収集方法の変更に対応できない高齢者がたくさんいらっしゃることが伝わってきています。10月から実施予定の有料化について、1リットルあたり2円、40リットルなら80円というのは負担が重すぎる、という疑問の声があがっています。40リットル袋がある22市の平均額は68.5円です。この計画のままで10月から実施するのか、ということを正したいと思っています。

高い手数料で本当にごみが減らせるのか

 有料化によってごみを減らすと市はいっています。1日1人あたり505グラムまで減らしたい、といっています。多摩地域でもっともごみが少ない府中市は539グラムですから、東久留米市の目標はかなりの数字です。505グラムを達成するために高い手数料を設定しているわけです。

 昨年度のごみ量は、1日1人あたり平均580.6グラムでした。一昨年は583.8グラム。有料化でごみを減らせるのか、高すぎる市民負担でいいのか、などをただしていくつもりです。


報告する永田まさ子市議

左は篠原重信市議、右は村山順次郎市議

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市議予定候補の北村龍一さんも参加

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国会報告する宮本徹衆院議員

左は私、原のり子

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by hara-noriko | 2017-09-03 22:00 | 市政報告 | Comments(0)

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