ますます重要 主権者教育
2017年 11月 26日
都議会総務委員会で質問
選挙管理委員会の事業について
11月21日、都議会総務委員会の事務事業質疑で、選選挙管理委員会にかかわる事業についても質疑を行いました。以下主な内容です。
18歳選挙権
18歳選挙権が始まり、選管では、高校において出前授業や模擬投票などを実施している。ところが、提出していただいた資料をみると、毎年のように選挙が行われているにもかかわらず、都選管による高校での出前授業・模擬投票が減少している。状況をうかがう。→都選管ホームページで資料や授業の様子を公開している。それらを活用して市区町村独自にも実施されてきている。それらを含めると、高校において昨年度は109校で実施しており、増えている。
意識を高める取り組みを
主権者教育はますます重要。教育委員会とも連携しながら、意識を高めるとりくみが必要。取り組み状況は?→中学3年生に「レッツスタディ選挙」を教材として配布するなどのとりくみや、教職員の説明会に講師として参加している。
投票の仕方がわかりにくい
先に行われた衆院選において、最高裁判所国民審査と比例代表の投票用紙を一緒に渡され、それぞれの投票箱に入れるが、わかりにくい、戸惑った、なぜひとつずつの投票にしないのか、という声がたくさん寄せられた。本来、小選挙区、比例代表、国民審査、と一件ずつの投票にすべきではないか、と考え、都選管の見解を聞いた。
→何度かやりとりしましたが、総務省が示しているやり方にそって実施している、とのこと。また、選挙の投票が終わったら退出してしまわないように、同時に国民審査の投票用紙も渡している、とも述べていましたが…う~ん、疑問です。また調べていきたいと思います。
<私の思い>
意見表明権などを大事にしてこそ
18歳選挙権がはじまり、若い人達の投票率が話題になるなかで、「大人でも投票しない人がたくさんいるのに、若い人ばかり問題視されるような取り上げ方はいやだ」という声も紹介しながら、全体の投票率アップへのとりくみが大事であることを指摘しました。
また主権者教育のおおもとで大事なのは、子どもの権利条約で位置付けられている意見表明権などが日ごろから大事にされ、子どもたちの意見が社会にいかされていくという経験をたくさん積み重ねていくことです。今後、東京都150年のとりくみが行われるとのことだが、子ども議会を実施したらどうでしょうか。
出前講座と模擬投票
ある障害者通所施設では、選管に相談して出前講座と模擬投票を実施したとの経験をうかがった。大変有効で、自分で考えて決めるということ、そして当日わからなかったら心配しないで係の人に聞けばいいとわかり、自信をもって投票に行けた、との経験を紹介し、こうしたとりくみを選管としてさらに進めていくことを求めました。
選挙管理委員会に質問
朝の宣伝で握手(東久留米駅前)
by hara-noriko | 2017-11-26 13:44 | 都議会 | Comments(0)