八丈島の台風被害 復旧支援で都知事に申し入れ
2018年 02月 16日
●基幹作物のフェニックス・ロベレニーが大打撃
昨年秋、2回の台風で、八丈島の基幹作物である観葉植物のフェニックス・ロベレニーが塩害により、大打撃を受けました。その被害は、耕作面積の73%、134ヘクタール、被害金額は2億5860万円にも及びます。2013年秋の台風の際は、被害金額1億1880万円でした。つまりそのときの2倍以上の被害なのです。
ところが、2013年の時には実施した施肥による土壌改良事業も今回は予定されておらず、新年度予算案にも台風被害への支援も予定されていません。しかも、町議会からは12月に知事あてに意見書も提出されているにもかかわらず。
●とくとめ都議と一緒に八丈島を視察
私の所属している総務委員会は、多摩・島しょ振興も担当します。現地への視察が必要だと都議団で相談し、総務委員のとくとめ道信さんと私が1月31日に八丈島へ行きました。共産党の菊池睦男町議に案内していただき、JA東京島しょ菊池勝男組合長、山下奉也町長ともお会いし、東京支庁へもうかがいました。
●現場の声は
現場での声は…。ロベレニーはほぼ八丈島だけの生産。そのためマイナーなので保障もない。だから東京都でも過去の台風の被害のときは支援してくれたのではないか。肥料の支援がもっとも効果がある。東京都はネットハウスを推奨しているが、高齢の農家がわざわざ導入できるか。必ずしも塩害を防げるのか。何より、今起きた被害に対しての支援が先では? などなど。
実際にロベレニーをみると、塩害で先の方は茶色くなっていました…。
現地の声や状況をふまえての申し入れ。総務局行政部島しょ振興専門課長は、「承りました。知事に伝えます」と。改めての真剣な検討を強く求めました。
(右から)清水ひで子、あぜ上三和子、
とくとめ道信、原のり子の各都議



by hara-noriko | 2018-02-16 03:27 | 都政報告 | Comments(0)