小池都知事の予算案に共産党は反対 その理由は?   

 都議会第1回定例会に提出された小池知事の予算案に、日本共産党都議団は一般会計の組み替え案・市場会計の修正案を提起。これらは否決となりました。そのうえで、共産党都議団は、知事の予算案には反対しました。
 昨年は、組み替え案を提起し、否決されたうえで知事の予算案には賛成しました。昨年と今年の違いは何か…。

小池知事が公約を破って豊洲移転推進に舵を切った
 ひとつは、小池知事が公約を破って、築地市場の豊洲移転推進へと舵を切ったことです。
 昨年は、知事は立ち止まって検討していく姿勢でした。その後、都議選でも、築地は守る、豊洲を活かす、と公約しています。しかし、都議選が終わるとその公約を反故にしました。今回の予算案は、▽築地市場を解体▽道路設置▽豊洲を10月に開場―が前提になっています。築地で働く人たちの合意もない。豊洲の安全も担保されていない。このことが明白なのに本来移転はありえません。

大型開発偏重
 第二に、大型開発偏重の予算案になっていることです。築地市場の敷地内を通る道路、1メートル1億円の外かく環状道路、住民から5件もの裁判が起こされている特定整備路線などを推進するとしています。

岸記念体育会館の移転をめぐる疑惑
 第三に、森元首相など自民党政治家が深く関与して、岸記念体育会館(日本体育協会本部)の移転・建て替えを優遇するという都政を歪める大問題が起きています。しかも、このことを東京都の都合、オリンピックのためのように見せかけて進めようとし、議会での虚偽答弁、文書隠しも行なわれてきました。知事は、このことを解明する姿勢に立っていません。予算案にもこれらに関係する予算が計上されています。

国保税の負担軽減に冷たい都の姿勢
 第四に、国保税の負担軽減についての東京都の姿勢です。区市町村からも、低所得者、多子世帯への負担軽減策を要望されているのに、都は財政支援をすすめようとはしません。それどころか、区市町村が一般会計から繰り入れをしながら、保険税引き上げを抑制しているにもかかわらず、この繰り入れをやめるように方針を出しています。
 こうしたことから、知事の予算案には反対しました。

大事な前進もあります
 一方、予算案には、大事な前進も少なくありません。
 うれしかったのは、障害者医療費助成の対象が精神障害1級の方まで広がったこと。
 また、多摩地域支援のための市町村総合交付金が増額されたこと。
 そして、保育・学童保育・NICU(新生児集中治療室)・特別養護老人ホームの整備目標が引き上げられたこと。
 住宅耐震化助成の対象拡大、子ども食堂支援、医療的ケアが必要な子どもたちの通学保障などなど。

都民の願い実現へねばり強くとりくみます
 都民のみなさんと運動しながら、声をうかがいながら、議会でとりくんできました。こうした前進面については、評価をし、より充実していけるようにとりくんでいきます。
 斉藤まりこ都議が共産党都議団を代表して討論をおこなったとき、こうした前進面を評価することに言及すると、「今度は評価するのかよ」「評価するなら予算に賛成しろよ」との野次が議場から。予算案全体に反対すると、そのなかで評価できることについてものをいうことはおかしいと考えているのでしょうか? 共産党都議団は、これからも、都民の立場にたって、知事の姿勢を厳しく問いながら、くらし・福祉・教育などについての都民要求実現のために、ねばりづよくとりくんでいきます。

日本共産党都議団
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南沢湧水に咲くシャガ(東久留米市)
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コブシの花
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by hara-noriko | 2018-03-31 19:35 | 都議会 | Comments(0)

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