米軍横田基地での事故について防衛省に聞く
2017年 11月 26日
11月24日、日本共産党国会議員団東京事務所主催の「横田基地でのパラシュートからの貨物脱落事故と基地強化についての防衛省レク」に参加しました。宮本徹衆院議員、吉良よし子参院議員、山添拓参院議員、基地周辺自治体の市議会議員や基地の監視活動を続けている地域の方々と。
重さ30キロの貨物がパラシュートから落下
パラシュートに貨物をつけて落下させる訓練中、重さ30キロの貨物がパラシュートから脱落し、滑走路に落ちました。この訓練は事前に通知もなく、事故を起こした後も何もなく、住民の方が落下の瞬間を撮影していて自治体に連絡。それを受けて自治体が照会して、判明しました。15日の午前9時54分ごろとのこと。
人命にかかわる事故といえない防衛相
しかし、その貨物の大きさも、どのぐらいの高度から落ちたかも、防衛省は把握していません。30キロの貨物なのですから、落ちたときの衝撃は相当だったのではないでしょうか。一歩まちがえば、大変な事故、人命にかかわる大問題です。
しかし、防衛省の担当者は、人命にかかわる事故だということを決して口にしません。何度ものやりとりのなかで、ようやく、米側に改めて、詳しく聞き取ることを約束しました。
沖縄では死亡事件も起きている
「沖縄では、過去にもパラシュート投下演習でトレーラーに小学生が押しつぶされて亡くなるなどの事件もおきているんです。物資の投下は非常に怖い訓練。どんなことをやっているのかちゃんと聞き出してください」「住宅が密集している横田基地でこのような訓練はやめるようにいってください」とみなさん口々に。
騒音もあまりにひどい
騒音もあまりにひどい、と具体的にみなさんからお話がありました。土日は訓練しないことになっているのに、18日、19日と何度も訓練をしていて、110デシベルを超えている状況。
「ジェット戦闘機のタッチアンドゴーではないか、それは許されない」
「空母艦載機のFA18ではないか。空母艦載機の訓練はしないように東京都も求めているのに、問題だ」
「東京都の要望書の1項目目で、硫黄島の代替地として横田基地で訓練をしないように求めているが、どうなっているのか」
防衛省は改めて確認すると述べました。
日本は独立国なのか?
しかし…日本は独立国ではないのでしょうか? 人命が大事だということすら口にできないなんて、本当にひどすぎます。東京都にある横田基地。基地強化は許されません。やはり、一日も早く撤去していくことが求められると実感します。都議会第4回定例会での議論がとても大事になってきています。知事の姿勢も問われます。
初冬のスズメ
by hara-noriko | 2017-11-26 22:24 | 活動日誌 | Comments(0)