成人式 若い人たちの感性が生きる社会にしたい
2018年 01月 09日
市議の頃から毎年出席していて思うのは、20歳になるまでみんなどんな道を歩んできたのだろう、ということです。中学校区で午前・午後が分けられているので、地元の小学校・中学校ですごしてきた友人と参加したり、会場で出会ったりという姿が多くみられます。でも、病気で学校に通えなかった人、不登校だった人もいます。学校に行っていた人のなかにも、つらさを抱えていた人もいるでしょう。家庭に困難があるなか生きてきた人も少なくないと思います。
でも、20歳まで生きてきたことを大事にして、みんなに幸せになってほしい。そのためにできることをしたい、と心から思います。
成人代表のことばで、午前の部では、「大学で福祉を勉強して、安心できる場所のない子どもがいることを知り、自分は恵まれていたんだと気付いた」という趣旨のスピーチがありました。親がいない、一緒に暮らせないなど、つらい境遇の子どもたちの存在を知り、自分にできることをしようと考えていることが伝わってきました。
また、午後の部では、「戻れるとしたらいつの自分に戻りたいか。…私は、いつも今の自分がいい、と思える生き方をしたい」とのスピーチが。大事なのは一人ひとりが自分らしく生きられること。そのことがまっすぐに伝わってきました。
こうした感性が生きる社会にしていきたい、一緒に力をあわせたいと強く思いました。
成人式が終わって帰りがけに、特別支援学級出身の新成人の方から声をかけられました。「のり子さん来てたね、見てたよ」。そして、少し興奮したように、「中学校のときの大好きだった先生に会えたよ。のり子さん、先生に自分のいた中学校に戻ってきてほしいんだ」と。その傍らには先生がいて、「よろしくお願いします」とニコニコと。
なんだか胸がいっぱいになってしまった。自分はもう中学生ではないのに、戻ってきてほしいと願う。先生も、その気持ちを受け止めて「よろしく」と…。中学時代にこういうすばらしい出会いがあったことが、支えになっている…。生涯のたからものですね。
新成人のみなさんに素敵な出会いがあり、自分らしい人生を送られることを、こころから応援します。
1月7日は、市民駅伝大会、東久留米市消防団の出初式に参加しました。写真はそのときのものです。
北村りゅうた市議、原のり子、村山順次郎市議
by hara-noriko | 2018-01-09 01:57 | 活動日誌 | Comments(0)