都の人権プラザを視察しました
2017年 11月 06日
11月1日、とくとめ道信都議と一緒に、東京都人権プラザの視察に行きました。まず、港区芝にある人権プラザへ。
「共に生きる」 金澤祥子さんの書が
入り口を入ると、正面に書家、金澤祥子さんの書が。「共に生きる」とあります。素敵です。現在は、パラリンピックの競技についての展示があり、詳しく説明してくださいます。
ボッチャや車椅子を体験
肢体不自由の人の競技、ボッチャを初体験。また、車椅子バスケットボール用の車椅子にも試乗させていただきました。とても軽く、小回りがきく車椅子。相当のスピードが出そうだと思いました。
展示も楽しい
また、子どもも大人も、人権について気負わず考えられる展示も楽しいです。タッチパネルでやさしいクイズに答えながら、楽しみながら考えられます。決して難しいことではないんだな、人の立場にたって考えていくことが大事なんだな、と気づかされていきます。
また、車椅子の体験もできます。ゆるやかな坂道をのぼり、ドアをあけ、自販機でジュースを買う。とくとめさん、とても上手でした!
図書室には、さまざまな人権に関する本や資料が集められていますが、入り口を入ってすぐのところには、人権をあつかったマンガがたくさんそろっています。もちろん貸し出ししています。
とても敷居が低く、入りやすいです。ぜひ、一度訪れていただきたいと思いました。
台東区の人権プラザ分館へ
次に、台東区の人権プラザ分館もたずねました。3月で閉館される予定になっていますが、耐震上は問題なく、多くの団体がホールや集会室を利用しています。施設のメンテナンスはもちろん必要ですが、地域にとってかけがえのない施設になっており、ただちに閉館する理由はありません。
「閉館せず活用を」の声と運動
地域のみなさん、靴・履物産業のみなさんなどが、閉館をせず継続して活用を、と運動しています。展示室にも、人権プラザ分館の歴史が展示されており、もともと皮革産業の振興と地域福祉の増進のために産業労働会館としてスタートした、とあります。そうした歴史もふまえ、東京都が住民の声を受け止めるよう求めていきたいと思います。
人権相談のあり方は?
同時に、考えさせられたことも…。港区の人権プラザでは、人権問題全体の相談を受けているにもかかわらず、分館では、同和問題に限った「特定相談」を行なっています。また、たくさんの人権問題があるなか、同和問題に特化した展示やパンフレットがあります。どのような相談が多く、どのように対応しているのか、人権相談のあり方についても議論していくことが大事だと思いました。
by hara-noriko | 2017-11-06 23:11 | 活動日誌 | Comments(0)